こんにちは!
武田塾松山校講師です!
いよいよ受験がもうすぐそこまで迫ってきています。
そこで今日は!!センター試験についてのブログです!!
高校1・2年生の非受験生も必見です!
センター試験の対策って何すればいいんだ!?
国立大学志望の受験生が避けて通れない関門、センター試験
前回の英語・国語・地理に引き続き、理系国立志望生に必要な科目すべての対策方法について紹介していきたいと思います!!
前回のブログはこちら↓
【理系国立志望必見】全科目センター対策を徹底解説!英・国・地理編
今回は数学・物理・化学についてです。
少しずつ動画を掲載していくので是非見てください!
まず数学から大問別にみていきましょう!
数学ⅠA
次は数学です。英語よりも時間的に厳しいイメージですが、ここもちゃんとした対策をして試験に臨めば9割以上は固いです!!
因みにですが、時間無制限に問題を解いてみて点数が6,7割に届かない人は基礎的な学力が備わっていない可能性が高いので、以下を読む前に勉強が足りていないと思われる分野を復習しましょう。
数学の基礎的な勉強についての動画も参考にしてくださいね!
まとめ動画はこちら↓
関連動画も参照ください!
大問1
数と式、集合と命題、二次関数からの出題が多いですね。
数と式、二次関数に関してはセンター以外でも多く扱う分野なので、センター試験のために特化した対策をする必要はないと思います。
問題は集合と命題ですね。
ここは本当にぽろぽろと点数を落としてしまいます。
私もここの範囲ではいつも数点落としていた気がしますし、後述するデータの分析と並んで一番厄介な範囲だと思います、、
しかし!!!!
内容的にはなんら難しいものではありません。(だから余計に間違えてしまうとむかつくんですけどね笑)
ここをノーミスでクリアするには必要条件と十分条件を正しく理解することに尽きます!!
ここで私がわかりやすかったなと受験生時代に思った例を挙げてみます。
A君が旅行で札幌に行ったと仮定しましょう。この時、札幌は北海道にありますから、友達に北海道に行ってきたと十分言えますよね。
すると隣にいたBさんが北海道に私も行ってたと言ったとします。しかしながら、この時点ではBさんが札幌に行ったかどうか明言できませんよね(釧路とか函館っていう可能性があるから)。ですからBさんは北海道に行ったとは言えますが、札幌に行ったとは言えないわけです。Bさんが札幌に行ってきたと胸を張って言うには、札幌に行くことが必要なのです。
この場合、X:旅行で札幌に行った
Y:旅行で北海道に行った
とすると、X⇒Yは真でY⇒Xは偽となります。またこの時、XはYであるための十分条件、YはXであるための必要条件となります。
この具体例が役に立ったらうれしいです笑
とにかく、きちんと読んで考えれば難しくはないはずなので容易に高得点が狙えます。
逆にここで何点も落としてしまうと、非常に痛いです!なので気を付けましょう!
大問2
ここでは図形と計量とデータの分析がメインになってきていると思います。
図形は二次試験対策でも目にする機会が多い分野だと思うので、これといった対策は必要ないでしょう。
ここでの問題は「データの分析」です。
皆さん!分散や標準偏差、共分散、相関係数は正しく理解して算出の仕方はしっかり覚えているでしょうか?
正直なところ、データの分析の前半はほとんど視力検査みたいなものなので、注意深くグラフを読み取れば難なく得点につなげられますが、後半になってくるとそうもいきません。
おすすめの対策方法としては、基本となる公式やデータをa倍したら分散やら相関係数やらはどうなるか、などのプチ情報を紙に書いて家のどこかに貼っておくことです。
なぜこんなことをするのかというと、何度も目にすることで効率的に記憶として定着するからです!
英単語も同じですが得点に直結させるための単純な記憶作業として、質よりも何度も目にすることが重要です!
これによってあまり苦労することなく対策できます。
大問3,4,5(選択問題)
大問3が確率、4が整数、5が図形ですね。
一般的には確率と整数を選ぶ方が多いと思うのですが、筆者的には図形もお勧めです(もう確率整数しかやらないと決めているのならそれで大丈夫です)。
なぜかというと、チェバ、メネラウス、方べきのような問題を解くのに使う道具が限られているからです。
特に頭を使わずにお絵かきをしながら満点が取れるので、気持ちよく見直しに入れます。
参考にしてみてください。
まとめ
問題は全体を通して簡単ですが、解いた感じ9割は軽く超えたと思ってたら、細かいところで点数を落として気づいたら8割しかない、、などということが多いです。
決して詰めが甘くならないようにしましょう。意外に侮れない科目です。
数学ⅡB
次はⅡBです!時間が本当に厳しいですよね~
またⅠAに比べて内容も幾分難しくなっているので高得点を出すのがなかなかに大変です、、
ですが!逃げるわけにはいかないので出来る限り点数を伸ばせるように最後まで努力してきましょう。
さて、以下大問ごとの対策です。
大問1
三角関数と指数対数がメインの大問になっています。
ここは難無くクリアしていけると思います。なので、満点を取れることは前提として時間にこだわっていきましょう。
ほかの大問に比べたらあまり頭を使わないところだと思うので、時間短縮に努めるのが高得点への鍵です。
7~8分、遅くても10分で解き切りましょう。
計算スピードを上げるには演習を重ねるのが一番であると思うので、過去問、予想問題を何回も解きましょう。
しかし、2018年本試の一番最初の問題である「1ラジアンとは」のような異質な問題が出る可能性もあるので、それが出題されても大丈夫なようにしておきましょう。
大問2
微分積分ですね。
ここの大問は接線を求めたり、最後には面積を出す、みたいな流れが決まっています。
ここは特に計算量が多く、更に余白が狭いので書きづらく計算ミスが多発します、、、、
ここの対策としては特にないというのが本音ですね、、
問題自体は難しいわけではないので焦らず(時間的には焦ってほしいところなんですが)満点を取りましょう。
強いて言うならば、筆者は図や計算を書きなぐっていたので後半の方になってかなり見にくくなってしまっていたので、そこを注意しましょう。
ここで完答してから進めると気分がいいです。
大問3,4,5
数列、ベクトル、確率分布ですね。ここから二問選んで40点分となっています。
まあ殆どの人が前の二つを選ぶと思います笑。この大問においてもセンターだからと言って特別な対策が必要かというと、時間以外はあまりないですね。
なので敢えてここでは確率分布について話します。
実は筆者は選択問題に確率分布を選んでいました。
めっちゃ異質ですよね。私自身もそう思います。
なぜかといいますと、一橋大学に進学した友達がⅡBを確率分布選択で全体を通して20分余らせて終わらせられていて、羨ましく思ったからです笑。
正直この時期から変更するには抵抗があるかと思いますが、本気で学習すれば1(遅くて2)週間で満点が取れます。
しかも、この設問を解くのに使う時間が5分程度なので、ほかの設問に時間が回せて非常に助かります。
僕は胸を張ってお勧めできるのですが、世間的には多分そうではない方法なので参考程度にしておいてください(笑)。
今からやっても十分間に合いますし、ⅡB全体の時間短縮、得点アップに必ずつながるのでやってみる価値はあります。
まとめ
大問1,2で60点分あるのでここで点数を落とさないようにしましょう。
理系の方々にとっては特に、二次対策においても学習される分野が多いので、センターだからと言ってやることはいつもと何ら変わりません。
ただ時間が本当にカツカツなので、焦って計算ミス多発とかいう状況にならないように自分なりの対策を講じましょう。
物理
次は物理ですね。
個人的にはセンター対策としてやることが一番ない(過去問演習以外で)科目なのではないかと思います。
傾向として、数秒で解答できるものあれば、まあまあな量の計算を要する問題もありますが、後者に関しては二次試験対策で触れたことがある内容であるはずなので、正解できなかった場合はただの勉強不足です。
理系の受験生が間違える可能性が高いのは原子範囲ではないでしょうか。
ここに関してはセンターで必ず出題される範囲なので、二次試験対策で疎かにしがちだと完答できないです。
しかし、皆さんがいつも使用している問題集で十分に対策が可能なので、心配はないかと思います。
漢文に引き続き短くて申し訳ないですが、皆さんがすでにやっている物理の勉強に追加してまでやることが特にない(赤本の表紙に二次対策だけでは解けません!と書いてありますが笑)ので、あまり言うことがありません笑。
個人的にはセンター2,3週間前から過去問、予想問題を解きまくるだけでいいと思います。
それまでは二次対策だけで十分です。
化学
化学です。
個人的には物理と同様に過去問演習だけで済んでしまうと思いますが、一応3分野に分けて対策法を話していこうと思います。
理論
すべての範囲からまんべんなく出題されるので、当たり前ですが、センターレベルの問題も解けないようなくらい苦手な範囲がひとつでもあると良くありません。
3分野のなかで一番二次試験対策で代用できるところだと思うので、普段の学習をより良いものにしましょう。
無機
暗記量がものを言います。
配点の割合が私大・二次試験対策で出題される割合よりも大きいので、教科書、参考書などに書かれている内容を丸暗記し、抜けがないようにしましょう。
それしかありません!!!
これはセンターだけでなく受験においてすべてに言えることなのですが、無機に出てくる代表的な反応式は全て書けるようにしましょう。
銅と濃、希硝酸の反応などの有名なものは当たり前として、物質が酸化剤、還元剤として働く時の半反応式なども覚えておきましょう。
有機
芳香族に関しては、反応条件や触媒など細かいところまでしっかりと覚えましょう。
高分子に関しては私大・二次対策で疎かにしがちな分野なので、これを機に復習して知識を定着させましょう。
特に、合成高分子では出てくる物質の分子量はすべて覚えましょう。本番でいちいち構造式を書いて計算している暇はあまりありません!
また、油脂などはけん化価、ヨウ素価の計算式、頻出の脂肪酸の分子量も完璧に暗記しましょう!脂肪酸は以下に紹介する方法で覚えるといいかもしれません。
受験に頻出の脂肪酸として炭素数16のパルミチン酸、18のステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸がありますが、それぞれの分子量はパルミチン酸を覚えるだけで後は芋づる式です!
偶然だと思いますが、パルミチン酸の分子量はその炭素数の二乗である256(16×16)になっています!
パルミチン酸とステアリン酸はともに飽和脂肪酸で、ステアリン酸の分子量はCH2が二個増えたということで14×2=28を足せばよく、284となります。
後は簡単で、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸の順に炭素間二重結合が1,2,3個なのでステアリン酸の284から(C=C結合数)×(-2)の結果を引けばよく、分子量は順に282,280,278となります。
あわせて、構成脂肪酸全てがステアリン酸のときの油脂の分子量は890なので例えばある油脂の分子量が886だった時、構成脂肪酸はステアリン酸二個とリノール酸一個もしくはステアリン酸が一個とオレイン酸が二個のどちらかだな、とすぐに検討がついてしまうので、これも覚えておくといいかもしれません。
センターで出題される高分子は本当に簡単なので、ここで点数を落とすのは非常にもったいないです。
まとめ
問題として難しいものはあまり出題されませんので、計算ミスは別として失点するとしたら暗記不足の箇所のみです。
無機、有機の知識を迅速にインプットして過去問演習に進みましょう。
そうすればあまり苦労することなく高得点が取れます。
センター化学のヤマは無機なので、覚えるだけでしんどいところもありますが、試験中に悩むことなくしっかり解答できていれば、モヤモヤすることなくいい精神状態で進められます。
努力あるのみです!
おわりに
センター数学、物理、化学の対策のほとんどは二次試験、及び私大対策で賄える部分なので、まずは基本的な学習が大事です!
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