武田塾丸亀校では、受験相談で岡山大学や香川大学志望の方から相談をよく受けています。
ちなみに、岡山大学だと文学部、教育学部、法学部、経済学部の二次試験で、香川大学だと教育学部の二次試験で古文が必要になります。
そこで今回は岡山大学や香川大学の二次試験で古文が解けるようになる考え方と勉強法について紹介します。
全訳しようとしない!
武田塾では、英語の長文は全訳するようにと指導していますが、古文は全訳するなと指導しています。
それは何故かというと、古文は英語のように単語や文法だけで文章ができていないので、前後の文脈やその作品の背景などを推測しながらでないと訳せないからです。
そこまでの領域になると、もはや文学部の大学生レベルの難易度になってしまいます。
逆に、なぜ英語の長文は全訳するよう指導しているかというと、英語は本文をそのまま訳すことができるからです。
なので、受験生でも単語や文法の基礎、あとは構文解釈の練習ができていれば、長文も全訳することができるようになります。
ちなみに大学受験用の英単語帳だと、一般的なものでもだいたい2,000個の単語を覚えることになります。
一方、古文の単語帳だとせいぜい300~600個ぐらいですよね。
つまり、それだけ単語帳に載っていない単語が試験に出てくるということです。
(これをいうと古文単語の勉強やらなくていいのかと勘違いする人がいますが、そんなことないですよ!)
なので古文を全訳しようとするのは、いますぐやめましょう!
その時間を他の勉強に回して下さい。
本文の内容がイメージできるようになろう!
じゃあ、どうすれば古文が読めるようになるのかっていうと、本文のあらすじが理解できるようになれば、読めるようになります。
具体的にいうと、本文の内容が頭の中でイメージでき、その模様を映像で思い浮かべることができるかどうかです。
例えば、登場人物でこんな人がいて、こういう会話をしていて、こんな話になったというのが頭の中でイメージできればバッチリですね。
武田塾では古文の勉強をやる場合、一番最初に「こわくない国語 古文・漢文」という参考書をやってもらっています。
この本の入門編では、古文の内容が漫画になっています。
なので、本文で書かれてることのイメージ化や映像化をする練習にちょうど良い参考書となっています。
なので、まずはこの一冊を読んで、
「登場人物はどんな人?」
「誰が誰に何をしようとしているの?」
「このセリフはどんな内容で、誰から誰に向けたもの?」
といったことを、頭の中でザックリ思い浮かべられるようになる練習をしましょう。
但し、本文だけであらすじがイメージできるようになるには、ある程度問題を解いていく必要があります。
というのも、古文常識を知らないと、イメージできない要素もあったりするので。
例えば、平安時代だと夫婦が同居せず、夫が妻の家に通う「通い婚」という風習がありますが、これをイメージできるようになるには、そもそもこの風習を知っておかないと難しいですよね。
なので、ある程度の問題数をこなし、大学入試で必要なセオリーみたいなものは抑えておく必要があります。
古文が読めるようになる勉強法をやり切る!
それでは、武田塾教務の高田先生と中森先生が紹介する古文読解の勉強法を解説します。
ちょっとハードですが、これをやりきることができれば、かなりの実力が付きます!
高田流!古文読解の訓練法
① 本文を読んで全部の動詞に丸をつける
② 丸を付けた動詞の主語を振る
これをやると、「この動詞は誰の動作なんだろう?」というのを考えるクセが付き、省略された主語などを補うクセが付くようになれます。
中森流!古文読解の訓練法
① 本文を音読する
② 読んでる最中に動詞がでてきたら、主語を答える
③ 読んでる最中に会話が出てきたら、「誰が誰に対して話をしているのか」を答える
④ 読んでる最中に和歌が出てきたら、「誰が誰に対して詠んでるのか」を答える
これは高田先生の訓練法よりもハードですが、これが出来るようになると、メチャクチャ古文の実力が付きます。
最初はキツイですが、これらのやり方でしっかり古文の勉強をしていけば、いまからでも岡山大学や香川大学の古文が読めるようになります!
頑張って古文に取り組んで下さい。
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