ブログをご覧の皆さん、こんにちは!
伊予鉄松山市駅から徒歩3分、松山市の予備校、武田塾松山校です!
みなさん勉強の進捗はいかがですか?夏の暑さにまけず合格への道をぐんぐん進んでいきましょう!
今回のテーマは「世界史の勉強法」です。
世界史の勉強につまずいて思うように進まない人も多いはずです!そこで今回は、世界史をうまく進めるコツを伝授していきます!
世界史の勉強がうまくいかない人あるあるとして「通史が途中で止まっていて、仕切り直しを繰り返すパターン」というものがありますがどうしてこれが起こってしまうのでしょうか?
日本史と異なるポイントは?
世界史と日本史の異なるポイントとして、各地域を縦に短く見ていき、一通り横の流れで見る。これがおわったらまた短いスパンで縦をみて横の地域に広げていくという風に、細かい部分で途切れてしまうので全体像が見えずにつまづいてしまうということが起こってしまうようです。
イスラムの初期あたりでつまづく人が多く、ギリシャ、ローマ帝国、古代の中国あたりや、エジプトなど、この辺の古い時代のことはある程度知っているけど、そこから千年ぐらい途中に空白ができてしまい、ルネサンスあたりまで戻ってこないという人も結構多いです。
この間がすっぽり抜けてしまっているということです。
世界史では通史を走りきることが最優先となっています!
2〜3ヵ月またはゆっくりやって半年ぐらいまでにはいったん通史を走りきってしまうことをおすすめします。最初を覚えていない状態だと余計な時間がかかってしまうので、短期間で全部入りきらなくても、走り抜けることが大事です!!
高校1・2年生の場合、マンガで通史を走りきるのが楽です!
初学者や世界史に対して苦手意識を抱いている生徒におすすめしているマンガが「世界史の勉強法をはじめからていねいに」です。流れと重要事項が学べる参考書になっていて初学者が2時間で読めたということも!実際の武田塾の生徒にもいました!まずは、概要をざっと読めるとその後の勉強がとても楽になります!
一問一答あるある
一問一答をしている人によくあることですが、最初から詳しくやりすぎているということが言えます。最重要の用語だけでいったん通史を通してしまって、次は縦を勉強していくことが大切です。この縦横というのを世界史では意識していかなければなりませんが、世界史で抑える考え方は
縦:1つの地域の流れ
横:同時に起こっている流れ
となっています。基本的には縦のほうが習得しやすくなっています。
その理由としてやはり縦のほうが繋がりが明確なので、勉強していても違和感なくできるということが考えられます。
中国史を整理しよう!
武田塾の中森先生が世界史の勉強でよくいうアドバイスとして、「通史をいったん終えれば中国史を整理」があります。中国史は古代から現代までずっと1つの地域でいろいろな長い歴史があり、世界史の中では日本史のポジションに近いため、日本史のように整理すると覚えやすくなっています。
他の地域はどうしても国がくっついたり離れたり領土が大幅に変わったりしますが、中国は比較的同じ地域で古くから現代まで追うことができます。そのため、いったん中国で整理の仕方を学んで他の出入り数が大きい地域から細かい地域を整理していくようにしましょう。
地図と一緒に進めることをおすすめします!手間にはなりますが、資料集などを開いてどの地域なのかというところを見れると頭の中でも整理しやすいですし、地図は何回も繰り返し見ていくうちにある程度頭の中に残ってくるようになります。
世界史の勉強のコツ
・通史をしっかり走りきって全体像を把握する
・大きい地域から縦の整理ができる
・地図を見ながら行い地図が頭の中に入ることで時代ごとのイメージをつける
と、この3つがコツです。
世界史が止まりがちな人は用語を先行して知っていますが、これがどこの国やなんのことなのかよくわかっていないケースが多いのです。
おすすめの参考書!
縦に整理するためのおすすめの参考書として、「世界史用語 マルチ・トレーニング」「時代と流れで覚える!世界史B用語」があります。この辺が整理しやすくなっています!
ノートにまとめよう!
難関大学に受かる多くの人は自分でノートにまとめています。苦手な地域を覚えるときは自分なりに工夫してノートにまとめ、覚えやすい状態にすることが大切です。
中森先生が受験生の時代には、メモリーツリーが流行っていました。ノートが上手な人はメモリーツリーを書いて自分で整理していた人が多かったようです。
中森先生は、まず①国の名前②王③出来事 というように整理する順番を決めてノートを作成していたようです。
注意点!
ノートを使って全部まとめるのはNGです。
これは辞めていただきたいことです。すでに「時代と流れで覚える!世界史B用語」でノートにまとめたようにきれいに整理されていて、自作でまとめる作業時間がほぼ不必要です。
全部を自分でまとめようとするとあまりにも時間がかかってしまうので、苦手分野や自分でなかなか整理できないという部分に関してピンポイントでノートにまとめるようにしていきましょう。
ノートというよりは、教材に書き込むことを推奨しています。
「マルチ・トレーニング」や「一問一答」に新しく得た知識や補足したい内容を書き込んで、どうしても整理しきれないときや、ちょっと詳しくまとめたいというときにノートを使用していきましょう。模試で間違えた知識を書き足して行くと、知識を一元化できて受験に役立つので書き込みを大事にしていきましょう!
共通テストなどのそこまで難易度が高くないところのまとめをしたい場合には「時代と流れ」がオススメですし、難関私立・国公立志望の人には「マルチ・トレーニング」をまとめに使うのがいいのではと思います。
このあたりは自分の志望校に合わせて参考書を選んでいってくれればと思います。
今回のまとめ
・世界史の勉強法は最初に通史を走りきってしまいましょう!
・縦の整理と地図のイメージでより知識を深めていくことが大切
・苦手な箇所の補足が欲しいときはノートで整理するのもおすすめ
今回紹介した勉強法のポイントを駆使して世界史の勉強を頑張っていきましょう!