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【大阪大学の入試傾向】京都市の予備校 武田塾京都北大路校

京都市にお住いの皆様、こんばんは!【日本初!授業をしない武田塾】京都北大路校講師の太田悠一です。
~講師紹介~京都大学工学部講師ご紹介!

今日は自分が担当している生徒さんの志望校であり、過去私自身も現役の時受験した何かと縁がある大阪大学(特に理系)の入試傾向と対策についてお話したいと思います。

 

大阪大学

大阪大学理系の入試情報

旧帝大であり、特に理系においては日本最難関大学の一角を担っている大阪大学、そこに入学するためには共通テスト5教科7科目+二次試験3教科を受験する必要があります。ここで注意しなければならないのは、全体における二次試験の占める割合です。だいたいどの理系学部も70%以上あります。つまり大阪大学は共通テストよりも二次試験の方に重きを置いているのが配点からわかります。そんな重要な二次試験ではどの教科がどのような形式で出題されるのかお話していきたいと思います。

数学(150分)

大問は5問で構成されており、問われる分野は数Ⅲが圧倒的に多く基本的に5問中2、3問数Ⅲの分野からの出題があります。加えて他の分野との融合問題が出題されることが多いのも大きな特徴の一つです。また、全体的に計算量がとても多く、しかも計算内容もとても煩雑なものが多いので、手を休めることができる時間は非常に少ないです。以上のことから対策としてはまず全分野の基礎を固めて苦手を作らないようにしましょう。その際に注意してほしいことは、ただ公式を覚えるのではなくて、その公式がなぜ使えるのか、何をどのような原理で求めることができるのかまで理解しましょう。それができ次第次は数Ⅲをメインにして得意な分野を少しずつでもよいので増やすようにしましょう。数学Ⅲという分野は、計算量が多い反面、問題の出題パターンはそれほど多くありません。なので、時間がしっかりと取れる夏休みなどを利用して、問題演習をやり込み、ある程度のパターンを経験しておくことをお勧めします。また、膨大な計算量を素早く正確にこなすためには、その練習を普段の勉強から行うようにしましょう。この練習でのコツは、計算過程を分かりやすく大きな文字で書くようにしましょう。こんな簡単なことでも必ず効果があるでしょう。

英語(90分)

大問は4問で構成されており、毎年第一問で短い文章の英文和訳、第二問で長文問題、第三問と四問はともに英作文問題となっています。英語に関する総合力を確かめてくるとても網羅的でよい問題構成です。一つ一つの大問が尋常ではないほど難しいということはほぼありませんが、程よい難易度の問題を多くだしてくるので時間配分に注意しなければ途中で時間切れになってしまうことに注意しましょう。対策としては、そもそも英語というのは言語なので、小手先のテクニックを覚えるというよりかは、普段から英語にどれだけ触れているのかが大切なので、毎日欠かさずに英語に触れることが一番重要になります。では、英語をどのように勉強するのかというのは、ある程度流れが決まっています。

英単語を覚える→文法を覚える→短文の精読→長文演習 という流れです。ここで大事なのは、前半の2つを100%完璧に理解できているという事です。これは難関大を目指している人ほど100%にしています。そのうえで、どれだけ長文を解いてきたかが勝負を分けているのです。なので阪大英語だからと言って難しい長文ばかりを解くのではなく、自分は本当に単語を覚えきれているのだろうか、文法に穴はないのだろうかと基本に立ち返ってみましょう。

理科2科目(150分)

大阪大学では理科科目は休みなしで150分行われ、物理、化学をどう時間配分するのかはすべて自分で決めます。なので、基本的には75分75分ですが、問題の難易度や得意科目、分野などを試験が始まり次第ざっと確認してからどういった戦略で問題に立ち向かうのかを組み立てるのがいいと思います。

物理

大問は三問構成で力学、電磁気、あとの一問は残りの分野から一つもしくは融合問題が出題されます。基本どの大問も基本的な公式に当てはめたら解けるような問題はなく、一癖二癖はあるような問題が多く出題されます。対策としては、ただただ公式を覚えるのではなくその意味や何故成り立つのかをしっかり理解し、また”速さ”と”速度”の違いや”力積””運動量””運動エネルギー”の違いなど物理で出てくる単語の意義をしっかりと理解することが大切です。また、単語の意義が理解できたら、今度は物理的作図を完璧に書けるようにしましょう。物理的作図とは

1、問題状況が書かれている→具体的には物体は、静止いているのか、動いているのか、動いているとしたらそれは等速なのか加速度運動なのかなど

2、物体に作用している力(重力、張力、弾性力、浮力、摩擦力など)が全て書き込まれている

この2点を満たしている図のことです。これが完璧に書けるようになれば、あとは立式して解くという作業に慣れるだけでどんな初見の問題もある程度は解けるようになります。

化学

大問は四問構成で教科書レベルを超えた内容をテーマとした問題や、複雑な状況を把握しなければならない問題が出題されます。また、複数の単元の融合問題も頻出です。論述や答えに至る過程を求められる問題はほぼ毎年出題され、グラフの描図も時々出題されます。対策としては、基本的な教科書の知識は当然身についているものとして問題をだしてくるので知識定着はもちろんのこと、なぜその反応、結合になるのかを論理的に説明出来るようになることが高得点のカギになります。また、化学でも数学のように煩雑な計算問題が頻出します。これを上手くさばけるようにするためには【数学】の欄で述べたことを化学でも意識して練習するようにしましょう。

テスト

最後に

大阪大学は最難関大学のひとつだけあってやはりそう簡単に入学することはできません。しかし、その分入学してしまえば著名な教授、最高レベルの研究環境に囲まれて大学生活を送ることができるので、皆さんもぜひ試みてもいいんじゃないでしょうか!

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