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大学入試の制度と特徴について知ろう!~私立大学一般試験編~

こんにちは、武田塾水戸校です!

今回も、入試の「型」と「しくみ」について書いていこうと思います!

大学入試には、共通テスト・総合型選抜・学校推薦型選抜・国公立大個別試験・私立一般試験と、様々な方式があり、それぞれに特徴があります。
受験生は志望校について考え始めた、というひとも多いと思います。
まずは、入試の制度と特徴を知り、自分に合った方式を選んでいくようにしましょう。

三回目は、私立大学の一般試験についてです!

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私立大一般選抜のスケジュール

まず、4~5月頃から「入試概要」、そして7月上旬からは「募集要項(願書)」の発表・配付が始まります。
「募集要項」の配付時期は各大学によって異なっていて、だいたい9月から11月がピークとなるようです。

大学によっては、「入試概要」で発表した入試科目・配点・日程などを一部変更して、「募集要項」等で発表する場合もあります。
また、入試配点・日程等については、今後、新型コロナウイルスの感染状況によっても変更されることが考えられます。
受験予定の大学の「募集要項」など、最新の情報をホームページ等で必ず確認するようにしてください。

 一般選抜は、共通テスト後の1月下旬から、まず関西地区を中心に本格化し、2月中旬には首都圏を中心に最盛期を迎えます。
3月には後期入試、2期募集などが実施されますが、3月下旬には大半の私立大で入試が終了します。
国公立大とは異なり、私立大の一般選抜は日程さえ重複しなければ何校でも受験できることが、私立入試の利点ですね。

複線入試とは?

私立大には「複線入試」といって、試験日が重ならなければ同じ大学の学部・学科のA日程・B日程など複数の方式を併願できる入試方式があります。
複線入試には、一般的な3教科入試の他に、共通テスト利用入試や1~2教科入試、得意科目重視型などさまざまなタイプがあります。
代表的な3つの例を見ていきましょう。

共通テスト利用

複線入試の主流といえるのは共通テスト利用入試です。この入試方式は、独自試験を行わず共通テストの得点だけで判定するケースが多いですが、独自試験を課して共通テストの成績と総合して判定したり、共通テストと独自試験の両方を受験しいずれか高得点の方で判定を行う大学もあります。2021年入試では私立大全体の約9割にあたる533大学(2020年12月初旬現在)が共通テスト利用入試を実施しました。

 私立大の共通テスト利用入試のメリットは、国公立大との併願がしやすく、共通テストの受験だけで複数の私立大を受験できることにあります。国公立大志願者にとっては共通テスト対策がそのまま私立大対策になるので人気も高く、同じ大学・学部でも共通テスト利用入試は一般選抜より難易度が高くなることが多いです。

共通テスト利用入試の合格者は募集人員の10倍程度出すのが普通です。戦略を立てて挑戦したいですね。

 

全学部日程

全学部日程入試では、全学部や複数の学部・学科が共通の問題で同じ日に一斉に試験を行うため、1回の受験で複数の学部に併願することが可能になる大学が多いです。
さらに、学部ごとの試験とは別の日に行われるので、同じ学部・学科を二度受験することが可能になるほか、併願校との日程重複も回避しやすくなるメリットもあります。日本大や明治大、同志社大のように、大学所在地以外の試験会場を全国の主要都市に設けて「全学部日程」を実施するところもあります。

 

試験日自由選択制

試験日自由選択制とは、同一の学部・学科で複数の試験日が設定され、受験生がその中から試験日を自由に選んで受験できる入試制度のことです。
たとえば、2021年入試の立命館大の全学統一方式の文系の試験ではは2月1日~4日まで4日連続、同じく理系(薬を除とく)でも2月2日・3日両日の試験日を設けていました。

すべての試験日で同じ学部・学科を受験できて、併願校の試験日との重複を避けられるのは、併願の可能性が広がり大きなメリットになりそうですね!

得意科目重視型

得意科目重視型とは、事前に申請した得意科目、もしくは試験を受けて高得点を取った科目の配点に一定の倍率がかかって評価される方式のことです。
たとえば得意科目として申請した国語で90点(100点満点)を取ったとします。仮に得意科目の倍率が2倍なら国語の得点は180点として換算されることになりますね。
また、受験した3教科のうちの高得点2教科で合否判定されるといったケースもあります。いずれにしても自分の苦手科目をカバーできて、自分の得意科目を活かすことができる入試制度です。

成績優秀者への経済的支援

入試で優秀な成績を収めた受験生は「特待生」や「給費生」として学費を免除(減免)されたり、返還不要な一定の金額を支給してもらえる大学が増えてきています。入学後の学業成績が良ければ、同様の特典が用意されることまるので、志望校でこうした制度が導入されているかをチェックしてみましょう。

英語外部検定利用が増加

大学ではグローバル人材の育成に向けて、学校推薦型・総合型・一般選抜の英語試験の代わりに、外部検定(英検、TEAP など)を利用して4技能聞く話す読む書く)を測定する動きも活発化してきました。旺文社の調査によれば、2021年の学校推薦型・総合型選抜で国公私立の366大学(全761大学の48.1%)が、一般選抜で234大学(同30.7%)が英語外部検定を利用しており、2020年よりも増えています。利用方法としては、大学・学部等が指定する英語外部検定の基準をクリアすれば、出願できて英語の受験が免除されたり、英語を満点(級・スコアに応じた得点)に換算してもらえたりと、英語の得点に加点してもらえたりするなど、さまざまなようです。
この方式で受験を検討されている方は、要綱をチェックしておきましょう。

 

私立大の受験科目になる科目は、国公立の2次科目と重なることも多いです。より復習に時間をかけ、抜け・漏れがないよう細部まで知識の定着を図りましょう。
一度受けるだけで複数の私立大に出願できる「共通テスト利用方式」をうまく活用できると良いのではないでしょうか?
私立大専願の人は、絶対の自信を持てる科目(できれば英語)を作り、得意科目重視型など自分に有利な受験スタイルを見つけましょう!

 

 

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