大学入試の制度と特徴について知ろう！～国公立大学二次試験編～

こんにちは、武田塾水戸校です！

今回も、入試の「型」と「しくみ」について書いていこうと思います！

大学入試には、共通テスト・総合型選抜・学校推薦型選抜・国公立大個別試験・私立一般試験と、様々な方式があり、それぞれに特徴があります。
受験生は志望校について考え始めた、というひとも多いと思います。
まずは、入試の制度と特徴を知り、自分に合った方式を選んでいくようにしましょう。

二回目は、国公立大学の個別試験（2次試験）についてです！

「選抜要項」と「募集要項」は必読

共通テストが終わると、2022年1月24日からいよいよ国公立大の個別試験（2次試験）への出願が始まる。
2021年はコロナ禍のなか、国公立合わせて42万5,415人の受験生が出願しています。

国公立大は、各入試の募集人員、入試日程・科目・配点などを「入学者選抜要項」に掲載して、７月末までに発表することになっています。
受験に必要な情報が網羅されていて、前年度からの変更点なども載せていることがあるので公開された際は出願検討校の情報を必ずチェックしておきましょう。
また、「募集要項」は11月から12月中旬にかけて配付されます。募集人員、入試日程・科目・配点などはもちろん、受験の際の注意点もくわしく書かれていて、出願に必要な書類も含まれていますので、志望大学の募集要項は必ず早めに入手しよう。

入試に関する情報は、新型コロナウイルスの感染状況等によっては、変更される可能性もあるので、「選抜要項」「募集要項」については、HP等で最新情報を随時確認するようにしてください

入試スケジュール

国公立大の一般選抜は原則として、共通テストと各大学が個別に行う試験（個別試験〈２次試験とも呼ばれる〉）の総合成績で合否が決まります。
この一般選抜を受験するには、まず９月末頃から受付開始となる共通テストと、年明け（１月24日から２月２日まで）に個別試験に出願することが必要です。
個別（２次）試験では、定員を前期日程と後期日程に分けて募集をする「分離分割方式」で行うのが一般的ですが、中期日程や別日程で募集をする大学もあります。この形式は公立大学で採用していることが多いですね。
分離分割方式では、前期に合格して入学手続きをすると、後期（中期）に出願、受験しても合格扱いはされません。
　前期日程は2022年２月25日から実施され、教科ごとの学力試験などで合否判定を行います。また、後期日程は３月12日以降に実施され、小論文や総合問題、実技、面接などを判定に利用大学も増えてきました。
主体性の評価については、「調査書」を活用する大学が圧倒的に多く、特に「本人記載の資料等」とセットにしている大学が目立ちます。

公立大学ならではの受験機会「中期日程&別日程」

　国公立大の一般選抜は原則として、前期と後期日程に分けて募集をする分離分割方式で行われますが、公立大のなかには、「公立大学中期日程」や「別日程」といった独自の日程で入試を実施するところもあります。中期・別日程は募集人員が比較的多いので、前期や後期日程との併願プランをうまく立てれば、受験機会を最大限に活かせますね。中期試験についても、調べておきましょう

2021年入試で公立大学中期日程&別日程を実施した大学・学部等

釧路公立大- 経済（中期）
公立千歳科学技術大- 理工（中期）
秋田公立美術大- 美術（中期）
国際教養大-国際教養（Ａ、Ｂ、Ｃ日程〈別日程〉）
高崎経済大- 経済（中期）
三条市立大- 工（Ａ、Ｂ日程〈別日程〉）
長岡造形大- 造形（中期）
新潟県立大- 国際地域、国際経済、人間生活（Ａ、Ｂ、Ｃ日程〈別日程〉）
金沢美術工芸大- 美術工芸（中期）
公立小松大- 生産システム科学、保健医療、国際文化交流（中期）
都留文科大- 文、教養（中期）
公立諏訪東京理科大- 工（中期）
長野大-社会福祉、環境ツーリズム、企業情報（中期）
長野県看護大- 看護（中期）
長野県立大-グローバルマネジメント、健康発達（中期）
岐阜薬科大- 薬（中期）
静岡県立大- 薬（中期）
名古屋市立大- 薬（中期）
大阪府立大- 工学域（中期）
兵庫県立大- 理、社会情報科学（中期）
奈良県立大- 地域創造（中期）
岡山県立大- 情報工（中期）
新見公立大- 健康科学［地域福祉］（中期）
叡啓大-ソーシャルシステムデザイン（別日程）
山陽小野田市立山口東京理科大- 工、薬（中期）
下関市立大- 経済（中期）
芸術文化観光専門職大-芸術文化・観光（Ａ、Ｂ日程〈別日程〉）