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港南台校が考える勉強の基本!~その1~

港南台校の校舎長の尾原です。

最近、港南台校へのお問い合わせの中で、1番多くいただくのが、
「YouTubeで武田塾チャンネルは知ってます。知りたいのは、武田塾に入塾すると、具体的にどういう感じになりますか。」
といった趣旨のご質問です。

そこで、今回から3回に分けて、「港南台校では、こんなことを考えて、実際にこんな感じで指導しています。」というようなことをご紹介させていただきたいと思います。
ご自分で、独学されている受験生の方も、もし参考になるところがあれば、取り入れていただければと思います。

全部で4つの内容を述べたいと思います。
1️⃣受験勉強について
2️⃣基礎力について
3️⃣過去問の取り扱いについて
4️⃣これから勉強を開始する受験生に向けて
といった内容です。

では、早速、本題に入ります!

 

1️⃣験勉強について

受験勉強の本質を考えると、受験勉強とは「現在の実力」と「合格最低点以上をとるための実力」とのギャップを試験当日までに埋める学習といえます。

そのために、すべての受験生が取り組まなければいけないことは、勉強開始の時期がいずれであっても、
①徹底的に基礎力を鍛えあげること
②過去問分析により志望校を研究し尽くすこと
の2点です。

この2点につき、特に今から注意しなければならないことも含めて、

①徹底的に基礎力を鍛えあげること2️⃣基礎力について

②過去問分析により志望校を研究し尽くすこと3️⃣過去問の取り扱いについて

でそれぞれ個別に説明いたします。

 

2️⃣基礎力について

①一般的に誰にでも当てはまるお話
基礎力とはその科目のどの分野のどのレベルの問題を解く場合においても必ず身に付けておかなければならない必須の知識です。

基礎力の具体的な中身、すなわち基礎力とは各科目のどの範囲(単元)のどこまでの深さを指すのかは、ここでは割愛させていただきます。
ただし、お持ちの教材を港南台校までご持参いただければ、個別具体的に示させていただきます。
今回は、一般論として、特にこの時期(11月くらい)から、注意しなければならない、多くの人が失敗しやすい誤りを述べていきたいとます。

皆さんの多くは、過去問を解き始め、それに加えて、得点力をつけるために、応用問題にもを取り組んでいることと思います。
この時、応用の学習が進むに従い、基礎力がある程度身に付いていることに安心して、次第に基礎をおろそかにし始めてしまう人がたくさん出てきます。
しかし、基礎を軽視し復習を怠ると、一度完全にマスターしていたとしても忘れてしまいます。

逆に毎年、試験直前になって飛躍的に点数が伸びる受験生がたくさんいますが、これは基礎を忘れないように定期的に学習し続けたことが大前提となり、その基礎うまく応用する力を新たに身につけたことによって得点力が上がるのです
例えば、演習問題を数多くこなすことで、解き方のコツを会得したことによって。
また、一見基礎とは全く異質に見える難易度の高い応用問題でも、基礎を複数組み合わせるなどして作成されていることを見抜き、それに対処する力ができたことによって。
すなわち、受験直前の最後の最後までひと伸びがあるのは、基礎力を維持し続けた賜物であり、反対に基礎を欠けば、他の人に比べ伸び悩むことになります。

繰り返しになりますが、基礎に関しては慎重になりすぎるということはまずないので、必ず日々のノルマに基礎力の維持・強化を入れておくことを強くお勧めいたします。

 

②港南台校では
基礎力についての港南台校の取り組みの一部を紹介させていただきます。

港南台校では、基礎力を使いこなせる」段階にまで習熟させることを最重要課題としています。
そのため、入塾した最初の段階から受験前日まで以下のような取り組みをします。

【第一段階】

個別指導などを通じて、個々の基礎を完全に理解させます。

【第二段階】

理解した基礎を自分で再現できるようになるまで反復させます。
すなわち、理解したあとは各自で復習しなさいというような生徒任せにはせず、きちんと覚えているかの確認テストを通じて、再現できるまで復習させます。

【第三段階】

記憶を維持させます。
一旦、再現ができるようになったら、その基礎力を維持し続けるために、独自の「港南台式復習カレンダーに従って、個々の生徒さんにとって最も効率的な復習日を指定して、基礎を定期的に継続して復習していただきます。
そして、一定期間の経過後、再度抜き打ちテストをいたします。これを繰り返します。
できなければ、やり直しです。

【第四段階以降】

実戦形式の中で基礎を「使いこなせる」ようにさせます
得点力という視点で考えれば、ここが最重要ポイントになります。
ただ、これ以降は、過去問の使用が必須になりますので、
次回以降、ご説明させていただく予定の「過去問の取り扱いについて」をご参考にしてください。

港南台校では、以上のように1つ1つの基礎を、丁寧に徹底的に最後まで詰めていきます

 

③最後に
どこの大学を受けるにしても基礎の大切さは同じですが、一般的に偏差値の高い大学ほど基礎力の維持・強化を徹底する必要があります。
なぜなら、レベルの高い大学の難しさの本質は、「的なことの完成度」が非常に高い水準で求められるというところにあるからです。
誤解されている方が多いようですが、点数差がほとんどつかないような難問が出題されるから難しいのではありません
例えば東京大学の過去問を見れば、いかに練られた基礎が多く出題されているかがよくわかると思います。

 

それでは、今回のブログはここまでにいたします。

お付き合いいただき、ありがとうございましたm(__)m

次回は3️⃣過去問について
お話をさせていただきたいと思います。

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