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記憶力についてのあなたの認識はおそらく間違っている|武田塾京都校

記憶力についてのあなたの認識はおそらく間違っている

最近の純愛モノの映画ってこんなタイトルばっかりですよね!!

どうも!京都の予備校と言えば武田塾京都校!講師のS.Yです!

受験勉強に限らず、新しい知識を身に付けようとする人ならだれでも欲しい「記憶力」!!

「僕/私、記憶力ないから……」「あの人何でも知っているから、きっとトンデモナイ記憶力の持ち主なんだろう」なんて声を聞いたりしますが、これは、「記憶力」に関する認識が適切でないと思います。

このブログで紹介したいことは、まず、「記憶力」は大きく2つの力に分けられるということです。

目次を見てもらえれば分かると思いますが、その2つの力とは、「覚える力」「忘れない力」です。

 

目次

・「覚える力」

・「忘れない力」

 

「覚える力」

記憶力を構成する第一の力「覚える」!!

まず、覚えない事には記憶も何もありません。情報を「頭に入れる力」だと言い換えることもできますね。

しかし、ただ呪文のように唱えられるようになっただけ、というのでは覚えておくのも困難ですし、そもそもそれを覚えていて意味があるのかすらアヤシイ。

物事を記憶しておくためには、「覚える」という段階から工夫が必要で、ここでの工夫が第二の力である「忘れない」にも関わってきます。

ここまできて、僕のブログの賢明なる読者のみなさんは、「覚える」ためにするべき工夫をもうすでに知っていますよね!

それでは、せーので声を合わせて言ってみましょう!

せーのっ!

……。

............。

「$%#&%$&#$%$%%$&$%%&%#」

みたいなのが聞こえてきましたが、まあたしかに一つではないもんね。(そういうことにしておく)。

ピンと来ていない人は以下のリンク等から過去記事を参照してください。

知識を得るとはどういうことか【スタートダッシュ受験勉強】

講師S.Yの問題意識 

勉強は楽しいものなんだよ♪第二弾~「知る」と「知っている」~

 

「新たな情報を、自分の知識として、アウトプットできるように、「考えて」、体系的に、整理して、理解する」

ことですかね。ざっくりいうと。じゃあそのためにどうするのかという具体的な話はブログを読んでください。

僕自身、日本史と倫理・政治経済選択だったので、世界史は全然詳しくありません。

「インノケンティウス3世」といわれても、「教皇は太陽、皇帝は月」と言った教皇というぐらいしか覚えていません。

何世紀の、どこの国の、どんなことをした人物で、といわれても知りません。

他方、

「醍醐天皇」と言われれば、平安時代、藤原氏が摂関政治をしていたころに、9世紀後半から10世紀前半にかけて延喜の治という天皇親政を行った人物で、902年に延喜の荘園整理令を出した。右大臣は菅原道真で、左大臣は藤原時平、菅原道真は藤原時平の讒言により太宰府に左遷……。

と無限に出てきます。

もちろんこれは文章を暗記しているのではなくて、複数の関連知識と結びつけて、整理して覚えているのです。

よく用いられる「箱」のイメージを使えば、

世界史に関しては、全然体系的に知識を整理出来ていない(というより整理するほど知識がない)ので、僕の世界史についての知識の箱は、「世界史」とラベリングされた大きな箱に申し訳程度の知識が底が見える程度に散らばっている(散らかっている?)だけですが、

日本史に関しては、8畳ぐらいの部屋に時代区分ごとのタンスがあって、政治を行った人物の順番ごとに引き出しがついていて、入り口には図書館の入り口によくある検索機械がおいてあるみたいなことですね。

 

冒頭で「あの人何でも知っているから、きっとトンデモナイ記憶力の持ち主なんだろう」という人がいるといった風に書きましたが、おそらくこれは逆で、知識が多いほど体系的に整理しやすいので、「何でも知っている方が」覚えやすいと思います。

 

「忘れない力」

続いて、記憶力を構成する第二の力「忘れない」ですが、これは、覚えた情報を「頭にとどめておく力」だと言い換えることができますね。

「忘れない」ための工夫は、2つあって、①「覚える」工夫をすることと、②定着するまで復習することです。

①はもういいでしょう。ここでは②についての話です。

武田塾の塾生ならば、「エビングハウスの忘却曲線」はご存知ですよね。

記憶は時間経過とともに指数関数的に失われていくというアレです。

グラフもみたことがあるかと思いますが、実はあのグラフを適切に説明できている人は少なくとも日本ではあまりいません

というのも、横軸を時間経過だとしているのは良いのですが、縦軸を忘却率とか覚えている割合としているものがほとんどだからです。

原典にあたればわかることですが、エビングハウスの論文では「復習にかかる時間の節約率」を基準にしているので、全然違います。

節約率が21%だというのと、79%忘れてしまうというのでは全然違うので、気を付けましょう。

むしろ、こっちの方が「復習大事だよ」というときに説得力があるのになあと思いますが……

気になる方は、「Memory:A Contribution to Experimental Psychology(1913) Hermann Ebbinghaus」という論文がKindleで英語で読めるので、原典に当たってみると良いかもしれませんね!!

最後に彼の論文から引用してみましょう。

The second learning requires noticeably less time or a noticeably smaller number of repetitions than the first.

 

これぐらいなら訳せるよね!

分からなかったら講師に聞いてみよう!

 

さらばじゃ。

 

 

 


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