国公立大学は学費が安く、また有名私立大学と比べて学生数が少ないこともあり、先生や先輩方とたくさん交流しやすい環境が魅力です。
なので「ぜひとも国公立で!」と考えている受験生も多いですが、「5教科なんて無理…」と諦め、私文に転向した人も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は前期で英国社で3科目受験できる、中四国の国公立大学(文系)を紹介します。
こちらは各大学公表の「入学者選抜要項」をもとに作成しています。今後、変更の可能性もありますので、必ず各大学公表の「学生募集要項」で確認してください。なお、二次試験で実技試験が必要な学部・学科は除外しています。
経済・経営系
公立鳥取環境大学 経営学部経営学科(B方式)
A方式だと4教科型になりますが、B方式は3教科型で社会も1科目でOKです。
二次試験も英語と数学の選択となるため、英語もしくは数学が得意な人なら狙って見る価値ありです。
学ぶ内容
企業経営から会計、金融・ファイナンスなど、ビジネス社会で必要な知識を全般的に学べます。
3年次には、自分の進みたい進路を想定し、企業経営、会計・ファイナンス、地域経営、経営情報の中から、より専門的な科目を学ぶことになります。
公認会計士や税理士、簿記検定など会計系の資格取得を目指す人にはいい環境ですね。
下関市立大学 経済学部(B方式:2~3教科型)
A方式は4教科型ですが、B方式は2~3教科型になります。
二次試験は小論文(長文理解と図表理解)となるので、英語と国語が得意で読解力と文章作成力に自信のある人に向いている試験形式です。
学ぶ内容
経済学科、国際商学科、公共マネジメント学科の3学科に分かれ、経済学と経営学のどちらを専攻したいか、それともバランス良く双方学ぶのかで学科を選ぶことになります。
学科の選択は、HPに卒業論文のテーマ例が紹介されていますので、自分が勉強したいことに近いテーマがある学科を志望すると良いかと思います。
また、学科によって教科が変わりますが、経済・経営系の単科大学では珍しく、教員免許が取れます。
経済・経営も学びたいが教職への道も視野に入れたい人にはオススメですね。
国際・語学系
広島市立大学 国際学部
二次試験は総合問題が予定されています。
こちらは日本語と英語による出題とされていますので、英語の他、時事問題も抑えておいたほうが良さそうですね。
学ぶ内容
1年次から少人数のゼミで語学を中心に基礎力を身に着けます。
その後は国際政治や公共政策といった社会問題を学んだり、国際ビジネスや通訳の勉強など、自分の進みたい道に合わせたプログラムが用意されています。
将来は語学力を活かした道に進みたい人にオススメです。
また、英語の教員免許も取得可能です。
山口県立大学 国際文化学部国際文化学科
二次試験は小論文と面接です。
学ぶ内容
語学の勉強は勿論ですが、国際交流での土台となる日本文化や地域文化も学んでいきます。
フィールドワークとして、国内外の実習プログラムに参加するチャンスもあるので、語学力を活かして積極的に異文化交流したい人にはオススメです。
こちらも英語の教員免許が取れ、昨年も高校教員に採用された方がいらっしゃいますね。
社会・福祉系
岡山県立大学 保健福祉学部 現代福祉学科、こども学科
現代福祉学科、こども学科ともに2021年度新設予定の学科です。
二次試験は面接のみ。
学ぶ内容
現代福祉学科は社会福祉士や介護福祉士、こども学科では幼稚園教諭、保育士の資格取得が目指せます。
前身の保険福祉学科では高い資格取得率、就職率となっていますので、福祉や幼児教育に進みたい人にオススメです。
新見公立大学 健康科学部 地域福祉学科
共通テストは国語が必須で、後は4教科の中から2教科を選択する形式。
二次試験は小論文と面接です。
学ぶ内容
地域福祉学科は社会福祉士や介護福祉士の資格取得が目指せます。
前身の短大時代から高い資格取得率、就職率となっていますので、福祉に進みたい人にオススメです。
山口県立大学 社会福祉学部 社会福祉学科
二次試験は面接のみです。
学ぶ内容
地域福祉学科は、ソーシャルワーカーとして社会福祉士の他、精神保健福祉士や教員免許の取得も目指せます。
高知大学 地域協働学部
二次試験は小論文と面接。
ただ、配点が共通テスト500点、小論文200点、面接300点となっているので熱い気持ちが通じれば共通テストで失敗しても逆転合格できそうですね。
学ぶ内容
将来は地域に関わる仕事がしたい人にオススメです。
フィールドワークが多く、より実践的な学びを深められる機会が多いため、少しでも早く社会で活躍できる力を身に着けたい人にはピッタリだと思います。
専攻によっては地域ビジネスに直結したコースもありますので、地元の優良企業に就職したい人にも良いと思います。
文化・文学系
尾道市立大学 芸術文化学部日本文学科
二次試験は国語。
配点は現代文が120点、古文40点、漢文40点の200点満点。
当たり前ですが、国語力で差がつく試験形式となっていますね。
調査書も配点が10点ありますが、それほど気にしなくても良いでしょう。
学ぶ内容
日本文学を中心に日本語の歴史と現在を学びます。
国公立で日本文学に特化した学科は珍しいので、日本文学を深く掘り下げて勉強したい人にはピッタリだと思います。
国語の教員免許も取れますので、将来教職に進みたい人にも良いですね。
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