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【現代文】たったの2ステップ!傍線部問題に必要なのはそれだけ!?

 

 

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皆さん、こんにちは!

武田塾港南台校、講師の浅葉です😁

 

本日は、現代文の頻出問題である【傍線部説明問題】をどう解くかについてご説明します。

 

傍線部説明問題とは、

「傍線部1『○○○』とあるが、その説明として最も適切なものを次の中から1つ選び、解答欄にマークせよ。」

という問題のことです。

 

センター試験や私大一般入試、国立大二次試験など、

どの入試においても最も出題頻度が高い問題と言えるでしょう。

 

その傍線部説明問題を解くための考え方・ポイントをご説明します。

 

 

傍線部問題を攻略するための2つのポイント!

 

傍線部問題を解く上で重要となるのは以下の2ポイント!

 

ポイント①:まずは「傍線部」を見よ

 

傍線部説明問題を解く上で意外と見逃しがちなのが、「傍線部そのもの」です。

多くの生徒は傍線部をあまり見ず、すぐに傍線部の前後を見てしまいます。

これが大きな間違いです!

 

「傍線部の説明として最も適切なものを選べ」

と聞かれているのですから、

まずは傍線部がどういう意味なのかを考える必要があります。

その上で、それが言い換えられている表現を探します。

 

この段階で、傍線部とはまったく違う点について言及している選択肢を発見できることもあります。

傍線部そのものを読むことの重要性もしっかりと心に留めておきましょう。

 

 

 

ポイント②:傍線部の前後を見よ

 

 

傍線部の意味を考えたら、次に傍線部の前後を見ていきます。

 

現代文は「筆者の主張・言いたいこと」を表現するための文章ですので、

重要な部分は形を変えて何度も登場します。

 

特に傍線が引かれている箇所は、設問者が大事だと思った部分なので、

必ずどこかに同じような表現があります。

まずは、傍線部の前後を見ることが鉄板です。

 

傍線部の内容が難解で分かり辛かったとしても、

それを分かりやすく説明している部分がそれほど遠くない場所にあります。

センターレベルであれば、前後2〜3行にヒントが隠されていることも多いです。

焦らず落ち着いてヒントを探しましょう。

 

また、傍線部に「このような」といったような指示語にも着目しましょう!

文章中からその指示内容を見つけ出し、傍線部の内容を肉付けすることが重要となります。

 

 

 

過去問を見てみよう!

 

 

では、実際の過去問を例に、上記の解き方を当てはめてみましょう!

下の問題は平成29年度のセンター試験追試の国語の問題です。

 

今回は傍線部問題の攻略法のご紹介ということで、
傍線部Aに関する問いをピックアップしました!

 

center2017

 

 

 

 

 

ポイント①:まずは「傍線部」を見よ!

 

上でご紹介したポイントの通り、

まずは傍線部Aを見てみましょう。

 

傍線部は

このような社会科学的認識の前提として

二つの要素が必要とされる。

という文章です。

 

問いでは「それはどういうことか」ということが聞かれているので、

これの言い換えになっている選択肢を選べば良いのです。

しかしこれだけでは情報量が少なく、選択肢を絞ることは困難です。

では、どうすればよいのでしょうか。

 

 

ポイント②傍線部の前後をみよ!

 

ここで重要となるのが「傍線部の前後を見ること」です。

 

傍線部の一文を見ただけでは、

「このような社会科学的認識」の“このような”って何を指しているの?

「二つの要素」ってなに?

という風に、まだまだ分からない部分がたくさん。

こういった部分を埋めるために、傍線部の前後を見ましょう。

 

 

(1) 傍線部の前をみよう!

 

まずは、「このような」という指示語に着目して、

指示内容となる部分を見つけるために、傍線部から前へと遡っていきましょう。

 

直前の部分ではアダム・スミスやマルクスといった固有名詞が登場しており、

具体例であることが推測できます。

もうすこし遡ると、

社会的現象を正邪、全宅の判断から切り離して、客観的にそれ自体として観察し、

その中にある論理や法則性を発見しようとする努力から、社会科学が生まれた」

と述べている部分があります。

ここが傍線部の「このような」が指す部分だと考えられます。

 

 

(2) 傍線部の後ろを見よう!

 

では、次に「二つの要素」の内容を探してみましょう。

この「二つの要素」というものに触れているのは傍線部が初めてなので、

その後ろでその内容が説明されることが予想できます。

 

実際に、傍線部の後を見てみましょう。

すると直後に、

一つはその社会を構成する人々の行動様式についての仮定であり、

もう一つは個人の行動が統合される社会的な場についての仮定である」

という文章が出てきます。

そうです、この直後の一文こそが「二つの要素」の説明になっているのです。

 

 

(3) 得られた情報を傍線部にあてはめてみよう!

 

では、傍線部の前後から得られた情報を傍線部にあてはめてみましょう!

 

「このような社会科学的認識の前提として二つの要素が必要とされる。」

社会的現象を正邪、善悪の判断から切り離して、

客観的にそれ自体として観察し、その中にある論理や法則性を発見しようとするための前提として、

その社会を構成する人々の行動様式についての仮定

個人の行動が統合される社会的な場についての仮定が必要とされる。」

 

 

あとは、これを言い換えているものを選択肢の中から選ぶだけ。

 

 

 

........いかがでしょうか?

答えは見えてきましたか?

 

正答は(4)です。

 

 

 

随分と長くなってしまいましたが、

皆さんが傍線部問題を解く上での

助けになるようなものとなっていたでしょうか?

そうであればとても嬉しく思います!

 

是非是非参考にしてください!

 

 

【参考】

・大学入試センター (最終閲覧日:2019年11月11日)

https://www.dnc.ac.jp/center/kakomondai.html

 

 

 

 

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