はじめに
みなさんこんにちは!武田塾久喜校です!
勉強の調子はいかがでしょうか?
いよいよ受験の天王山といっても過言ではない夏休みがやってきましたね!
この期間をどのように過ごすかで受験の結果は大きく変わってきます!
しっかりと計画を立てて、充実した夏休みを過ごせるようにしましょう!
さて今回の記事は、物理の勉強の進め方についてです。
皆さんは物理が好きですか?
大好きだと即座に答える人はあまりいないと思います。(そもそもそういう人はこの記事を開いていないでしょう。)
ですが、物理はきちんと勉強を進めていけばどんどんとその面白さにハマっていく科目です。
途中でくじけずに勉強していくためには、正しい勉強方法を知っておく必要があります!
ということで、理系受験生にとって大きな壁となるであろう物理の勉強法について今回は取り上げていこうと思います。
物理に苦手意識を持っている人は、是非参考にしてみてください!
初めてやる分野の進め方
「新しい分野の進め方をどう進めればいいのか分からない!」
というのが物理を勉強する上で最も躓きやすいところだと思います。
特に物理は、公式がまとめられているところを読んでも、結局それをどう使うのか分からずにいつになっても先に進めない、という現象に陥りがちです。
これは理数系の科目全般に言えることなのですが、初めてやる分野で最も重要なのは
「とりあえずその分野の問題に取り組んでみる」
ことです!
何を見ても構いません。
教科書、参考書、インターネット etc...
問題の答え以外のものをフル活用して自分なりに解答を作ってみましょう。
現役時の予習のノートの一部です。
どの法則を使ったかなど復習もしやすいように明記しておきます。
そして答えを確認し、どこが間違っていたのかをよく確認します。
自分は上の写真のように復習をしていました。
青のボールペンで特に重要なところをまとめるようにしていました。
また、武田塾の生徒さんであればその後に復習をする機会が2回あると思いますので、そこでは何も見ずに解答を作成できるように練習しましょう。
こうして1題を完璧にした状態でもう一度教科書を読んで見てください。
最初読んだときは何を言っているのか分からなかった文章も、するすると理解できるようになっていると思います。
何も基礎知識がない状態で教科書を読みこんで理解することはできても、実際にどう使うのかが分からなければ問題は解けません。
まずはどのように使うのかをざっくりと頭に入れてから再度教科書を読みこんでみることを強くオススメします!
問題を解くために
①問題文をよく読む
さて、ある程度基礎知識や公式が使えるようになってきたら、次は模試などでどう問題を解いていくのか、ということが重要になってきます。
さて、物理が苦手な人がおろそかにしがちなことは何だと思いますか?
実は「問題文をよく読むこと」なのです。
どのような設定があるのかを頭に入れずに問題を解き始める人が多すぎます。
(1)を解き始める前に、最後の問題まで一度読みましょう。
「この問題は何をさせようとしているのか」を理解しているのとそうでないのでは解きやすさに大きく差が付きます。
問題によっては、設定をしっかりと理解していれば計算せずとも答えを予測できるものもあります。
こういった問題で答えが事前に予測できれば、実際に計算してその答えになった際に安心して次に進めるのではないでしょうか?
②与えられた文字を確認しておく
これも意外と重要なことです。
解答に用いて良いのは、文章中で与えられた文字のみです。
例えば、自分で台車の重さをMと設定した時、問題文にその文字が用いられていなければMを答えとして使うことはできません。(解答用紙に計算過程として残すのは何も問題はありませんが、どの物理量をどの文字で置いたのか、については必ず明記するようにしてください。)
仮に、最後の結果に自分で置いた文字が出てきてしまった場合、それは計算ミスもしくはまだ使っていない条件があることが多いです。
これを意識することで条件の見落としにも気づきやすくなるため、意識的にやっていきたいところです。
③丁寧に図を書く
これが物理を得意になるうえで最も重要なポイントといっても過言ではありません。
物理が苦手だという人の解答用紙を見せてもらうと、多くの場合で図が書いていなかったり、ぐちゃぐちゃで欲しい情報が分かりづらい状況になっています。
これでは、理解できるものも落としてしまいます。
皆さんは図に情報を書き込むとき、問題文の図に直接書き込んでいませんか?
これはやめた方がいいです。
理由としては、
①問題文で与えられている図はサイズが小さく大量の情報を書き込むのには不十分なこと
②自分が分かりやすいように図を書きなおすことで設定への理解がしやすい
といったことがあります。
②が非常に重要で、自分で再度図を書きなおすことで問題の設定をしっかり理解することができます。
運動の変化前と変化後の二つの絵をかいて比較することでエネルギー保存則などは簡単に処理することができますしいいことづくめです。
問題文の1枚の図だけでエネルギー保存則を使うのはかなり難しいことだと思います。
図の描き方
図を書くときに意識することは一つです。
「自分が欲しい運動が起こっている直前の一瞬を切り取る」
ことです。
たとえば、小球が台から離れずにレールを一周する、みたいな設定の問題を見たことがあるかと思います。
ディズニーシーにあるレイジングスピリッツのような問題です(笑)
この設定の問題には、往々にして次のような設問があります
「球がループから離れることなく1周するためのループの半径の最小値を求めよ」
この問題ではどう図を書けばよいか分かりますか?
図を書くときに意識することは「自分が欲しい運動が起こっている直前の一瞬を切り取る」ことでした。
するとこの時描くべき図は
「ループの頂点で垂直抗力が0になっている瞬間」
ということになります。
これを意識できればこの問題はそれほど難しくありませんね。
このように、物理では一見難しそうに見える問題でも、設定をきちんと理解し丁寧な図を書くことができれば、その時点で問題が解けたといっても過言ではないのです。
上記の3つを意識して問題を解くことが、物理を得意になる第一歩です!!
最後に
今回は物理の苦手な方に向けてどう勉強を進めていけばいいのかについての記事でした。
私自身も初めは物理にかなり苦手意識を持っていましたが、図を丁寧に書くようになってからは物理がどんどん楽しくなっていったように記憶しています。
ぜひ1度、今回紹介したポイントを意識しながら問題に取り組んでもらえればと思います!
皆さんが物理への苦手意識を克服し、得意科目になることを願っています!
久喜校では、勉強法などの相談も含め随時無料受験相談を実施しています。
ぜひお気軽に足を運んでみてください!
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