ブログ

参考書内の実例から勉強法を教える!『数学Ⅰ・A基礎問題精講』編

んにちは!

西鉄久留米駅から徒歩1分!

大学受験の予備校・塾・個別指導塾の

武田塾久留米校です。

 

武田塾は「最も効率的な勉強方法を教える」

「E判定からでも逆転可能な学力をつける」

学習塾です!

 

通塾生は、最難関の医学部医学科や

九州大学・早稲田大学・慶応大学・

東京理科大学を始め、福岡大学・

西南学院大学

 

明治大学・青山学院大学・立教大学・

中央大学・法政大学・関西大学といった

上位私大の逆転合格を目指して日々、

学習に励んでいます!

 

今現在、通っている生徒さんは

久留米地区を中心に、

みやま地区から通っている生徒さんも居ます。

 

中学生~受験を控えた現役生や浪人生まで

一緒に、目標に向かって頑張っています!!

 

参考書の正しい使い方、教えます!

参考書で独学していると、

果たして本当に正しいやり方で勉強できているのか

心配になりますよね。

そこで、新企画として

実例を用いて参考書を上手く使えるように

アドバイスをしていきます。

参考書の構成・注目箇所・ノートの書き方・できるといいやり方

詳しく解説していきます。

 

今回は『数学Ⅰ・A基礎問題精講』の使い方を説明します。

Ⅱ・BでもⅢでも基本は同じなので参考にしてください。

 

『基礎問題精講』の使い方

『基礎問題精講』のやり方には、

①『基礎問題精講』に載っている問題は全問正解できるようにする

②『基礎問題精講』の考え方を使い入試本番で解ける・応用できるようにする

の2段階があります。

まずは1段階目ができるようにするにはどうしたらよいかを

お話しします。

 

1段階目のやり方

武田塾では4日間で新しいことを進めて

2日間で復習する1週間の勉強サイクル

4日2日ペースを基準にしています。

 

それでは最初の4日間の進め方を詳しく説明します。

まず問題の1番、2番を解いてみてください。

解き終わった後に丸付けをして、

初見で解けた場合は何も気にしなくてよいです。

 

次に3番を解いて、解き方が全然違い

答え合わせをしたら間違っていたとします。

ここがとても重要です。

このような場合、

・赤ペンで答えを写す

・解説を読んで終わり

などをしがちですが、これらは間違った勉強法です。

間違えた問題の解き直しは、

解説を読んだらそれを閉じて自力で再チャレンジしましょう。

きちんと自力で最初から最後まで答えを出すことができたら

この3番の問題はクリアです。

このように、4番、5番、6番、7番、……と解いていき

初見で間違えた問題があれば自力で解けるように復習する

という勉強を続けてください。

 

そして1日10問進めるとして

最後の10番まで解き終わったら、

今日1日の復習として

1~10番の中で間違っていた問題を

最低限もう1回ずつやり直しましょう。

例えば3番・5番・8番の問題を間違えたら

この3問は最後にもう1度やり直して

できていることを確認します。

もしできていなかったらもう1度やり直す……と

出来るまで繰り返してください。

夜寝る前に今日やった10問が全て

どこを出されても100%大丈夫な状態にするのが

4日進める勉強の重要なポイントです。

これができていない人が結構多いので

きちんと守りましょう。

 

これを4日間続けて、1~10、11~20、21~30、31~40と

1~40番まで解き終えます。

2日間の復習ではこの1~40番全部か、

それが難しい場合は初見で間違えた問題を重点的に復習します。

覚えている問題もあればまた間違えた問題もあると思うので

また間違えた問題はもう1度解き直しましょう。

これを2日繰り返します。

 

4日間の1~40番を2日間の復習で2回完璧にして

1週間で計3回完璧にしましょう。

このような模範となるノートが作れていたら、

おのずと『基礎問題精講』の問題は

完璧に100%正解できるようになります。

 

この勉強法に関して、生徒からよく

「これは毎回紙に書かないとだめですか?」

質問されます。

偏差値70を超えている人ならある程度紙に書かなくても

できる子はいます。

しかし、これを読んでいる人は

今から勉強のやり方を固めていく時期だと思うので、

紙に書かないと頭の中で解けたつもりになったり

大事なところを飛ばしたりしてしまいます。

きちんと書いて勉強法から固めることが大事です。

また『基礎問題精講』に限らず数学の問題を解くときは

このやり方でやってみてください。

 

実際の参考書の使い方

次に、実際の参考書の使い方を解説します。

『基礎問題精講』の1問の構成は

・例題

・精講(説明)

・解答

・ポイント

・演習問題

となっています。

この中で皆さんは最終的に

解答の所を自分で書けるようになること、

暗記ではなく理屈をもって答えることが

できるようになる必要があります。

普段問題を解くときに与えられるのは問題文のみです。

つまりこの情報だけで解ける人がいるということです。

 

問題41番

放物線y=-x²+2x+3と次の各直線との共有点の個数を調べよ。

(1)y=-2x (2)y=4x+4 (3)y=3x+5

 

この問題を例に挙げると、

各直線との交点の個数を聞かれて

「判別式Dを使うんだな」

「放物線と直線を連立させてその方程式で判別式Dを使うんだな」

というように、何を使うか問題文を見た瞬間に思いついて

手が動くようにします。

この「何を使うのか」精講ポイントに書いてある内容です。

 

答えを見れば、放物線と直線を=で結んで

判別式を使えばいいということを覚えていれば解けます。

しかし、わかっていてやるのと

答えを見てそのままやるの全然違います。

精講やポイントに書いてあることを頭の中で

「あ!そっか!こういう問題を見たとき

共有点の個数を調べよと言われたら

判別式Dを使えばいいんだ!

それを使うためには、

今与えられている放物線と直線の式を使って

どうやって解くようにすればいいのかな?」

というところまでわかって手が動き始めます。

そこまでわかったうえで問題を解き始められれば

この問題は初見でも解けます。

 

数学の先生になったつもりで自分よりも数学が苦手な人に

どうやって解いたのか説明できるようにしましょう。

なぜ判別式Dが出てきたか聞かれて

「解答でDを使うと書いてあったから」

答えるようではダメです。

「問題文で共有点の個数が聞かれた時は

判別式Dを使うとポイントに書いてあったので

それをちゃんと確認しました」

と言えるように理解しておきましょう。

 

問題42番

放物線y=x²-x-2と直線y=2x+nに接するような

nの値を求めよ。

 

続くこの問題では「接するような」と書いてあるので

共有点の個数の関連で再度判別式Dを使います。

さらに「接する」ことから重解を持つときだと

ぱっと思い浮かべ、

判別式D=0で重解を持てば接するという条件

探し出せばよいのです。

 

『数学Ⅰ・A 基礎問題精講』は

何を使って問題を解くのかが分かって初めてクリアといえます。

暗記になってはいけません。

問題文を見て問題文の情報から

自分で解き方まで導けるようになるのが

初めて見る模試・実力テストの問題を攻略するコツです。

 

問題文からどれだけの情報が抜けるかが重要な点で、

「放物線と直線が接する」と言われたときに

何をするか方針が立つ人は立ちます。

しかし、何をすべきかわからない

どう対処すればいいかということを

解答・解説から得なければなりません。

今後新しい問題が出たときに

すぐに「これをやらなきゃだめだ」

手が動くようにしてください。

 

『基礎問題精講』の進め方のポイント

『基礎問題精講』の例題は

1か月以内に1周するつもりで進めましょう。

高1なら2か月以内に1周で良いです。

2周目は倍のペース抜けがないか確認とやり直しをして、

全問正解だったらⅡ・Bに進みましょう。

 

演習問題は全部はやらなくてもよいです。

例題で引っかかって理解に不安がある場合

確認でやるというように

自信のない問題はやっておきましょう。

 

また、解説を読んでも分からない問題が出てきたら

講義系参考書を読んでください。

先生や数学ができる友達に聞くのもありですが、

『やさしい高校数学』

『初めから始める数学Ⅰ』

『元気が出る数学Ⅰ・A』

などのレベルのものを読んで理解しましょう。

 

正しいやり方を守ろう!

このようなやり方で進めていけば

バッチリ解けるようになります。

今回の『数学Ⅰ・A基礎問題精講』の

使い方の手順を参考に

Ⅱ・BやⅢも同じように進めてください。

 

武田塾久留米校(0942-36-7736)では

成績のあがる正しい自学方法をお伝えしています。

気になる方は無料の受験相談にお越しください!

 

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる