こんにちは、武田塾水戸校です。
先日、樺沢紫苑さんの「学びを結果に変えるアウトプット大全という本を読みました。
読んで見て改めてアウトプットの大事さを感じましたし、受験生の勉強にも生かせるのではないかと思いました。
特に勉強に置き換えて実行できるといいだろうな~という内容について書いてみます(#^^#)
1. アウトプット=運動
アウトプットするときは、書いたり話したりして運動神経を使うと記憶が定着しやすいそうです。
「運動性記憶」と呼ばれるもので神経細胞が使われるほど記憶に残りやすくなります。
英単語を覚えるときや漢字練習、日本史の重要語句の漢字の確認などで「書きだす」作業を取り入れてみると、いいかもしれませんね♪
また、声に出して読む作業も、実感として記憶に残りやすく、良さそうです。
2. やる気スイッチは時限式
やる気スイッチはやる前に入るのではなく、やり始めると入るようです。
人の脳は作業を始めると、だんだんやる気が出てくるような性質を持っているんですって。知らなかった・・・。
「やる気が出なくてボケボケする」のではなく、「やる気になれないからこそ自分を奮い立たせて取り合えず行動する」ことが大事なんですね((+_+))
3、質問することの大切さ
勉強においては「質問する」ことも大切です。
自分自身に、相手に質問をすることで,脳は活性化し,必要な情報を集めてくれます。
脳に対して,事前に単語登録をしておくと,世の中にある膨大な情報の洪水の中から,
単語登録した情報を選択的に拾ってくれるのです。
これを,「選択的注意」といいます。
この選択的注意を発動させるための事前の単語登録が「質問する」ということです。
問題集と並行して使用する講義本を読む前に,自分はこの本から何を学びたいのか、何について調べたいのかを質問して,
整理してから本を読むと,脳は,本の中から質問に対する回答をみつけてくれるのです。
また、「わからないことをそのままにしない」ことももちろん大切ですよね!
4、「ぼーっとする」
特になんの作業もしていないぼーっとした状態のとき,
脳内では,「デフォルトモード・ネットワーク」が活発に稼働しているんだそうです。
デフォルトモード・ネットワークとは,脳のスタンバイ状態のことで,脳内で,
自分のこれからをよりよいものにしていくための準備を整えているのです。
模試ラッシュが始まり、過去問に手を付けハジメ、いろいろと焦ったり、忙しく動き回る時期です。
ただ、そうやってただただ自分を追い込んでしまうと、息切れもしてしまいます。
そんなときは、ひと呼吸おいてみましょう。
あえてぼーっとすることで脳が活性化して,
ひらめきである「アハ!体験」が生まれるのです。
受験においては、知識をひたすらに詰め込んでいく「インプット」だけではいけません。
「その根拠が説明できるか」など、自分の知識を外に出して確認する作業、つまりアウトプットがとにかく大事になります。
それは,アウトプットしないと,インプットしたことが記憶に残らないからです。
校舎長の経験上,アウトプットした情報は記憶に深く残っていますが,アウトプットしなかった情報(覚えて終わってしまった情報)は,ことごとく忘れてしまいます。
アウトプットすることで情報は記憶に残り,知識として定着していきます
「インプット」したことをしっかりと「アウトプット」する。
このことを意識して、受験本番に備えていきましょう!
参考:「学びを結果に変えるアウトプット大全」
著者:樺沢紫苑
出版:サンクチュアリ出版(2018年)