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大学入試、英語攻略のためのオススメ参考書シリーズ②熟語編

講師のFです。本日は『速読英熟語』を紹介します。ただし、ルートにもずっと入っており、武田塾チャンネルや逆転合格.com、校舎のHP...と数多く紹介されてきているため、使い方や特徴はそちらを参考にしてもらうとして、ここでは実際に生徒さんからよく聞かれる、熟語にまつわる疑問・質問に答える形でこの教材の必要性についてお伝えしていきます!

Q1.「熟語・構文・イディオムの違いは?」「違いを意識する必要はありますか?」

これは非常によく聞かれる質問です。ちなみに『速読英熟語』の表紙には"Idioms & Phrases"とサブタイトルがついており、イディオムとフレーズの違いまで話を持ち出すとより混沌としてしまいます...。

結論から言うと受験に向けた英語学習において、特に意識する必要はありません。いずれも、”2語以上の単語がセットになって1つのまとまった意味を持ったもの”くらいの認識で十分です。問題を解くときに、〇〇は熟語ではなく構文だから、、、□□はイディオムだから、、、と違いを意識して暗記や思考しなければならない場面は皆無です。

大学進学後、言語学etc.専門的なことを学んでいく上では違いが明確にわからないといけないかもしれませんし、教授や専門家の方々からすればありえない!!と怒られてしまうかもしれませんが...。

※分詞構文や強調構文など、文法名で使われている構文は上記内容には含みません。

Q2.「ネクステやスクランブルに載っているのだけではたりないですか?」

多くの進学校で配られる、一問一答形式の文法語法書にもまとめられたパートがあります。代表的な3つの教材を例に挙げると

ネクステ…493個(752-1244)

スクランブル…429個(878-1306)

ビンテージ…460個(848-1307)

と結構な量がまとまって載っています。他のパートにも文法などに関連してたくさん登場しますので、ふつうはこれら一冊だけ完璧にすれば十分と思うかもしれません。

しかし、以下の3つの理由で速読英熟語を使うべきだと思います!

 

①単語帳と同じ形式なので覚えやすい!

→単語と同じく、「1つの熟語に1つの意味をインプット」が基本です。

 

②シャドーイングを取り入れればリスニング力もついて一石二鳥!

→詳しくは下記動画!!

 

③超大切なパラフレーズの習得につながる!

→詳細は次の質問に出てきます。

 

Q3.「国公立志望ですが、熟語ってたくさん覚える必要ありますか?」

旧センター試験にあった文法・語句の一問一答形式が共通テストでなくなったこと、国公立二次試験のほとんどが長文&英作文(&一部リスニング)で構成されていることから、熟語をたくさん覚えても活かせる場がないのでは?という疑問を持つのはごく自然なことだと思います。

ただし、この質問に対しては「しっかりとまとまった量を覚えた方がいい」というのが明確な答えです。理由はすでに世に広まり始めている、これからますます広まっていくこと間違いなしの”パラフレーズ”の重要性が増したことにあります。

 

パラフレーズとは

ずばり「言い換え表現」のことです。

単語の類義語はもちろん、findとlook forのように単語と熟語、look afterとtake care ofのように熟語と熟語のパターンもありますよね。さらにnotやnoなど否定語をつければ反意語も言い換え表現になりえます!!

これらは出題者にとって正誤問題etc.の選択肢を作るときに非常に便利なのです。本文そのままの表現を選択肢の文に登場させると単なる答え探しになりかねないところに、パラフレーズを盛り込むことでしっかり内容を読んで判断させる問題へとバージョンアップさせることができます。少し悪い言い方かもしれませんが、正解を”隠す”ようなイメージです。

大学受験の長文全体が一昔前までの精読重視から速読重視に変わってきたこと、共通テストがリーディングとリスニングだけになったことで、「できる限り短い時間で記号問題を解く」という力がより多く求められるようになりましたが、パラフレーズはそのための重要な判断の手がかり、あるいは正誤を見分けるポイントになるということです(江南校では校舎長の勧めもあって、解釈をする際に熟語に波線を引くような指導もしています)。

速読英熟語にもしっかりと代表的なパラフレーズは掲載されています。まずは「1つの熟語に1つの意味」で数周して、だいたい意味がインプットできたらパラフレーズにも注目してセットで覚えていくという流れを取ると非常に効果的だと思います。

※共通テスト後に実際に出てきたパラフレーズを追記で掲載したいと思います!!

 

まとめ...速読英熟語は新しい大学入試との親和性が高い!!

いかがでしたしょうか、必要性がわかってもらえたのではないでしょうか?

『速読英熟語』は単語帳がある程度進み、少しマンネリ化してきたころに組み合わせて進めていくのがオススメです。ぜひ手に取ってインプット&シャドーイングに取りかかってください。ただし全848語と難関大学でしか出てこないようなものもランダムに含まれているのが唯一気になるところです。覚えるのが苦手、なかなか覚えにくいものがあって苦戦している...という方は学校や塾の先生に尋ねて難熟語を教えてもらうのもいいかもしれません。単語を覚える際もそうですが、受験学年を迎える方、一定レベル以上の英語を学習してきた方は「見たことがあるかどうか」を基準にしてもいいかもしれません。

単語と同様、早めに覚えればその後の長文読解がかなりスムーズになりますので、「余裕がある今のうちに...」というタイミングがあれば取りかかることをオススメします!

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