受験相談の声

受験生の悩みに解答する講師のQ&A ③

熊本で参考書を買う予定です。大学受験を目指して勉強するための参考書を選ぶ基準があると聞いたのですが具体的に教えてください。

完璧な参考書は存在しません。参考書によって担う役割があり、学力がどの程度なのかも検討の基準です。どういった基準で参考書を選んだらいいのか6つのポイントを紹介します。

①志望校の難易度
志望校に対してどこまで勉強を仕上げる必要があるのかを見極めて参考書を選ぶことが重要です。また志望校の入試レベルより難易度の低い参考書をあえて選んで基礎を固める時期も受験勉強には必要です。志望校の過去問題をチェックすることで、最終的にどこまで勉強を仕上げる必要があるかを確かめましょう。

②自分の実力
自分の実力と参考書のレベルが見合っているのか、理解できるかをチェックすることが重要です。大まかな基準としては、センター試験や日大レベルの問題が解けない人は、教科書レベルが頭に入っていないという意味であり、そういう人は「基礎から」とか「やさしい」といったタイトルの参考書をチョイスする必要があります。MARCHレベルの人は「標準問題集」といったタイトルの参考書をチョイスしましょう。その上のレベルの人には「難関」、「早稲田の」「東大の」といったタイトルの参考書をチョイスするのが基準です。

③参考書に求める役割
参考書はテキストによって役割が違います。自分がどういう風に使いたいのかによって選ぶ参考書が変わるのです。学校の授業が解らないのなら、学校の授業より易しい講義用の参考書を読まないといけません。逆に学校の授業では物足りないなら、発展的な参考書を選びましょう。

④参考書の難易度
参考書がどの程度の難易度なのか?基本的にはあくまでも自分の実力に見合った参考書を選ぶべきですが、同じ日大レベルの参考書でも、日大の過去問題レベルを扱ったテキストもあれば、基礎からはじめて最終的に日大レベルまで引き上げていく内容になっている参考書もあります。

⑤使用期間
参考書を何か月使うのか?何週間で終わらせる予定なのか?を最初に決めましょう。
例えば、数学Ⅰを三か月で完璧にしたいという時には、薄くてコンパクトな参考書を選んで、何周もして完璧に仕上げるようにしましょう。逆に一年かけて数学を完璧にしたいという人は分厚い参考書を選んで勉強しましょう。ベストな参考書というのは時間的な兼ね合いと状況によって変わってきます。

⑥個人的な好み
個人的な好みは意外と重要です。イラストや漫画が多彩な参考書が好きな人がいる一方で、従来的な硬い文章で、いかにも勉強している感のある参考書が好きな人もいます。解りやすさを求める人と、詳しさを求める人に分かれます。最終的には個人の好みでいいでしょう。

いかがでしたか?
参考書選びの参考になれば幸いです。

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