大学受験、英語で時間が足りない人必見!シャドーイングのやり方
みなさんこんにちは!
武田塾港南台校のTです。
センター試験から共通テストに切り替わり、英語の長文の長さが格段に長くなったことはご存知かと思います。
長文を解いていて、解ききれない、読み切れないという事態に陥っていませんか?
今回は、これをやるだけでみるみる読むスピードが上がる、シャドーイングについてお話していきます!
1. シャドーイングってなに?
シャドーイングとは、CD音源から流れてくる英語を少し遅れて追いかけて読むことです。
英語の学習において、音読の大切さはいろいろなところで言われています。
ただ読むだけではなく、CD音源のスピードで読むことで、Reading(リーディング)のスピードアップ、Listening(リスニング)の耳を鍛えるという2つの力を同時に養うことができるのです。
特に、共通テストでは、Reading、Listeningどちらも出題されるため、やっておくとかなりの点数アップが期待できます。
2. 準備するもの
シャドーイングは、CD音源付きの英語長文が載っている参考書さえあれば、簡単に取り組むことができます。
私が取り組んでいたのは、こちらの『速読英熟語(岡田賢三著/Z会編集部)』という参考書です。
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51lUK8BkqEL._SX317_BO1,204,203,200_.jpg
CDは別売りになっていますが、大学受験の重要英熟語が織り交ぜられた実践的な長文でトレーニングすることができます。
この参考書の実績はすさまじく、ここに載っている熟語を完璧に覚えれば敵なしとも言われるすごい参考書でもあります。
他にも、英語の長文が載っていて、CD音源がついているものならどの参考書でもできますので、まずは家にあるもので挑戦してみるのも良いと思います。
3. シャドーイングをやってみよう!
シャドーイングは、3段階に分けて取り組むと、無駄なく取り組めますので、参考にしてみて下さい。
(1)CDを聞きながらとにかくマネをする!
最初から完璧に読めるという人はなかなかいませんので、まずはCDをマネすることから始めましょう。
ここでのねらいは、しっかり音声の速度に単語単位で目と口が追いつくことが重要です。
一文通してちゃんと音声についていって音読しきるようになることを目標にしてみて下さい!
とにかくCDの速さに慣れていきましょう。
スムーズにCDの速さで読めるようになると、流れるように長文が読めるようになるというわけです。
(2)音読しながら、日本語訳・解釈を同時にやってみよう!
入試本番では、速く正確に内容を読み取ることが大切になってきます。
この段階では、CDのスピードで読みながら、同時に日本語訳と解釈ができるようになるのが目標です。
ここの段階ができるようになった合図は、スピードを合わせ、日本語訳ができた後に、1段落・1文の内容を覚えているかどうかです。
この作業を完璧にすると、試験本番で焦ったとしても、長文の読み飛ばしを防ぐことができます。
慣れてきたとしても、しっかり訳せるようになるまでは、必ずCDを聴きながら、参考書を読んでやるようにしましょう。
(3)CDは卒業!最初から最後まで自分の力で読んでみよう
いよいよ、ここまできたらCDは卒業です。
CDがなくても、CD音源並みのスピードで自分の力で読めるようになりましょう。
さらに、その速さで日本語訳もできるようになれば完璧です!
達成度の確認方法としては、CD音源の長さと、ストップウォッチで計測した自分の読む長さを近づけることです。
ここまで来るのに、かなり長期間取り組む必要があるため、できるだけ早いスタートをおすすめします。
4. 意外と最後までちゃんとやる人は少ない
時間がなかったり、ある程度できたからもういいやと言ったりして、最後までしっかり取り組む人は意外と少ないのです。
第2段階までいけば、Listeningはある程度聴けるようになるとは思いますが、訳すという作業を怠ったために、内容が理解できないため、言われている英語は聴きとれているのに意味がないという状態になりかねません。
Readingでも、スピードだけが速くなり、意味が同時に訳せず、何度も何度も読み直し、気づいたらかなりの時間が経っているということになってしまったりします。
Readingも Listeningも同様に、詰めが甘い状態になり、文章を読み取る正確性が養われていないまま先に進んでしまい、点数に結びつきません。
つまり、最後までちゃんと頑張った人は、確実に英語で差をつけることができると思います。
5.シャドーイングに割く時間
ここまでシャドーイングは重要だと繰り返してきましたが、実は1日にかける時間はそんなに多くなくても良いのです。
音読にかける時間の理想は、1日15~30分ほど。
速読英熟語の場合は、1日1文を確実に取り組みましょう。
各段階の目標をやりきれる時間を設定してください。
どうしても時間がない日は、もう少し短くなってしまってもかまいません。
とにかく、毎日やり続けることがとても大切です。
6. シャドーイングの読み方とは少し違うリスニング攻略法
ここまで、シャドーイングについて話してきましたが、悩んでいる方も多いであろうListening試験対策に関して、解説したいと思います。
シャドーイングとはまた違った、実際のListeningの試験ではどう英語を聴けばいいのかについて、みなさんにコツをお教えします。
(1)意味を考えようとしない
Listeningの試験中は、聴こえてきた英語を日本語に訳すことに時間を割くのではなく、内容の理解を優先しましょう。
「ん?どういうこと?」と思った方もいらっしゃると思いますので、詳しく説明すると、Listeningでは、英語を英語のまま理解することが求められます。
(2)英語を英語のまま理解する
例えば、appleとか、Hello.とか、How are you?とか、何も考えなくても理解できる英語はありませんか?
そのような何も考えなくてもわかる英語を増やすことで、自然とListeningでも意味を捉えられるようになるのです。
シャドーイングでたくさんの英文に触れることで自然と養われたりもします。
(3)一言一句正確に聞き取ろうとしない
一語一語這うように英語を聞き取ろうとしている人、すぐにやめた方がいいです。
意外にも、Listeningは一語一語丁寧に聞き取ろうとすると失敗します。
例えば、ネイティブの先生が英語を話す時、いろいろな単語が繋がって聞こえたりしますよね。
なので、音に集中して一語一語聞き取ろうと思っても、変化した音や消えてしまった音に対応できなくなります。
そうすると、わけがわからなくなって、何も聞こえなくなってしまいます。
(4)強調されている単語に注目!
繋がっている音や消えてしまった音を聴かなくても、強調されている単語をしっかり聞き取れば、英語は意味が分かるようになっていることが多いです。
つまり、英語を聴くときは、強調されている単語を拾いつつ、音が変わってしまっているような部分は聞き流す、という意識を持ってListeningに臨むようにしてください。
7. まとめ
シャドーイングについてお話してきましたが、いかがだったでしょうか?
闇雲に英語長文を読むよりも、シャドーイングを地道に頑張る方が長文を早く読むことに関して、近道だったりするのです。
まずは、CDから流れる英文の読み方をマネすることから始めましょう。
Listening試験対策も同時に行える画期的な学習方法とも言えます。
言語は耳から鍛えることで成長します。
みなさんの学習に少しでも役立てば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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