こんにちは! 逆転合格専門の個別指導塾・予備校の武田塾鴻巣校です。
大学受験において、
必須の科目と言えば英語です。
それゆえに志望校合格には、
英語の攻略は必要不可欠と言えます。
そのため多くの受験生が英語に力を入れますが、
大学入試は「落とすための試験」であるため、
あの手この手を使って問題を難しくしてきます。
受験生からも、
「あの大学の英語ってやばくない?」
「そこの大学の長文はえぐかった…」
といった声をよく耳にします。
ところで、
「この大学の英語は難しいですよ」
と言われますが、
その「難しさ」とは一体何でしょうか?
そこで難しさについて、
武田塾チャンネルの動画を元に、
3つの定義をご紹介したいと思います。
定義1.語彙力
簡単に言えば、
どれだけ多くの単語を知っているかです。
ここでは具体的な大学の名前を出して、
語彙レベルの分布を紹介したいと思います。
その際に用いられるデータは、
以下の方法で抽出したものになります。
・評論形式のものが調査対象
(小説は難しい単語が出やすいため除外)
・CEFRのランク(A1~C2)ごとに出題率を算出
(「unlisted」は固有名詞や専門用語を指す)
・B1とB2の占める割合が高いほど難易度が高い
そこで語彙力が不可欠な大学名を挙げると、
慶應義塾大学と青山学院大学です。
さっそく語彙レベルの分布を見てみましょう。
慶應義塾大学(法学部)
A1:23%、A2:13%、B1:19%、B2:18%、
C1:3%、C2:4%、unlisted:20%
B1とB2が占める割合い:37%
青山学院大学(文学部)
A1:41%、A2:14%、B1:20%、B2:17%、
C1:1%、C2:1%、unlisted:6%
B1とB2が占める割合い:37%
慶應義塾大学(法学部)では、
全体を通して難しい単語を使っているため、
語彙が足りないと読解はかなり困難です。
一方の青山学院大学(文学部)では、
B1とB2の占める割合は同じですが、
A1~B1レベルの語彙が大半を占めるため、
量よりも質にこだわりたいところです。
定義2.試験時間
これは試験時間の制約があるために、
問題が難しくなるケースを指します。
ここに当てはまる大学は、
東京大学と上智大学です。
参考までに2大学の語彙を見てみましょう。
東京大学
A1:40%、A2:17%、B1:18%、B2:17%、
C1:1%、C2:3%、unlisted:4%
B1とB2が占める割合い:35%
上智大学(法・経済・外国語学部)
A1:45%、A2:14%、B1:11%、B2:11%、
C1:4%、C2:1%、unlisted:14%
B1とB2が占める割合い:22%
東京大学を見ると、
B1とB2の占める割合は高いですが、
A1とA2で6割近くを占めているため、
単語帳を仕上げれば読めます。
上智大学に関しては、
固有名詞等の占める割合は高いものの、
B1レベルまでの単語が7割を占めます。
それでもこの大学の英語が難しいのは、
試験時間の制約の影響が大きいからです。
つまり、問題の難易度は高くないものの、
問題数が多いために解き切ることが困難です。
こうした大学では、
問題の取捨選択が重要となります。
定義3.読解力
単語は知っているけれども、
・文章の構造がわからない
・何を言っているのかがわからない
・設問の意味がわからない
というものを指します。
ここに当てはまる大学は、
京都大学や早稲田大学です。
それでは、ここでも語彙の分布を見てみましょう。
京都大学(大問1前半)
A1:46%、A2:20%、B1:13%、B2:7%、
C1:3%、C2:4%、unlisted:7%
B1とB2が占める割合い:20%
京都大学(大問1後半)
A1:49%、A2:20%、B1:10%、B2:5%、
C1:3%、C2:3%、unlisted:10%
B1とB2が占める割合い:15%
早稲田大学(政治経済学部)
A1:37%、A2:12%、B1:15%、B2:15%、
C1:4%、C2:2%、unlisted:15%
B1とB2が占める割合い:30%
京都大学を見ると一目瞭然で、
A1~A2レベルの単語が7割近くを占め、
センター試験レベルの語彙力でも
それなりに読むことができます。
早稲田大学はそれなりの語彙力が必要ですが、
MARCHレベルの語彙力があれば、
知らない単語の数はそう多くないはずです。
しかし、それでも難しいのは、
文章の内容が抽象的・専門的であったり、
設問の問われ方が独特であったりと、
一筋縄でいかない問題が出題されるからです。
そのため、こうした大学に対しては、
過去問演習を何度も繰り返し、
読み慣れや知識の補強が必須と言えます。
一番難しい英語を出す大学はココだ!
最も気になるのが、
どの大学がもっとも英語が難しいかです。
この議論に関しては、
様々な意見がありますが、
ほぼこの大学で間違いないと言われています。
それは、
早稲田大学(先進・基幹・創造)理工学部です!
4技能試験のスペシャリストである
森田鉄也先生の見解は以下のとおりです。
・理系の基礎知識が必要
・ネイティブの人でも長文問題の解答がばらける
・何時間もかけて解いても、正解かどうかわからない
・そもそも読めないし、解けない
・点数がとれない前提の試験である
受験生の中では同大学の英語のことを
「ロト6」と呼んでいる人もいるとか。
そのため、早稲田大学・理工学部では、
英語以外の数物化で点数を稼ぐことが、
基本戦術となります。
受験される方は心してかかるようにしてください。
今回の各データの参考元を紹介しますので、
そちらもチェックしてみてください!
・森田先生が選ぶ日本一英語が難しい入試は〇〇大学!?「正直、ネイティブでも答えが割れました」|受験相談SOS 【特別編】
・東大も京大も大したことない!?森田先生再来、大学別の英単語レベルを発表します!【国公立編】|受験相談SOS 【特別編】
・「単語帳で難関大は変わらない。。」MARCH・早慶上智・日大の英単語レベルを森鉄先生が解説します!【私大編】|受験相談SOS 【特別編】
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