こんにちは。
阪急烏丸駅・市営地下鉄四条駅・市営地下鉄烏丸御池駅から徒歩4分でアクセス抜群の「日本初!授業をしない」大学受験予備校」の武田塾京都校です。
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こんにちは。私は武田塾京都校で講師をしている京都大学法学研究科法曹養成専攻のR.Tです。
さて、今回は、残り2ヶ月を切った共通テストの攻略法について、考えていきたいと思います。
また、最近、文理を問わず、世界史を選択する学生が減ってきているように思えるため、まだ社会の選択科目に迷っている高1、高2の学生さんのためにも、世界史の魅力等について書くことが出来たらと思います。
① 共通テストの世界史の傾向
共通テストの世界史の試験では、どのような問題が出るのでしょうか。
おそらく、高校・予備校の世界史の通史の授業を一通り受けたとしても、いきなり共通テストを解いて良い点を取ることはできないでしょう。それは、世界史の共通テスト特有の問題があるからです。(もちろん、世界史の基本的知識をコツコツ暗記することは、共通テストで高得点を取るうえでの大前提です。。)
私なりに、世界史の共通テストには、どんな特徴的な問題が出ているのか、まとめてみました。一緒に見ていきましょう。
世界史の共通テストの特徴⑴ 地図問題
私は、受験生時代、世界史の共通テスト(私の時代は、まだセンター試験という名前でした。。)の過去問を15年近く解いていましたが、地図問題が出なかった年はありません!
裏を返せば、地図問題の対策をしなければ、必ずその問題を落としてしまうということです。対策をしないともったいないですよね。。
例えば、「ティムールがオスマン帝国軍を打ち破り、そのスルタンを捕虜とした戦いが行われた場所の名と、その位置を示す次の地図中のaまたはbの組み合わせとして正しいものを選べ。①プレヴェザーa、②プレヴェザーb、③アンカラーa、④アンカラーb」といった問題が過去問にあります。
この問題では、学校の授業などで、「ティムールがオスマン軍を打ち破り、そのスルタンを捕虜とした戦いは、アンカラの戦い」ということを習って、答えが③か④というところまで絞ることが出来ても、結局、アンカラの場所を知っていなければ、正解できません。
どういった対策を行っていけばよいかは、また後ほど。
世界史の共通テストの特徴⑵ 年号問題
世界史、ひいては歴史の勉強をしている際に、毎回ぶち当たる壁があるとは思いますが、その一つは、「年号の暗記」だと思います。
例えば、「17世紀のイギリスで起こった事件として正しいものを選べ、①エドワード1世が模範議会を招集した。②チャールズ1世が処刑された。③ジェニー紡績機が発明された、④労働組合法によって、組合の法的地位が認められた」といった問題が過去問にあります。
学生の皆さんは、①~④の全ての年号を覚えなければ、この問題は解けない。。と思ってしまうかもしれませんが、決して、そんなことはありません!
また、どういった対策を行っていけばよいかは、後ほど。
② ①を踏まえた共通テスト対策・勉強方法
さて、世界史の共通テストは、以上のような特殊な問題が出ることから、高校・予備校の授業を受けて復習するだけでは、なかなか高得点を取ることは難しいと思います。
では、どういった個別の対策が必要なのか、私の受験生時代の経験も踏まえて、書かせて頂ければと思います。
(1)地図問題
地図問題を解く上で、どういった知識が必要なのかというと、世界史で学習する重要な都市が、世界地図の中でどこに位置するか。
です。学校・予備校の授業を今現在受けている人は、今すぐ、世界史の資料集(タペストリーなどが有名です)を買って、世界史の授業で出てきた都市がどこに位置し、重要な王朝がどの領域を支配していたのか、を逐一チェックしていきましょう。ひと手間、資料集で調べてチェックすることをすることで、格段に力がつきます。
しかし、今年受験やし、もう遅いわ!
という方も多いかと思います。そんな人におススメなのが、駿台の「ビジュアル世界史問題集」です!
この問題集で地図問題対策がまとめて出来るため、ある程度世界史を勉強して、地図問題対策に力を注ぎたい、という人にはうってつけの問題集です。
私自身、武田塾で世界史を教えるにあたり、この問題集を必ず使うよう、生徒達に指導しており、皆さん、世界史の共通テストの点数が向上しています!
(2)年号問題
年号問題。。この年号を覚えるという行為に嫌気がさしている人もたくさんいるのではないでしょうか。
私大、早慶や上智、MARCHの一般試験で世界史を選択する人は、年号が直接聞かれる問題が出ることが多いため、諦めて年号を丸暗記するのが得策だと思います。。
しかし、この共通テスト単体の対策ということに限っては、年号をたくさん覚えなければならない、ということは一切ありません。
調べてもらったら分かりますが、年号が直接聞かれるという問題は、共通テストでは一問も出ていません。これはどういうことかというと、共通テストを出題している大学教授たちは、年号を逐一覚えることを求めていない、ということです。
では、何をすればよいのでしょうか?
一言でいうと、世界史上の重要な出来ごとが、何世紀に起こったできごとなのかを覚える!
ということです。できれば、20世紀に入ったら、1900何年代に起こったか(1910年代か、20年代か…)という部分まで覚えるのがベター、と担当している生徒には指導しています。
その理由は、何世紀の出来事かが分かっていれば、共通テストの年号問題が解けるようにできているからです。
世界史を一通り学んだ方は、直ぐに、世界史の重要な出来事(王朝の始まり・終わりの時期、重要な戦争の時期、などなど)が何世紀に起こったかをまとめてみましょう。年号の参考書を買って淡々と覚えるよりも、楽して共通テスト対策ができると思います。
③ 最後に、世界史とはどのような科目か、について
以上、私が、武田塾にて世界史を指導する際に生徒に行っているアドバイスをもとに、共通テスト対策について書かせて頂きました。
しかし、そもそも、私が、武田塾で世界史を指導できる機会が最近減ってきているような気がします。それは、世界史を選択する生徒が減ってきているからです(私の勘違いかもしれませんが。。)。
私は、高校生が社会の科目を選択する上で、ぜひ世界史をオススメしたいと思っています。
日本は、世界的にみてとても治安が良く、戦後70年間、平和に暮らすことができる国家になっています。しかし、少し国外に目を向けると、特に、中東地域において、いまだに武器を用いた争いが行われており、何万人もの市民が命を落としてきています。皆さんが当たり前のように学校に通い、部活動をして、友達と遊ぶといった日常が、紛争地域では当たり前ではないのです。
確かに、そんな話は、日本で暮らす私達には、何の関係もないことです。しかし、今の日本の大学が求めている学生は、「グローバルな人材」です。世界で何が起こっているかも分からない人が、はたして、世界で活躍するグローバルな人材になれるのでしょうか。世界には様々な国があり、様々な人が暮らしています。そこには、様々な考え・価値観の違いがあり、だからこそ、争いも起こってしまう。今、世界で起こっている政治の争い、宗教の争い、覇権の争い、その歴史上の原因は何であるか、それを学ぶのが世界史という教科です。逆を言えば、それを学んではじめて、世界の現状を理解することができ、世界中の人との交流を深めることで、世界で活躍できる人間になれるのではないでしょうか。
地理、倫理政経はそもそも暗記量が少なく、日本史はカタカナが出てこないし楽!という声をよく聞きます。まさにその通りだと思います(笑)しかし、世界史には、多種多様な国の政治、経済、社会、宗教とその相互の関係を学ぶことができ、それが一気に頭の中でつながった時は、とても気持ちがいいです。私は、そういった部分に世界史の魅力を感じています。皆さんも、ぜひ、自分の将来のためにも、世界史にチャレンジしてみることをオススメいたします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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