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英語外部検定利用入試を活用しよう!

こんにちは、武田塾水戸校です。

今日は、大学受験における英語の試験についてのお話です。
皆さんは、【英語外部検定利用入試】という入試方式を知っているでしょうか?
大学受験における英語の試験は、大学入学共通テストでは大学入試センターが、国公私立大の個別試験では各大学が作題し、実施しています。
一方で、英検®(実用英語技能検定)やGTEC、TEAP、IELTSなどさまざまな英語の検定試験も行われています。これらを受験したことがある人も多いのではないでしょうか?

英語外部利用入試_s

英語外部検定利用入試とは?

英語外部検定利用入試とは、英検®(実用英語技能検定)やGTEC、TEAP、IELTSなどを受験し、その成績やスコアを持っている人を対象とする入試のことです。

その成績やスコアを入試の出願資格としたり、得点化して合否判定に利用したりします。つまり、各大学が受験生の英語の学力を、外部検定の成績によって判断するということです。

各大学が独自に実施する一般選抜(共テ利用入試を含む)、学校推薦型選抜、総合型選抜で、英語外部検定利用入試を取り入れる大学が増えており、2021年度入試において何らかの形で外部検定を利用した入試を行った大学は、412大学(全入試合計)にのぼっています(2020年度は395大学でした)。

近年、各大学で実施されている英語外部検定利用入試は、各種外部検定で取得した級やスコアを、受験生の英語力の証明として入試の一部に取り入れるスタイルに進化し、そのバリエーションも豊富になっています。そのため、英語外部検定地要入試の概要を知り、上手に利用することは、受験生にとって有利となります。

 

TEAP入試とは?

英語外部検定の中でいくつか聞き慣れない検定があるかと思います。その中の一つ、「TEAP」について説明していきます。

TEAPとは、「Test of English for Academic Purposes」の略で、ティープと読みます。TEAPは日本英語検定協会と上智大学が共同開発したスコア型の英語力診断テストで、「読む・書く・話す・聞く」の4つの技能の技能を測定するものです。主に大学入試を想定して開発されており、日本の大学教育レベルにふさわしい英語力を測ることを目的としているため、テストの内容も、大学教育や留学先での日常会話・シーンで役立てられるようなものとなっています。

TEAPとTEAP CBTの違い

TEAPには「TEAP」と「TEAP CBT」の2つがあります。名前こそ似ていますが、大学によってはTEAPを入試の外部試験利用として活用していても、TEAP CBTを活用していないこともありますのでご注意ください。大きな違いとしては試験の方式です。TEAPは筆記試験がメインとなり、リーディングとリスニングはマークシートによる択一選択方式、ライティングは解答用紙への記述方式、スピーキングは1対1の面接方式となっています。TEAP CBTはパソコンで解答するテストで、リーディングとリスニングはパソコンの画面上での択一選択方式、ライティングは解答欄にタイピングでの解答方式、スピーキングは音声吹き込みによる録音方式です。また、TEAPの場合は各セクションの配点が100点、4技能の合計が400点満点なのに対して、TEAP CBTは各セクションの配点が200点、4技能合計の最高得点が800点となっています。

受験資格

TEAPにおいても、TEAP CBTにおいても受験資格は「高校1年生以上」です。ただ、大学入試での外部試験利用を想定しているので試験の難易度は高めになっているようです。スコアの有効期限は2年度分となっているので、大学入試の外部試験利用のために活用する場合には高校2年生になってから受験したもののみが対象となります。浪人1年目の場合には高校3年生のときのスコアまで、浪人2年目の場合には浪人1年目のときのスコアまでを使用できます。

 

外部検定利用入試のパターン

出願資格
各大学で指定する外部検定の級やスコアの保有を出願の条件とするパターンです。このパターンでは、英語の試験を免除される場合が多いようです。特に私立大の一般選抜では、独自試験で英語が免除となりそれ以外の教科で受験できる場合が多く、その教科に絞った対策が可能となります。

得点換算
保有している外部検定の級やスコアのレベルが、共通テストや独自試験、個別試験の点数に換算されるパターンです。資格レベルによっては「満点」に換算されるケースもあり、実質的に英語の試験が免除となります。外部検定の級やスコアを保有していても、大学独自の英語試験を受験する大学もありますが、その場合は成績の良い方で判定されることが多いです。
例えば......
英検準2級を持っている ⇒ 英語の個別試験の「70 点」に換算
英検2級を持っている ⇒ 英語の個別試験の「80 点」に換算
英検準1級を持っている ⇒ 英語の個別試験の「100 点」に換算

判定優遇、合否参考
大学が指定する外部検定の級やスコアを保有している場合、1次試験や最終選考などで出願書類の評価や合否の判定における優遇が得られます。

 

英語外部検定利用入試を受験するメリットとは?

英語外部検定利用入試を受験するメリットは、大きく分けて次の3つです。

複数回チャンスがある
英検などは年に複数回実施しているので、目標の級・スコアに達するまでチャレンジすることが出来ます。

受験の負担を軽減できる
特に得点換算の方式の場合は、目標の級やスコアさえクリアすることが出来れば英語の試験対策をする必要がなくなり、他の科目の試験対策に専念することが出来ます。

1つの資格を何度でも使える
多くの大学で採用している外部検定(英検、TEAPなど)を受験して級やスコアを取得しておけば、志望校だけでなく併願大学の外部検定利用入試に対応することが出来ます。

 

2021年度入試で英語外部検定利用入試を行う大学

東日本

国公立

茨城大学、千葉大学、東京芸術大学 など

私立

獨協大学、神田外語大学、青山学院大学、桜美林大学、学習院大学、駒澤大学、芝浦工業大学、順天堂大学、上智大学、専修大学、東洋大学、東京電機大学、東京理科大学、東京女子大学、中央大学、法政大学、明治大学、立教大学、早稲田大学 など

西日本

国公立

金沢大学、大阪教育大学、広島大学、佐賀大学、九州大学 など

私立

京都産業大学、京都女子大学、立命館大学、関西大学、近畿大学、甲南大学、立命館アジア太平洋大学 など

 

利用パターンは各大学によって異なりますので、入試要項を確認してください。
大学入試において、英語のウェイトは非常に大きいです。
入試方式をしっかりと調べて、自分の受験の仕方に合った方式を探っていきましょう!!

 

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