はじめに
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皆さんの中にはMARCHを志望している人や関関同立を志望している人がたくさんいると思います。さらに言えば関東に住んでいるけど関関同立を志望していたり、関西に住んでいるけどMARCHを志望しているという人もいるかもしれません。
そして調べてみるとMARCHと関関同立の入試方式の違いに驚いたりする場合もあります。
そこで今回はMARCHと関関同立の入試の仕組みの違いについて紹介していきたいと思います!
入試の仕組みが全然違うので間違えないように注意しましょう!
また今回紹介する内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでもお話しているのでぜひそちらも併せてご覧ください!
対策の違い
まずはMARCHの入試の対策方法について説明していきたいと思います。
MARCHの入試は学部ごとの対策が重要になります!
例えば明治大学の過去問をやるときに学部ごとに傾向が違うため、個別に対策していく必要があります。そのため志望している学部とは別の学部の過去問を解いたら使える部分はありますが、対策が変わっていきます。
一方関関同立の場合は、例えば関西大学を目指している人はどの学部を解いても傾向が全く同じになります!違う学部の過去問も対策に使うことができます。
ここが大きな違いになります。
つまりMARCH志望の受験生は同じ学部の年度を遡って対策することがベターで、関関同立志望の受験生は最新年度の他学部を対策することがベターになります!
入試内容の違い
基本的には関関同立の方が受験しやすいです。
MARCHは入試が複雑化していて、逆に関関同立はシンプルです。
関関同立の文系の場合は、英語・国語・選択科目を勉強していれば基本どの大学も受けることができます。
しかし、MARCHは英検や共通テストをメインに利用したりすることが多く、学部ごとに対策が必要で複雑です。
ここがMARCH志望の辛いところになります。
関関同立でも英検や共通テストを利用した入試はあるのですが、メインではありません。
MARCHの中でも厳しいのは青山学院大学と立教大学になります。
これらの大学はメインの勉強と英検のタイミングを考えたり、共通テスト対策やリスニング対策、総合型選抜の出願、併願校の対策など考えなければいけないことが多いです。
立教大学・青山学院大学・(上智大学)は共通テスト点数で英語が決まってしまう方式があります。
私大の対策ばかりしていて、共通テストが全然取れないという状況に陥らないようにしましょう!
また、私立大学の文系志望の人はリスニングを疎かにしがちです。私立専願だと共通テスト以外はリスニングを使わないことが多いので後手になる人が多いです。
英語長文の問題集などに付属している音源を聴くなどして耳が英語に慣れるようにしておきましょう!
MARCHの特徴(文系)
青山学院大学の特徴
青山学院大学で特殊な入試方式をとっているのが、法学部・国際政治経済学部・総合文化政策学部等です。これらの学部では、共通テスト+総合問題が出てきます。
例えば国際政治経済学部なら科目でいえば政治・経済がメインなのですが、日本史や世界史、英語も入ってくる問題が出てきます。
複合型の問題は急に出くわすと対応ができません。
そのため早めに特殊な入試に対応する傍ら、他に併願校があるなら明治大学などのスタンダードな問題を解いていくのがおすすめです!
また、青山学院大学の個別日程は共通テスト+独自問題・融合問題・総合問題と受けづらい入試になるので注意しましょう!
倍率にも反映されて全学部日程は高く個別日程は低いです。
しかし、情報が複雑化している分そこを追いかけて対策しているほうが有利になるとも言えます。
併願しづらいですが、みんなが逃げる日程なので狙い目でもあります!
立教大学の特徴
立教大学は共通テストより英検利用が有効です!
そのため英検を受けるタイミングが重要になります。
『英検準1級でる順パス単』の開始タイミングの見極めに注意しましょう!
法政大学の特徴
法政大学では、T日程入試(統一日程)という方式があります。
2科目で複数学部の併願が可能な方式ですが、単純にテストが難しい方式です。
このようにMARCHは併願しづらかったり、英検が必要だったり、テストが難しくなったりと弱点が多くあります。
関関同立の特徴(文系)
立命館大学の特徴
一方、関関同立の場合は英語・国語・選択科目どの大学もほぼ同じ対策でうけることができます。
唯一ケアしたいのが立命館大学になります。
一般の入試もありますが、共通テスト+独自試験で実施される共通テスト併用方式が穴場になります。
関西学院大学の特徴
英語・数学の独自日程があります。
数学ができる人や数学で取りたい人にはおすすめです。
ですが、基本的には英語・国語・社会で関関同立はどこでも受けられるので、受けやすいのは関関同立になります!
入試の時期
関関同立の場合、同志社大学を除いて入試の時期が早めです。
2月1日~4日まで山場になります。立命館大学・関西大学・関西学院大学などが一斉に入試を実施します。
同志社大学は4日5日に全学部日程、6日~10日に個別日程があります。
2月の第1周でほぼメインの入試が山場を向かえています。
一方MARCHは2月の中旬に集中しています。そのため関関同立志望の方が若干早めの対策を求められます。
このように関関同立とMARCHでは入試の方式が大きく違います。
間違えないように注意しましょう!
まとめ
今回はMARCHと関関同立の入試方式の違いの紹介でした!
関関同立とMARCHは偏差値的には似ているかもしれませんが、入試の仕組みが全然違います!
共通テストや英検などの有無があるので入試形式を調べておくことが必要になります。
東京以外の受験生は特に青山学院大学・立教大学・上智大学を受ける場合は入試の仕組みをかなり調べておかないとミスに繋がります。
また、学部ごとに対策が求められるMARCH、いろんな学部の問題を解いて大学ごとの対策をする関関同立というように対策の理解をしておかないとその地域の人に負けてしまいます。
そうならないようにしっかりと自分の志望する大学、学部の入試の仕組みについて入念に調べておきましょう!