数学の勉強ってどうすればいいの?
数学って公式を暗記してしまえばできると思っていませんか?
確かに公式を覚えてしまえばある程度の問題には対応できるかもしれませんが、ある一定の点数からは伸びることができません。
しかし、大半の人が「数学は公式を暗記すればいいだけ」と思っているため数学が出来なくなるという現象が起こります。
では、一体数学の成績を伸ばすには何が必要なのでしょうか。
その答えは「公式を導出する力」です。
つまり、公式を導出できるくらい理解が必要ということです。
実際にどのように勉強していけばいいのか、次から具体的にご紹介します。
大学受験において効率的な勉強法とは?
大学受験において、時間も限られている中で効率的な勉強が求められます。
では、どのような方法があるのでしょうか。
いくつか紹介していきます。
早い段階から数学に触れておく
数学には早い段階から触れておくことがとても重要になります。
高校で習う数学にはある一定の繋がりがあるので、早ければ早いほどその流れに気が付きやすくなり、
問題を解くのが少し楽になったりします。
また、数学の問題を解くのに求められるのは「解き方を素早くひらめきだす」ことです。
それができるようになるには、膨大な量の問題を解きなれていく必要があるので早い段階からやればやるだけ有利になります。
例題は全問完璧に解けるようになろう
参考書や教科書には必ず「例題」というものが存在します。
例題だからやらなくていいやと思う人は多くいると思いますが、そこが実は間違いです。
例題には大学入試に実際に出るような問題が沢山取り扱われています。
だからこそ、例題を完璧にマスターするだけで大学入試において対応できるようになるのです。
例題の問題は出されたら必ず解けるくらい完璧にしておきましょう。
インプットとアウトプットを繰り返す
これは数学のみならずどの教科にも通用して言えることですが、特に数学ではこの作業が重要となってきます。
インプットとは→解き方を覚える
アウトプットとは→それを使って実際に解いてみる
ということになります。
①解き方を知る→②解いてみる→③解けなかったら①に戻る
というプロセスを繰り返し行うことで数学の問題の定着率はどんどん高くなってきます。
ケアレスミスに注意する
ケアレスミスというのは数学を苦手にさせる大きなポイントではないでしょうか。
ケアレスミスをすることで解き方は合っているのに答えが出てこない。
つまりどんなにやっても正解にたどり着けない、という悪循環に陥ってしまいます。
問題文の読み間違えや計算ミスといったケアレスミスは特に今まで培った知識を台無しにしてしまうのでもったいないですよね。
だからこそ途中式をしっかり書いたり、よく出る計算は暗記してしまったりと
ケアレスミスを減らしていけるようにしましょう。
自分のレベルにあった問題を解く
数学の問題を解くとなったら、少し発展的な難しい問題にチャレンジしたくなりますよね。
しかし、それはやってはいけない勉強法なんです。
なぜならば、数学は基礎力を付けてから発展的な問題を取り組む必要があります。
いきなりレベルの高い問題を解いてしまうと、やり方が分からずちんぷんかんぷんになってしまいます。
解答を見て、解き方を学んだとしてもその単元の基礎的な力が身についてなければ
意味のないことになってしまいます。
そのため、数学が苦手な人ほど教科書や初心者向けの参考書をよく読み、
自分のレベルに合った問題から解くことが大切になります。
大学受験のおすすめ数学参考書
ここで、大学入試において数学を勉強するおすすめの参考書をご紹介します。
武田塾のルートではこれらの参考書を使っているので良かったらぜひ参考にして下さい。
数学(ⅠA・ⅡB・Ⅲ)基礎問題精講
数学基礎問題精講は武田塾でもおすすめしている参考書です。
この参考書では教科書レベルの基礎問題から大学入試の個別試験に出るような応用の問題まで
幅広く対応しているのでとてもおすすめです。
また、同じシリーズで「入門問題精講」や「標準問題精講」というのもあるので、
数学にまったく自信がないという方は「入門問題精講」から、
少し応用に挑戦したいという方は「標準問題精講」というように自分の実力に合わせて使ってみてください。
Focus Gold(数学ⅠA・ⅡB・Ⅲ)
まだ高校一年生や高校二年生で受験までまだ時間があるという方に特におすすめなのが「Focus Gold」です。
実際に本屋に行って見てほしいのですが、とても分厚い参考書になっています。
しかし、その分内容はどの参考書よりも詰まっています。
単元別に分かれており、初めにはその単元の基礎事項や公式をまとめてあります。
また、問題では★でレベル別にまとめてあります。
★ 基本
★★ 標準
★★★ 応用
★★★★ 発展
というようになっているので、自分のレベルに合わせてぜひやってみてください。
青チャート
基礎から実践まで幅広く取り扱っている参考書として人気なのは「青チャート」になります。
この参考書は「Focus Gold」と同じく基本的な例題から難関大に出るような問題まで掲載してありますが、
「Focus Gold」よりも少し薄めなので高校3年生からでも十分間に合うサイズになっています。
ある程度基礎が固まっている人ならば使いこなせる参考書になると思います。
1ページに1テーマなので、反復して同じ問題を解きたいという人よりは
幅広い知識を取り入れて解法を学びたいという人におすすめです。
最後に
このブログを通して、少しでも正しい数学の勉強法を吸収することは出来たでしょうか。
数学というのは苦手意識を持つ人が特に多い科目ではあるのですが、正しい勉強法で問題を解いてみるだけで
成績の伸びがとても顕著に出るので、達成感を感じやすい科目でもあります。
だからもし文系の人で数学を使おうか迷っている人、理系で数学ⅡBやⅢを使うか迷っている人がいたら
ぜひ本屋に行って参考書をとってみて欲しいです。
数学を選択するだけで受けれる受験校や形式の幅が広がるのでおすすめしたいです。
これを見た皆さんが少しでも数学に対して苦手意識が無くなれば嬉しいです。
ここまで見ていただき、ありがとうございました!
塾・予備校に通い始める時期は?