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今回は、青山学院 理工学部の入試傾向や対策を紹介します！
青山学院 理工学部の入試傾向や対策
こんにちは、武田塾溝ノ口校講師のKです。
今回は青山学院 理工学部について調べました。
青学を考えている方はぜひ参考にしてください！
青山学院とは
青山学院は、明治時代に米国のキリスト教会から派遣された宣教師たちが設立したミッションスクールです。
そのため現在でもキリスト教を教育の基本におき、「キリスト教概論」の講義は、建学理念のバックボーンを理解するために必修科目として位置づけられています。
10学部24学科が設置され、総学生数も約1万8000人と大規模な大学と言えます。
国際性やリーダーシップを育むリベラルアーツ教育を実践されており、文系のメインキャンパスが都内の一等地にあることから人気が高いことが特徴の一つです。
青山学院 理工学部の偏差値
青学理工学部の偏差値は55.0～60.0
理工学部の偏差値は中堅といったところでしょうか。
青山学院 理工学部の学科一覧
理工学部は、
・物理・数理学科
・化学・生命科学科
・電気電子工学科
・機械創造工学科
・経営システム工学科
・情報テクノジー学科
のあわせて6つの学科からなり、自然科学の基盤となるサイエンスの最先端研究はもとより、広く社会に貢献することを目指す多彩なテクノロジー研究開発について学び、実践することが可能です。
学科紹介
それでは、それぞれの学科を簡単に紹介していきたいと思います。
物理・数学学科
「物理・数理学科」では実験を通して物理の最先端の研究が行われている一方で、数理的な考え方を重視して自然現象を解明する研究が行われています。
学部卒業後、約3割の学生が大学院に進学します。
中学、高校の数学および理科の教職免許を取ることができます。
多くの卒業生が、電気・機械・情報産業その他の方面に就職し活躍しています。
公式どおりにしていては打開できない困難にぶつかっても、自分の頭で考え、何とか解決する方法を見つける訓練をつむことが、物理、数学を学ぶことから得られる重要な能力で、理工学のどの分野においても新しい問題に対処できるようになるのです。
化学・生命科学科
化学・生命科学科では、物理化学、無機化学、分析化学、有機化学、生命科学の５系列の専門コア科目を基盤に、化学分野及び生命科学分野から構成される多様な選択科目群を配置することにより、 広い視野と柔軟な思考力を身につけ、学問の発展及び変化する社会のニーズに対応できる人材を養成します。
電気電子工学科
電気電子工学は現代の技術革新及び情報伝達メディアの進展を主導しています。
電気電子工学における基礎と応用との両領域を融合した系統的な教育を講義・演習・実験を通じて行い、社会への奉仕と貢献をすることのできる豊かな人間性と、広い視野を持つ優れた人材を育成します。
機械創造工学科
機械創造工学科は「未来を創造する」機械工学科を目指し、従来の機械工学に新たな視点を加えた、これからの時代と社会が求める新しい"モノ創り"のできる技術者と研究者の育成を教育方針としています。
基礎教育を重視する立場から、工業力学、材料力学、機械力学、熱力学、流体力学、制御工学を2年次から3年次に重点的に学習します。
これらの基礎科目を要件科目とし、機械創造工学科のさらに発展した応用性の高い専門科目を学習することになります。
経営システム工学科
経営システム工学科は産業・企業を支える生産・経営のスペシャリストである質の高いエンジニアの育成を目的としています。
基礎的な理論の他に、実際の問題に対して柔軟に対応する能力を養うため、実践的な応用を重視し、演習・実習・実験などの授業を積極的に取り入れています。
また、国際性を備えた高いコミュニケーション能力を養うため、英語教育の他に、学科独自で短期海外研修プログラムを実施しています。
情報テクノロジー学科
情報テクノロジー学科は、青山学院大学で唯一の情報系学科として2000年度開設されました。
情報テクノロジーの応用分野を大きく視野にとらえ、ロボットで代表される、メカトロニクステクノロジー分野、人間工学や福祉の観点からヒューマンファクタテクノロジー分野、人工知能や自然言語処理などのソフトウェアテクノロジー分野、Webや光通信などのネットワークテクノロジーの4つで構成されています。
情報テクノロジー学科の学部生は、以下のような特徴の教育環境のもとで専門教育を受け、さらに興味に応じて他学科科目も履修します。
青山学院 理工学部のキャンパス
青学には青山キャンパスと相模原キャンパスがあり、理工学部は相模原キャンパスになっています。
基本的に文系は青山キャンパス、理系は相模原キャンパスに設置されているということですね。
青山学院大学といえば青山キャンパスのイメージしか持っていないという方も多いかもしれませんが、一等地にあることから狭い青山キャンパスとは対照的に、郊外の広大な敷地を持ち、穏やかで落ち着いた雰囲気が特徴的な相模原キャンパスです。
私は行ったことがないのですが、西洋の雰囲気がある素敵な校舎ですね。
理工学部は相模原キャンパスで学ぶことになるのですが、学部附置機関であるCAT・先端技術研究開発センターや機器分析センターをはじめ、先進の施設や設備は、国内トップレベルを誇っています。
そのような学習環境・研究環境が用意されているのは魅力的ですね。
青山学院 理工学部の入試科目と配点
さて、青学理工の入試データを見てみましょう。
| 学科 | テスト区分 | 教科 |
科目 |
時間 |
配点 |
満点 |
合格最低点 （2020年度） |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
物理科学科 Ａ方式 |
独自問題 | 外国語 | コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ | 80分 | 150点 |
450点 |
<物理科学>（2020年度時は物理・数理学）251点 <化学・生命科> 254点 <電気・電子工> 259点 <機械創造工> 271点 <経営システム工>265点 <情報テクノロジー>282点 |
| 数学 | 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ａ・Ｂ | 100分 | 150点 | ||||
| 理科 | 物理基礎・物理 | 80分 | 150点 | ||||
|
化学・生命科学科 A方式 |
独自問題 | 外国語 | コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ | 80分 | 150点 |
450点
|
|
| 数学 | 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B | 100分 | 150点 | ||||
| 理科 | 化学基礎・化学 | 80分 | 150点 | ||||
|
その他の学科 Ａ方式 |
独自問題 | 外国語 | コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ | 80分 | 150点 |
450点 |
|
| 数学 | 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ａ・Ｂ | 100分 | 150点 | ||||
| 理科 | 「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」から１科目選択 | 80分 | 150点 | ||||
|
物理科学科 B方式
|
独自問題 | 数学 | 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ａ・Ｂ | 100分 | 140点 |
500点
|
<物理科学>（2020年度時は物理・数理学）349点 <化学・生命科> 335点 <電気・電子工> 333点 <機械創造工> 344点 <経営システム工>347点 <情報テクノロジー>356点
|
| 理科 | 物理基礎・物理 | 80分 | 140点 | ||||
| 大学入学共通テスト | 外国語 | 『英語』（リーディング、リスニング） | ー | 100点 | |||
| 数学 | 『数学Ⅰ・数学A』、『数学Ⅱ・数学B』 | ー | 60点 | ||||
| 理科 | 「物理」 | ー | 60点 | ||||
|
化学・生命科学科 B方式
|
独自問題 | 数学 | 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B | 100分 | 140点 |
500点
|
|
| 理科 | 化学基礎・化学 | 80分 | 140点 | ||||
| 大学入学共通テスト | 外国語 | 『英語』（リーディング、リスニング） | ー | 100点 | |||
| 数学 | 『数学Ⅰ・数学A』、『数学Ⅱ・数学B』 | ー | 60点 | ||||
| 理科 | 「物理」、「化学」、「生物」から一科目 | ー | 60点 | ||||
|
その他の学科 B方式
|
独自問題 | 数学 | 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ａ・Ｂ | 100分 | 140点 |
500点
|
|
| 理科 | 「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」から１科目選択 | 80分 | 140点 | ||||
| 大学入学共通テスト | 外国語 | 『英語』（リーディング、リスニング） | ー | 100点 | |||
| 数学 | 『数学Ⅰ・数学A』、『数学Ⅱ・数学B』 | ー | 60点 | ||||
| 理科 | 「物理」、「化学」から一科目 | ー | 60点 |
※ 合否判定は総合点による。ただし、場合により特定科目の成績・調査書を考慮することもある
※ 数学Ｂは「数列・ベクトル」から出題する
Ａ方式は3科目とも配点が同じで、Ｂ方式は英語の配点が低くなっています。英語が苦手な人はＢ方式を狙うといいでしょう。
青山学院 理工学部の入試傾向や対策
それでは、各科目の傾向と対策を見ていきましょう！
英語
◆傾向◆
大問は全部で5問で、長文→単語→文法→会話文→並び替え と出題されます。
長文の日本語訳と単語だけは記述ですが、他の問題はすべてセンター試験でも出題される形式ですからセンターが解ければ問題ないでしょう。
長文は後回しにして単語から解き進めるといいでしょう。
◆対策◆
単語は語義が英語で書かれているので日ごろから英英辞典で語義を確認するようにしましょう。
ターゲット1900、速熟、ネクステ程度の普通の参考書を完璧にすれば問題ないです。
数学
◆傾向◆
大問は全部で5題で、大問1と２が穴埋め、大問３から５が記述形式です。
穴埋め形式の大問では確率がほぼ確実に出題されており、対策は必須と言えるでしょう。
全体として難易度はあまり高くなく入試基礎レベルの出題で、教科書章末問題レベルの難易度を、若干高めた構成です。典型解法を習得さえしていれば、ある程度対応はできるでしょう。
解法が思いつかなくても誘導が多数用意されているので、それに従えば難なく解き切れるでしょう。
◆対策◆
基礎問題集の徹底→次の問題集と過去問の並行
で十分だと思います。次の問題集よりは過去問を重点的にやってください。
基礎問が徹底されていれば戦えると思います。
物理
◆傾向◆
大問は全部で3問、力学→電磁気→波動or熱力となっています。
解答はほとんど選択式なので、次元解析で選択肢を大幅に絞ることが出来ます。
誘導も多いので難なく解き進められるでしょう。
◆対策◆
問題形式と難易度的に、エッセンスはサクっと済ませて良問まで完璧にしてほしいです。
時間がなくて良問を完璧に出来ない場合は過去問を優先しても大丈夫です。
化学
◆傾向◆
大問は全部で3つで、理論→無機→有機の順で出題されます。
ほとんど選択式だった物理と違い理論では細かい計算が、無機では化学式が、有機では構造式が要求され記述問題が多く、解くのに時間がかかるでしょう。
難易度は標準的ですが、計算ミスと暗記漏れに注意する必要があります。
◆対策◆
リードlightノートを済ませたあとレベル別問題集3まではやったほうがいいです。
そこまで終わったら過去問を優先しましょう。
最後に…
いかがでしたか？
青山学院の理工学部に興味がある人の役に立てたら幸いです。
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