こんにちは、武田塾水戸校です。
先日のブログで、「4日進んで2日戻る」ペースについて書きました。今日は、そのことについて「なんで復習が大事なのか！？」について書いていこうと思います。
答えは簡単です。「人は忘れる生き物だから」
心理学者エビングハウスの実験によると、人は覚えた内容を20分で42パーセント、1日後には74パーセントも忘れるそうです。受験勉強の場合は、論理的に関係性やつながりを覚えていく科目が多いので（数学の解答や英単語訳など）ここまでひどくはないのですが、それでも「人は忘れる生き物だ」という前提に立って勉強しなければなりません。そこで必要になるのが、忘れた知識を100パーセントに戻す作業＝復習です。
たとえば、次のケースで考えてみましょう。
A. 100個の英単語を暗記→翌日復習→翌日テスト
B, 100個の英単語を暗記→1か月後に復習→その翌日にテスト
AとBでは,どちらの正解率が高いと思いますか？・・・答えは圧倒的にAです。Aの場合、忘れてしまっていても「ああそうだ！」とやったこと自体を思い出すのは難しくなく、復習する意味があります。ですが、Bの場合、「あれ・・・こんなのあったっけ？」という状態になってしまっているので初学の状態と同じ。さいしょにやった勉強が、まったくの無駄になってしまうんです。つまり、勉強した内容はいつも思い出し可能なレベルに留めておき、完全に忘れる前にもう一度見直して記憶を再構築する必要があるのです。とはいえ復習を無限にやる時間もないので、なるべく回数を抑えて効果的に・・・復習のタイミングが非常に重要になってきます。
武田塾が理想とする復習のタイミングは、まず学習した当日に復習することです。それを4日間続け、残りの2日で復習日を設け、1週間に同じ範囲を3回復習することが「4日進んで2日戻る」ということなんです。
ここまで徹底して復習しないと勉強法は身に付かないものなんです・・・！
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