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青山学院大学2021年度入試「総合問題」の対策【法学部A方式】

総合問題のサンプル分析第二弾!!

青学法総合問題記事(A)

 

こんにちは。

武田塾南浦和校です。

 

2021年度入試から大きく

制度が変わる青山学院大学。

 

青学法入試形式

 

一般試験でも大学入試共通テストの

結果を使用するというまるで

国公立大学のような入試形式に

なり、また個別試験では

「総合問題」という何がでるのか

よく分からないうえに配点の高いもの

挑むことになります。

 

8月初旬現在、全大問のサンプルが掲載されているのが

法学部のみですが、今回はA方式が7/21に

掲載されたので、特集します。

 

ちなみにA方式とB方式の違いは……

科目数に差異はないので、配点ですね。

共通テストの英語・国語の配点が

A方式:100:150

B方式:150:100

なので、国語(漢文含む)で点数が稼げるならA、

英語(リスニング含む)が得意ならBという

形でいいでしょう。

あるいはB方式の「総合問題」には

英語も含まれます。

あらためて、英語が得意な人が

チャンスのあるのがB方式と言えます。

 

英語より得意な科目があって、そこで

勝負したいということであれば、

A方式という選択肢も出てきますね。

 

さて、あらためて法学部法学科A方式

サンプル問題をみていきましょう。

 

大問Ⅰは現代文の分野から出題。

青学法(A)大問1の1

青学法(A)大問1の2

 

まずはこのように文章が出題されます。

 

青学法(A)大問1の3

 

そして問題はこの通りです。

 

問1はオーソドックスな内容一致問題。

筆者の主張に照らし合わせて

適切なものには1を、適切でないならば2を

マークする問題です。

この問い自体に独特な傾向は見受けられません。

ですから、基本的にこちらは現代文読解の

参考書であればどれでも対応できるものではあります。

 

今回は、その中からこの手の問題への取り組み方が

しっかり勉強できるおすすめの教材を

ご紹介します。

 

ゼロから覚醒

 

「ゼロから覚醒 はじめよう現代文」

現代文への取り組み方が多く学べるのですが、

今回の内容一致問題で大切な部分も

書かれています。

それは

筆者の述べていることと合っているものを選ぶ

ということです。

※12pに載っています。

 

一般的な考え方や自分の考え方を

混ぜ込むのではなく、筆者の主張に

忠実なものを探す、という目線を

しっかり意識させてくれる

そんな一冊です。

 

この参考書からスタートし、

入試問題レベルまで使える「目線」を

習得しましょう。

 

問2・問4・問5は漢字の読みとその意味。

これも奇をてらった形式では

ありませんね。

 

さて、お話すべきは

漢字の参考書のどのレベルまで

やっておくべきか、ということになります。

 

武田塾のルートで採用されている

「漢字マスター」で見てみましょう。

 

漢字マスター

 

今回の「所謂」と「畢竟」は

こちらのテキストの「読みA」

収録されていました。

※難易度が低い順にA→Bとなっています。

 

武田塾では「読みA」はしっかり取り組んでもらう

範囲になりますので、何冊も手を出さずに

一冊を仕上げるイメージで取り組んでいきましょう。

 

また、この参考書のいいところは

例えば「畢竟」という問題文の横に

その語の意味まで書かれているという点です

(赤シートで隠せるようになっています)。

 

これでこの問2・問4・問5は

対策できます!!

 

問3は接続詞補充問題。

さて、一旦飛ばしていた

接続詞補充問題ですが、

こちらもよくある問題になっています。

 

日頃の勉強では

前後の文章の論理的な繋がりを

きちんと整理する癖をつけたいところです。

したがって、そのあたりの解説も

詳しい「現代文へのアクセス 基本編」

「現代文ポラリス1」などで演習を積んでおきましょう。

 

アクセス基本編現代文ポラリス1

 

問6は要約問題。配点はここが圧倒的に高そう。

最後に待っているのは要約問題です。

この手の問題は一朝一夕に

できるものではないので、

筆者の主張を簡潔に盛り込む

訓練が必要です。

 

そんな中、その練習ができるテキストが

「現代文読解力の開発講座」です。

 

開発講座

 

こちらは文章題が普通に収録されている

だけでなく、各問題に「読解力開発問題」と

銘を打つ文章要約問題が収録されているため、

まさに対策のひとつになります。

 

参考書の位置付けとしては

「日大レベルの入試問題が8割程度取れるように

なった時に次に進めるテキスト」です。

チャレンジしてみてください。

 

大問2は政治経済分野からの出題(一部現代文)

青学法(A)大問2の1

     青学法(A)大問2の2

 

問1・2・4は政治分野の問題。

問3は接続詞の問題なので割愛するとして、

この大問は大学側のメッセージがかなり色濃い

出題となりそうです。

司法に関わる問題が見られます。

 

さて、これらの問題がどれを

やっておけばできるか、という話ですが

「爽快問題集」全て記載がありました。

 

畠山問題集

 

大学が公表している通り、政治経済分野からの

出題が見られるので、ここは律義に

対策しておくべきでしょう。

 

とりわけ問2のアメリカの違憲審査権に

ついては日本史でも世界史でも触れることは

まず難しいですので「政治経済」を勉強しておいてほしい

といい大学側のメッセージとして受け止めましょう。

 

ただ、先ほどもお伝えした通り

一冊の問題集の中に全て記載があるということですから、

難易度がいたずらに高いわけではありません。

教科書を併用して、一冊をしっかり仕上げていきましょう。

 

畠山講義

 

大問3も引き続き社会の分野から!

青学法(A)大問3の1

青学法(A)大問3の2

青学法(A)大問の3の3

青学法(A)大問の3の4

 

世界史or日本史と政治経済が混合した大問

問1はポツダム宣言の内容についての

正誤問題ですが、こちらは日本史と世界史の

両方の教科書に記載があります。

 

山川日本史教科書山川世界史教科書

 

ですから、さすがに日本史・世界史両方を

勉強しておかなければならないという話ではなく、

共通する内容についての出題がある、

というイメージでよさそうです。

 

また、用語を単に覚えていればいいというのが

通用しないのはどの大学とも一緒ですし、

細かいところを突いてくる問題ではないので、

ここは社会科目のオーソドックスな勉強法として

一問一答系のテキストをやりつつ、

教科書の内容を読んでおきましょう。

 

また、政治経済分野は

「畠山の爽快講義」に全て載っていますので、

政治分野を中心に勉強しておきましょう。

 

試験時間はどうか。時間配分は?

90分で大問3つ。

記述は大問1の問6(要約問題)のみ。

・大問1→40分

・大問2→25分

・大問3→25分

と仮定してみると、

時間にはある程度余裕のある

試験問題と言えます。

 

青山学院大学法学部法学科A方式の科目まとめ

科目は以下の通りです。

・現代文

・政治経済

・日本史or世界史

 

というわけで先述の通り、

英語の比重が少ない代わりに

しっかり政治経済を勉強しておく必要が

あります。

 

A方式はこんな人が志望しやすくなっています。

国公立(文系)志望の人

・国公立二次対策で国語の記述を勉強している

・共通テスト科目で社会二科目勉強している

という形で、わざわざ青学のために科目を増やす、

ということが起きないため、

併願へのハードルが下がっていると言えます。

 

青山学院大学法学部法学科A方式のまとめ

英語が比較的重視されていないため、

代わりに社会科目の勉強量が多い

・とはいえ昨年度までもずっと言われていたことだが、

青学の国語と社会はそこまで難しいものではないので、

参考書一冊をしっかり完璧にすれば戦える。

 

以上、ご紹介した参考書をぜひ使って

対策してみてください!

 

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