こんにちは、武田塾小牧校です。
これまでに現代文についての投稿がなかったので共通テスト〈国語〉の現代文に焦点をしぼり、解き方等を解答から見直してみる、ということでこのブログを書いてみました。
主にマーク形式の場合でしか使えない知識ですが、国語が苦手な受験生のヒントになれば幸いです。
目次
現代文の時間と配点
まず時間と配点について少し触れていきます。時間は80分で、これは文量や問題数から見てもとても短いです。大半の人は古文漢文にかける時間を減らし現代文に時間を残しますが、50分残ったとしても評論と小説にかけられる時間は20分前後でしょう。そのため文の構成や展開を一発で読み解いていく力も必要になります。
下の表はセンター試験大門1の出題内容です。配点は年度ごとに違いますが、一問一問の配点が高くなっています。
漢字問題は1問2点と配点は低めですが、前述した通り読解問題の一問一問がとても配点が高いです。最後には文章全体の内容理解をとう問題が用意されていて、こちらも配点は高くなっています。
そのため、漢字を落とすのがもったいないというのは言うまでもないですが、読解問題での間違いを減らすことが得点を上げることに繋がります。その「間違いを減らす」ために解答からマーク式国語を見直していきます。
現代文マークは2択問題
得点率でいうと6割を占める読解問題ですが、これは基本として5つの選択肢の中から最も適当なものを選べという問題であることが多いです。ここで解答から見直してみると選択肢は「適当であるものを選べ」であるから、他の4つの選択肢は単に誤っているか、文章中に書いてないことであるというわけです。
更に詳しく見てみると、不適の4択は3つが文章中に書いていないことが多く、残り1つは内容としては合っているが理由が不適である、いわゆるひっかけの選択肢から構成されています。つまり答えは文章中にあり、それだけで一見難しそうな5択問題が2択にまで絞れるということになります。
他の読解問題を見てみても誤りの選択肢について多いのは指定されている傍線部とは関係のないことについて説明していたり、単に内容が違うというものが多いです。選択肢によっては、本文中になく理由が不適であるなど完全に誤りな選択肢もあります。
よって、選択肢と指定の傍線部付近を比べるだけで2択、苦手な人でも3択にまではもっていけるのです。ここからは言い換えなど技術を要するので勉強が必要ですが、苦手な人はテクニックだけで間違える確率を減らすことが可能になってきます。
現代文が苦手な人へアドバイス
前述した通り、マーク式現代文は選択肢の作り方が決まっていて、なれてくると誤りも見破れるようになります。本文中にないことを選択肢に出すということは逆に言えば、本文に答えが書いてあるということです。
それでも違う選択肢を選んでしまう場合は、そもそも問題文自体を正しく理解できないまま選択肢に入っている可能性が高いです。問題文は基本的に抽象的な表現を含む場所が指定されることが多いので、まず文中の言葉を使った表現になおす練習もしていくと良いでしょう。
あとは国語の過去問を解いていく段階になったときに、選択肢がなぜ違うのか、言い換えはどれが適切なのか、を解答で確認していくだけでマーク式現代文については理解できると思います。
このブログが現代文苦手な人のお役に立てれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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