過去問の分析ってどうすればいいの?

国立校・

先日、生徒からこんな質問をいただきました。

「過去問ってどうやってやれば良いんですか?」

 

この質問は毎年たくさんされるので
塾生だけでなく受験生の皆さんが
困っていることだと思います。

時間を測りながら解いて
点数を付けて合格最低点と比較するだけ
という方、本当にそれで合格できますか?

簡潔に言えば
「解くだけでなく分析してほしい」
という答えになるのですが

「分析ってどうやればいいんだろう…」
と思ってしまうと思います。

今回は過去問を分析する際に確認したい点を
2段階に分けてご紹介していきたいと思います。

 

初めに確認しておくべきこと

過去問に触れ始めて
まず初めにやるべきことは

①問題形式を知ること

②頻出の範囲や単元を知ること

の2つです。

まだ過去問を解くレベルじゃない
という場合は
解かずに見るだけでも良いです。

まずは敵を知りましょう!

 

①問題形式

どんな形式の問題が出題されるのか
どんな形式の問題で自分が誤答するのか

徹底的に洗い出して
対策をする際の優先順位を
しっかりと付けていきましょう。

 

②頻出範囲や単元

科目や問題の形式によっては
頻出の範囲や単元などを
抑えておく必要もあります。

 

例えば数学では
データの分析や図形問題は
ほとんど入試に出題されません。
(※大学によってはもちろん出題されます。)

日本史や世界史などは
出題される時代に偏りがあったりします。

 

学校の先生や予備校の先生が
「〇〇は全然出ない」
と言っても、それは一般論です。

自分の志望校では出題されるかもしれません。

しっかりと過去問を見て分析することで
確認しましょう。

 

 

より細かく分析する

過去問に面と向かって挑める力がついたら、
ここからはさらに細かく過去問を分析します。

 

自分の間違え方

ひとえに問題を間違えたと言っても
様々な間違え方があると思います。

多くの受験生は
復習をして解き方の確認などをするだけで
それ以外に何もしません。

そこでやっておくべきなのが
自分の間違え方を分析することです。

過去問を解く際に皆さんは、
問題形式や出題傾向の把握は一生懸命にしますが
自分が間違いだった問題の
どこをどう間違えたのか、
この問題を解けるようにするには
どういう勉強をこれからすればいいかを
考えていけばいいわけです。

ここが点数アップへの一番の要素です!
これなしに合格することは
元からできる場合を除いて
基本的に難しいと思ってください。

なお、場合によっては捨てる問題もあるので、
無理して全部解けるようにするのはあまり良くありません。
合格最低点以上を取れば合格できるということを忘れずに。

 

問題の作り

選択肢問題などで
どうやって間違いを誘発してくるのかを
個人的に「問題の作り」と呼んでいます。

 

例えば
ある大学の英語の問題では
本文にある単語を丸々用いたような選択肢は
不正解の選択肢としてよく使われるとしましょう。

この事実を知っていれば
本文で見かけた単語が多い選択肢を
何も考えずに選んでしまうことはなくなり
先入観のない状態で選択肢を吟味できます。

 

大学受験は落とすための入試です。

作問者が問題を作る中で
どうやって間違えさせようとするのか
しっかりと分析して対策しましょう。

 

 

 

問われている力の抽象化

一つ一つの問題に対して
問題を解けるようにしていく
というのは非常に大事です。

しかし
何年分も過去問を解いていく中で
毎年共通して求められている力を
抽象化して把握するというのも
合格をより確実にする上では
必要になってくる場合もあります。

 

結局、各大学が求めている人材は
毎年大きくは変わらないはずです。

ということは
「こんな力のある学生が欲しい」
という共通の前提があって
そういう学生を選別するための問題
を作成しているはずです。

この各大学の出題者の意図を
把握するという力は
これから演習を積み重ねる上で
とても重要になってきます。

点数を安定させるためにも、
最終的にはこちらにも目を向けられるよう
やってみてください。

 

最後に

過去問の分析は志望校合格へ
必要不可欠なものです。
うまく使えば自分の味方になってくれる
強力な一冊にできます!
これを読んでまだ過去問を見てない方は
早速志望校の過去問を見て、少しでも分析をしてみましょう!