英語塾に通って英語の授業を受けていると、その時は英語を理解することはできているはずです。しかし、いくら授業で理解してもそれが試験の得点源にならないのは、「勉強の三段階」をきちんと踏襲していないからに他なりません。
そもそも「勉強の三段階」とは・・・
①授業を聞いたり、参考書を読んだりしてまずは「理解すること」
②問題を解いたり、ノートに書いたことを覚えたりと「再構築すること」
③何度も何度も繰り返し暗記して、忘れたらまた一から暗記し直す「記憶すること」
この「勉強の三段階」を繰り返しながら勉強をし続けることによってしか、英語を得点源にすることはできないものです。つまり、君は英語塾の授業を受けて教わったことを、再構築して記憶する作業をしていないから、英語の偏差値が上がらない可能性が高いのです。
まずは、「システム英単語（駿台文庫）」でも、「英単語ターゲット1900（旺文社）」でもいいので、今持っている英単語帳をなるべく1カ月以内に、どんなに遅くても2カ月未満で完璧にマスターすることから英語の勉強をはじめ直すことが一番大切なことです。
それには英語塾は必要ありません。英単語帳を一冊完璧にする作業は、自分一人でできることです。その方法を今から紹介するので是非やってみてください。
まず10個の英単語を5分間で暗記する。日本語訳を見ることが「理解すること」、10個の英単語を全部言えるかどうかを確認することが「再構築すること」、10個の英単語全てを完璧に暗記することが「記憶すること」になります。
10個ずつ覚えることができるようになったら、それを5回、つまり10個ずつ5セット覚えましょう。そこで50個の英単語をシャッフルして一気に復習します。すると間違える英単語が出てきますので、それをまた5分間かけて覚え直してください。そうすれば50個の英単語が約35分で完璧になります。
この要領で毎日100個の英単語を、日本語訳を見ながら理解し、覚えたか確かめて再構築し、間違えた単語は覚え直して記憶する作業を繰り返すことで完璧にしましょう。一日で100個の英単語を完璧にし続ければ、1カ月もかけて再構築と記憶を繰り返すことで英単語帳を完璧にマスターすることができます。英語の偏差値をあげるために、最初にやらなければならないことは、この作業以外他にありません。
