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港南台校が考える勉強の基本!~その2~

港南台校の校舎長 尾原です。

前回より、港南台校の学習法について、

下記お話させていただいています。

1️⃣受験勉強について
2⃣基礎力について

3️⃣過去問の取り扱いについて
4️⃣これから勉強を開始する受験生に向けて

今回は、前回に引き続き、以下のお話をさせていただきたいと思います。

 

 

3️⃣過去問の取り扱いについて

①過去問の分析は必須

過去問を分析することなく、志望校に挑むのは、海図を持たず大海原の中を闇雲に船を走らせるようなものです。

 

過去問を重視しない方々の中には以下のような理由を述べる方がいらっしゃいます「過去に出題された問題と同じ問題は出題されないから過去問を見ない」

確かに同じ問題は出題されませんが、出題分野や出題傾向は毎年同ということの方が圧倒的に多いです。過去問は予想問題の宝庫なのです。

見ないと言う人は、志望校から届けられる受験勉強のヒントやメッセージを自らが拒否しているのと同じことです。

 

また、以下のような理由を述べる方もいらっしゃいます。

「早い時期に試験問題を解いてしまうと直前になって自分の力試しができなくなるから、試験直前になるまで過去問を見ない」

確かに、早い時期に試験問題を解いてしまうと直前になって自分の力試しはできなくなるということはあります。

しかし、もし直前に力試しをして散々な結果だったらもう取り返しがつきません。

 

いずれにしても、過去問を分析することなく、学習するのでは、無駄のない最短コースで駆け抜けることは決してできません。

制限時間内にゴールを切ることはできず、時間切れで、計画の一部は手付かずのまま試験に臨まなければいけなくなる可能性が非常に高いと思います。

 

②いつから過去問分析をすべきか

過去問分析は、比較的早い段階から始めるべきです。

過去問分析の目的は時期によって違いますが、早い段階から始めるのは、

大学ごとに「出題される分野」と「出題されない分野」が存在し、さらに出題される分野はどの水準のものが要求されているのかも過去問が教えてくれるので、今後とるべき学習の指針を得られるからです

もし、このような分析を欠けば、一般的には重要だけれども、志望校の過去問においてはほとんど出題されていないもの等、勝手な思い込みで不必要に学習するというような無駄なことをしてしまう可能性が生じます。 あるいは、逆に、志望校ではよく出題されているにもかかわらず、それへの対策が不十分になってしまう可能性も生じます。

また、形式的には記述で出題されるのに、記述で書けるようになる勉強方法を取らないままに学習を進めてしまうというようなことも起きます。

 

このブログを 読まれている方の中には、この時期(11月くらい)でも、まだ始めていないという方もいらっしゃると思います。その方たちは急いで、過去問を少なくとも直近3年分は解いてください。

その際に、特に独学をされている方は、このまま今の勉強を続けていったとして、その教材なり、授業なりが全て頭に入ったとしたら、確かにその教科については合格最低点以上が取れるか?

すなわち、志望校の難易度に見合った学習となっているかということも併せて分析してください。

学習していても、レベルが合っていなければ、合格最低点に届きません。

 

③港南台校では

個別指導の中で、過去問分析の時間を年に数回、設けております

校舎長の私と担当講師が、生徒さんのこれまでの偏差値を念頭に置いた指導いたします。 もちろん、講師の先生も担当する生徒さんの志望校の過去問はしっかり解いていますので、 以下のような指導が可能となります。

 

【第一段階】

基礎学力がある程度身に付いた頃に、生徒さんに過去問を実際に解いていただきます。

そして合格最低点を念頭におきながら、本番で取らなければ合格できないと思われる問題を選定して、実際に生徒さんが正解した問題数とのギャップを埋める方法を考えます。

これにより、どんな傾向、どんな形式、どれぐらいの難易度の問題が出題されるのかを踏まえた上で、今後、何をどの優先順位で学習するかという志望校に特化した具体的戦略がたちます。

前にも申し上げましたが、間違った努力をしないために、あるいは必要な努力が抜け落ちないようにするために、基礎力がある程度身に付いた早い段階から過去問を分析するのです。

 

【第二段階】

過去問を踏まえた学習がある程度進んだ段階で、得点力が上がっているかを確認するために、まだ解いていない年度の過去問を実際に解いていただきます。

第一段階では学習の方向性を決定しましたが、方向性が合ってるだけでは合格点には到達しません。 大学が要求している深さにまで理解が到達してなければなりません。

そのためには、あと何がどれほど足りないかを見極め、合格最低点を超えるための課題を見つけ出します。

 

【第三段階】

年明けまでをめど、赤本でまだ解いていない年度の問題を全て解ききって、インプット面における最終課題をあぶりだし、それを潰します。

その後は、不安な分野の集中的な復習をします。

 

【第四段階】

最後に、本番でとる戦術のシュミレーションを過去問を使って繰り返します。

時間配分や、問題を解く順番、部分点を取りにいく問題や捨てる問題の見極め等を体得し、絶対に取らなければいけない問題を絶対に取れるように仕上げていくのです。

 

それぞれの段階においては、精度の高い判断が要求されますが、 港南台校ではその精度に自信を持って、生徒さんの指導にあたっております。

 

 

それでは、今回のブログはここまでといたします。

お付き合いいただき、ありがとうございましたm(__)m

 

次回は、4️⃣これから勉強を開始する受験生に向けて

お話させていただきたいと思います!

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