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私立一般入試と共通テスト利用入試 どっちがおすすめ?

はじめに

こんにちは!

武田塾久喜校です。

7月に入り気温も一気に暑くなってきましたね。

また7月下旬からは夏休みが始まり受験生、特に現役生に関してはここで一気に勉強のギアを上げていくことだと思います。

そこで勉強に集中するために先に考えておかないといけないことは志望校と受験方法です。

志望校や受験方法を調べることは思っているより時間がかかると思います。

また出願直前になって焦って調べるということがないようにするために時間のある今のうちからしっかり調べておきましょう。

今回は特に文系に絞って私立一般入試と共通テスト利用入試の違いなどについて紹介したいと思います。

受験科目や勉強方法なども大きく変わってくると思うので今回の話をしっかり読んで、自分の志望校選びや受験方法を決めるうえで参考にしてほしいと思います。

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1,募集人数が違う

ここは私立一般入試と共通テスト利用入試の違いの中でも特に大きな違いの一つになってきます。

ほとんどの大学で私立一般入試より共通テスト利用入試のほうが募集人数が少なくなっています。

例えば2020年の明治大学商学部では一般入試の募集人数の合計が735人に対し、共通テスト利用入試の募集人数の合計は155人となっています。

また共通テスト利用入試は共通テストを受けた後は願書を出すだけでいいため上位の大学を目指す人たちがすべり止めとして出願する場合が多く、

実際の大学の偏差値よりも高い人たちが多く受けることとなり結果として合格の基準がとても高くなってしまいます。

したがって志望校に対して私立一般入試か共通テスト利用入試かを選ぶとなると、入試の倍率はほとんど変わらなくとも共通テスト利用入試の方が難易度が高いと考えられます。

 

2, テストの種類・難易度が大きく違う

学部などによっても異なりますが一般的に日東駒専の入試と共通テストが同じくらいの難易度で、MARCH以上の大学では共通テストよりも難易度が高くなってきます。

そのため自分の志望校によってもどっちの受験方法を選ぶかが変わってきます。

また入試の特徴として共通テストはいかに点数を落とさずに満点を狙っていけるかというテストに対して、私立一般入試ではいかに点数を取れるか、簡単な問題を落とさずに合格点を目指していけるかというテストになっています。

したがって自分がどっちのテストの方に向いているかも考えていく必要があります。

そのほかにも共通テストでは英語にリスニングがあり、また去年からリスニングとリーディングの割合が1:1になったことからリスニングの対策が必須となりました。

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私立一般入試ではリスニングはほとんど出題されないため、共通テスト利用入試を使う場合のみリスニングの対策をしていくということになります。

リスニングは一朝一夕で何とかなるものではありません。

日々の積み重ねが重要になってきます。

リスニング対策に時間をかけられるかどうかということも一つ受験方法を選ぶ基準になってくると思います。

また共通テストは全てマーク式のためその点において難易度は一般入試に比べて低いと考えられます。

ただ共通テストの難易度が低いといってもそれは全受験生にとって同じであり、MARCH以上の大学であれば共通テスト利用入試はで85%以上は取らないといけないためどっちを選ぶかは難しいところとなってきます。

3,受験科目が違う

私立一般入試と共通テスト利用入試では同じ大学、同じ学部でも受験科目が異なる場合があります。

また私立一般入試ではほとんどの大学で3科目(国、英、社or数)で受けられるのに対し、

共通テスト利用入試では受験科目が大学によってバラバラであり、1科目で受けられる大学もあれば文系にも関わらず5科目以上必要な大学もあります。

そのため何個も私立大学を受ける中で一つの大学のためにほかの大学では使わない科目を勉強するというのは労力が大きく、特に時間に限りのある現役生や第一志望が私立大学の受験生には効率が悪くおすすめできません。

例えば2022年早稲田大学社会科学部では一般入試は3科目(国、英、社or数)で受けることができるのに対し、共通テスト利用入試では5教科6科目が必要になっています。

そのため私立大学に向けてのみ勉強している受験生にはこのような共通テスト利用入試は難しい受験方法となってしまいます。

またこのような文系の私立大学にも関わらず5教科を必要とする入試を行う意図としては国立志望の受験生を集めるというのも含まれていると考えられます。

国立志望の場合国立の入試は私立一般入試よりも後に行われるため共通テストの結果を出すだけで受験できる共通テスト利用入試は時間効率やその大学への対策をする手間が省けるという点においてもとても有効であると考えられます。

したがってこのような5教科を必要とする共通テスト利用入試では戦う相手は国立志望の受験生ということになり、難易度もその分高くなると考えられます。

まとめ

今回は私立一般入試と共通テスト利用入試の違いについて紹介しました。

両方ともそれぞれ良いところと悪いところがあり一概にどっちがいいと言う事は出来ません。

例えば国立を第一志望にしている受験生にとっては共通テスト利用入試の方が第一志望に集中できるためお勧めできます。

また私立の大学を目指そうとしているのであればどちらの入試方法も視野に入れながら勉強していくのが良いと思います。

2つの入試方法についての勉強計画としては、基本的には私立一般入試の勉強をしながら共通テストの1ヵ月ほど前から共通テストに絞った勉強をしていくという形が良いと思います。

最後に

すこし話が変わりますが入試方法を決めていく中で重要なことは志望校についてしっかり調べることです。

今回紹介した募集人数や入試の難易度、受験科目などは大学によって異なり自分で調べることが大切です。

そのうえで自分に合った入試方法を選んでいってほしいです。

受験は勉強するだけは不十分です。

入試方法や日程、自分の体調管理などすべての要素において万全の準備をすることが志望校合格につながっていきます。

志望校合格を目指して勉強だけでなく準備も完璧にできる夏にしていきましょう!

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