皆さんこんにちは!武田塾倉敷校です!
国立の医学部にも後期試験があるように、私立医学部にも後期試験があります。
先週は後期試験のある東日本の私立医学部をご紹介しましたが、
今週は西日本で後期試験のある私立医学部をご紹介します!
目次
1.金沢医科大学
金沢医科大学の基本情報
・学部所在地
〒920-0293 石川県河北郡内灘町大学1丁目1番地
・定員(後期入試)
10名
金沢医科大学の後期入試の特色
後期入試の一次試験は英語と数学のみで、数学は数Ⅲも範囲外
一次試験の配点は英語、数学ともに100点満点で、ボーダーは7割
後期試験の二次試験では、小論文とともにグループ面接(約20分)がある
金沢医科大学の後期入試の傾向と対策
英語
試験時間は60分で100点。大問は4題。
難易度は共通テスト+αくらいのレベルで、前期入試よりも難易度は易しいが、
時間がかなりタイトなため、時間を計りながら、過去問を使って演習する。
英語は数学に比べると簡単なため、8割5分程度は得点できるようにする必要がある。
数学
英語同様、試験時間は60分で100点。大問は4題。
図形問題が必須なのと、マークシート形式のため、誘導に慣れる必要がある。
計算量も大問の最後の設問になればなるほど多くなるため、解ける問題から先にどんどん解いていくようにする。
難易度は一般入試前期と同じくらいか、少し易しい程度。
2.藤田医科大学
藤田医科大学の基本情報
・学部所在地
〒470-1192 愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1番地98
・定員(後期入試)
一般枠8名(高3枠3名を含む)、地域枠5名
藤田医科大学の後期入試の特色
後期入試の一般枠の中に、高3枠があるため、現役生にはチャンスが大いにある試験
前期入試と難易度は、ほぼ同じレベルであり、英語の最後の大問にある、和文英訳で差がつくと思われる。
藤田医科大学の後期入試の傾向と対策
英語
試験時間は90分で200点。大問は5題で、
第1問が文法4択、第2問が語句整序、第3問が内容一致、第4問が長文、第5問が和文英訳。
和文英訳の記述部分で差がつくが、目標点は60%
長文問題は医学部の入試に典型的な、医学系の長文が出題される傾向にある
数学
試験時間は100分で200点。大問は3題で
第1問が小問集合で難しい問題も含まれる。
過去2年の大問2に確率や確率漸化式が出題されており、前期入試でも確率が頻出なので、
確率の範囲は確実に得点できるように対策をしておく
目標点は70%前後
化学
理科2科目合わせて120分で200点。
大問は5題あり、第1問の小問集合から理論・無機・有機化学が全て含まれている。
解きづらい設問が中にはあるが、どの問題も標準問題レベルのため、
得点できるところを見落とさないように80%を目指すようにする。
生物
理科2科目合わせて120分で200点。
全体的に高校生物を逸脱した設問が多く、前期試験よりもかなり難化している。
標準問題の落としてはいけない、全受験生が解くことのできるレベルの問題を確実に得点していく必要があり、
解けるところを解いたら点数差はつかないと思われる。
物理
理科2科目合わせて120分で200点。
生物同様、物理もかなり難しく、合格上位者で5割程度かと思われる。
物理の試験であるが、三角関数の計算が重い問題もあるため、時間的にも厳しい。
3.関西医科大学
関西医科大学の基本情報
・学部所在地
〒573-1010 枚方市新町2丁目5番1号
・定員(後期入試)
共通テスト利用選抜試験と合わせて10名
関西医科大学の後期入試の特徴
一般の後期試験のみで募集人数が10人ではなく、共通テスト利用選抜試験後期も合わせての10人
例年一般後期の方が、共通テスト利用選抜試験後期よりも多く正規合格者を取っている
関西医科大学の後期入試の傾向と対策
英語
試験時間は80分で100点。大問構成は長文問題3題。
最後の大問では記述問題もあり、全体の文量は多いが、
要領よく解けば7割から8割は得点することが可能である。
数学
試験時間は90分で100点。大問構成は4題。
毎年大問1は小問集合で、大問2以降は単元別に出題されている。
問題形式は、前期同様、空欄補充が3割、記述が7割で、
最後の大問になるにつれて難易度が高くなるので、記述の部分点をできる限り稼げるようにする。
化学
理科2科目合わせて120分で200点。大問構成は4題。
理論化学での計算問題が多く、問題の難易度も標準からやや難の問題がほとんどなので、
解きにくいと感じられる受験生がほとんどではあるが、合格するためには7割は必要。
生物
理科2科目合わせて120分で200点。大問構成は5題。
選択肢の問題は、適切な選択肢を「すべて」選ぶ形式であることから、点が取りにくい。
「動物」に関する出題が多く難易度も高いが、
「植物」に関する出題は頻出問題が出題されるため、点が取りやすい。
物理
理科2科目合わせて120分で200点。大問構成は4題。
記述量が多いのが特徴で、解きやすい問題が多いが、
その反面、計算に時間がかかるため、完答するのですら難しいと思われる。
過去問を用いた演習を行って、問題の本質を見抜く練習をする必要がある。
4.近畿大学
近畿大学の基本情報
・学部所在地
〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2
・定員(後期入試)
5人
近畿大学の後期入試の特色
数学Ⅲが出題範囲にないため、試験に出題されるのは「数学ⅠA・数学ⅡB」のみ
不合格者を対象に、試験結果通知書にて学力試験の合計点の通知がある
後期試験の日程が他の大学に比べると遅いため、国公立医学部志望の受験生も受けにくるので倍率が高い
近畿大学の後期入試の傾向と対策
英語
試験時間は60分で100点。大問構成は長文問題3題。
例年、大問5題であったが、
昨年度は大問A~Cが文法、D~Hが長文となり、大幅に形式が変更された。
長文の内容が全て医学系の内容なので、過去問演習を行うことや、
前半の文法問題はかなり難易度が高いため、後半でケアレスミスしないようにすることが大切。
数学
試験時間は60分で100点。毎年大問3題で、ここ数年で大きな変化はない。
制限時間に対しての作業量が多いので解ける問題を瞬時に見分けて解いていく必要がある。
図形問題が頻出なので、過去問を解いてどのように問題にアプローチしていくかを演習する。
化学
理科2科目合わせて120分で200点。大問構成は3題。
他大学ではあまり出題されない天然化学が頻出なので、生命化学とともに知識を整理しておく必要がある。
生物
理科2科目合わせて120分で200点。大問構成は3題。
生物は論述問題が難しいが、それ以外の語句問題や記号問題で確実に点数をとるようにする。
試験時間がタイトなので、少し考えても分からない問題は飛ばして次の問題にいくようにしましょう。
物理
理科2科目合わせて120分で200点。大問構成は3題。
物理は基本的に1つの大問で1つの単元が問われ、いずれの単元からも出題の可能性があるため、
典型問題の標準的な解法はおさえておくようにする。
5.久留米大学
久留米大学の基本情報
・学部所在地
〒830-0011 福岡県久留米市旭町67(旭町キャンパス)
・定員(後期入試)
5人
久留米大学の後期入試の特色
二次試験の面接と小論文がそれぞれ50点ずつなので、一次試験合格後に、対策が必要
一次試験の競争率が、他大の後期試験に比べると低いため、チャンスは大いにある
久留米大学の後期入試の傾向と対策
英語
試験時間は90分で100点。大問構成は6題。
長文もあるが、大問6題中4題が文法問題であるのが特徴。
文法問題は語句整序、長文問題は空所補充が難易度が高いが、長文の選択問題などで確実に得点をして7割を目指す。
数学
試験時間は90分で100点。大問構成は6題。
問題数や計算量は標準で、難易度の高い問題はほとんどないため、取りこぼしがないようにする必要がある。目標点は8割。
化学
理科2科目合わせて120分で200点。大問構成は4題。
標準レベルの参考書1冊を完璧にすると良い。
医学部の入試にはそこまで頻出ではない分野である「高分子化合物」の範囲も久留米大学では頻出であるため対策が必要である。
生物
理科2科目合わせて120分で200点。大問構成は4題。
難易度は易しく素直な問題が多いため、正規合格者最低点が83%になった年もある。
選択問題と記述問題の混合形式で、下線部説明や空所補充が主であり、私立医学部の入試では珍しい。
物理
理科2科目合わせて120分で200点。大問構成は3題。
大問の3題は、力学1題、電磁気学1題、熱力学・波動のどちらかから1題となっている。
特徴としては、解答欄に単位を記入する欄が設けられていることである。
標準問題を取り扱った参考書を仕上げるようにする。
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いかがだったでしょうか。
今後も医学部二限らず志望校選びの参考になるような記事を更新していくので、
ぜひご覧いただけたらと思います!
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