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センター試験と共通テストの違い【英語編】

こんにちは。武田塾小牧校です。

記述式の試験問題も見送りされたし、民間英語試験の利用も無くなったから、言うほどやること変わらないのでは?と思われる方も多いと思います。

しかし、改革の2本柱ばかりが注目されていますが、それ以外の点でも各教科でさまざまな変更点が生じており、当然対策は変わってきます。新学年が始まる前に何が変わるのか押さえておきましょう!

今回は皆さんが最も気にしているであろう英語について、書いていきたいと思います。

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目次

  1. 共通テストで英語の試験はどう変わる?
  2. 発音、アクセント問題の消滅
  3. 設問がすべて英語に
  4. リスニングの配点が100点&1回読みの追加

 

共通テストで英語の試験はどう変わる?

確定している変更点

  • 発音、アクセント問題の消滅
  • 設問がすべて英語に
  • リスニングの配点が100点&1回読みの追加

ほぼ確定している難易度の上昇

  • 単語量の増加による難易度の上昇

いまのところ、主にこのような点で変更があることが発表されています。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 

発音、アクセント問題の消滅

現在のセンター試験では、発音・アクセント・語句並べ替え問題が問題1で出題されていますが、第1回目の共通テストではなくなることが確定しています。

なんで廃止するの?という点ですが、実はこの技能は本来導入予定だった民間試験で測る予定だったのです。

こういった大きい試験は1年以上かけて作問されます。ギリギリで導入が見送られたため、試験に盛り込むことができなくなってしまったのですね…。

裏を返せば、民間試験の導入が難しい!ということがはっきりすれば、第2回目以降は発音・アクセント問題を盛り込むことが可能になるということです。

したがって、第1回目のという部分を強調しました。「もうやらなくてもいいやー」と思っていた人は、しっかり取り組むようにして下さいね。

 

設問がすべて英語に

センター試験でもほとんどの部分で設問は英語でしたが、今後は全ての設問において英語にするそうです。

これまでとはそこまで変化はありませんが、問題文をさらっと流し読むようなことはしづらくなるかもしれません。

 

リスニングの配点が100点&1回読みの追加

センター試験では50点(全250点中)の配点だったリスニングテストが、大学共通テストでは100点(全200点中)になるということが決定しています。割合で考えれば20%→50%になるということです。

これまでは、はっきり言って解けなくてもなんとかなっていた部分がありましたが、今後は必ずできるようにしなければならない分野となります。

ただし、実際にどの程度の比重を置くかについては、各大学の判断となっています。詳しい配点比率は別記事にまとめていますので、参考にしてください。

共通テストはリスニング重視になるって本当?

 

そして、リスニング嫌いの人にとってはもう一つ悲しいお知らせがあります。それは1回読みの追加です。

1回読みとは、問題文が1回しか読まれないということです。もちろんすべてが1回読みではなく、1回読みと2回読みの問題が両方あるそうです。それでも、センター試験では2回読みのみでしたから、かなり大きな変化になりそうです。

問題文やその形式にもよりますが、リスニングする分量が増えれば増えるほど難易度は上がります。

また、一朝一夕にできるようになるものでもありませんから、高校2年生の間に取り組み始める分野としてうってつけではないでしょうか。

 

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