【高1・高2生も必見!】東大・国公立医学部受験をする上での心構え

駒込校・

こんにちは! 武田塾駒込校校舎長の西川です。

今回は、国公立の難関大学を受験する上での心構えをお話していきたいと思います。基本的には東大受験を軸に書いていきますが、他の難関国公立大学を目指す人にもぜひ読んでほしい内容です。

 

【高1・高2生も必見!】東大・国公立医学部受験をする上での心構え

東大

高1生も「まだ3年もある」と思わないこと

この春に高校1年生になった皆さんは、高校入試を終えたばかりで、まだ大学入試のことなんか全く考えていないかもしれません。かく言う私もそうでした。私は中学からの内部進学の方が多数派の私立高校に、高校から進学したのですが、入学式直後の集会での学年主任の一言に衝撃を受けました。

「大学入試まで、あと3年しかありません」

そのときは、正直「いやいや、何をおっしゃいますのやら」という感じだったのですが、文系なら東大、理系なら東大もしくは国公立医学部を目指すのが当たり前の環境であることを踏まえると、先生の気持ちもわかるなあと今になって思います。

 

東大受験の何が大変か

まず知っておいていただきたいことは、中学でやってきた勉強と高校の勉強では、それぞれの科目でやるべきことの量が圧倒的に違うということです。

中学までは、「授業である程度理解して、定期テストの2,3日前に詰め込む」、「中3の夏ぐらいから総復習をして受験に備える」といったスタイルでも通用してきたかもしれませんが、高校の勉強は、なかなかそうはいきません。

理系科目は積み重ねの科目なので、一旦わからなくなると、授業についていくことも難しくなりますし、日本史や世界史は、一科目だけで中学の「社会」の何倍もの暗記が必要になってきます。

 

私立なら科目が絞れる

しかし、基本的に英数国理社全てをやらなければならない高校入試と違って、大学入試の場合は受験に使う科目を自分で選択できます。

たとえば理系の場合は、「英語・数学・物理・化学」(国語や社会は使わない)、文系の場合は、「英語・国語(漢文が無いところも多い)・日本史」といった感じです。

これだけ見ると、「お、意外と楽そうだな」と思うかもしれませんが、たとえ後者の私立文系パターンでも、高校の一般入試の何倍も勉強する必要があります。

 

国公立はやることが多い!

では国公立はどうかというと、共通テストで科目が多いパターンだと、「英語・国語・数学IAIIB・地歴(1科目)・公民・理科基礎(50点ずつ2科目)」という風に、やるべき科目が一気に増えます。

しかし、国公立でも、共通テストだけの科目が多い場合はまだなんとかなります。たとえば筑波大学の文系のある受験形式では、共通テストはフルセットの900点分必要ですが、二次試験は国語と英語(外国語)に加え、地歴・公民・数学の中から1科目、つまり合計3科目で受験することができます。

 

それに対して東大の文系は、上記の共通テストフルセットに加え、二次試験で、国語(120点)、英語(120点)、数学(80点)、地歴2科目(合わせて120点)全てを解く必要があります。

特筆すべきは、地歴が2科目というところでしょう。1科目でさえ量が多くて時間がかかる日本史・世界史・地理を限られた時間の中で2科目仕上げるのは本当に大変です。

 

同じ英語でもやることが多い

上の話はあくまで科目数の話ですが、東大の場合は同じ科目の中でもやるべきことが膨大です。

たとえば英語は、私立の場合は上位校でも記号で答える問題がほとんどで、試験中に自分で英語を書いたり和訳を書いたりという機会はあまりありません。ベタな構成だと、長文の内容読解問題が2つ、文法問題の大問が1つ、会話文が1つ、前置詞などの空所補充の大問が1つといった感じです。

一方で東大の場合は、

・長文を読んで日本語で要約する問題
・文章の欠けている部分を補充する問題
・自由英作
・和文英訳
・リスニング
・文法の正誤判定
・下線部和訳
・長文の総合問題

 

というように、ひとつの試験の中で要求されることの数が圧倒的に多いです。もっと言うと、文法の問題も、普通の私立大学では、独立した1文ごとの4択問題が多いのですが、東大の場合は長文の中に下線が引いてあって、その中で不適切な語句を見つけさせるような問題なので、長文の前後の流れまで見ていく必要があります。

また最後の長文の総合問題は、高校英語で触れる機会が少ない小説やエッセーのようなものが出題されるので、難しい評論文がそれなりに読めるようになったと思ってチャレンジすると、文学的文章特有の修辞的表現のわからなさに心が折られます。

銀杏

高3になると勉強量で差をつけるのは難しい

東大入試の特徴について、少しイメージを持っていただけたでしょうか。ここで、冒頭の「入試まであと3年しかない」という話に戻るのですが、このように東大入試は、求められることの数がとにかく多いのが特徴なので、合格するためには勉強量を確保することが大前提です。

しかし、高校3年生になると、周りもみんな受験に向けて勉強し始めます。早慶はもちろん、MARCHに受かるぐらいの人は、夏以降は勉強漬けの日々を送っているはずです。

周りがそんな状態の中で、他の受験生の2倍も3倍も勉強するというのは物理的に不可能です。もちろん質で量をカバーできる部分もありますが、それでも限界はあります。

また、ちょっとイヤな話になってしまいますが、東大合格者を多く輩出する中高一貫校では、中学生の段階ですでに高校レベルのことをやっています。考え方によっては、公立中学校から高校に進学した時点でそういった人たちに差がつけられてしまっていると言うこともできます。

よって、少しでも東大を受けるつもりがあるならば、今すぐにでも受験を見据えた勉強を始めるべきです。

 

英語と数学を先に仕上げる

では具体的に何をやるべきかというと、文系・理系どちらにしても高1高2の間は英語と数学を優先してやるのが良いでしょう。

特に数学に関しては、できれば高1の間に数IA・数IIBの基礎を一通り終え、高2からは数III(理系)、もしくはIAIIBの入試基礎~標準レベルの演習(文系)に入るのが望ましいです。

とはいえ、先に進むことを目標にしすぎるのも良くありません。かつて東大では、sinθ、cosθの定義と、加法定理の証明が大問として出題されたことがありました。これ自体はどの教科書にも絶対に載っている内容ですが、実際に改めて出題されると困惑する受験生が多かったと聞きます。

※中学の範囲でいうと、「三平方の定理や円周角の定理を証明させる問題」のようなものだと考えてもらって大丈夫です。

(ちなみに大阪大学では、2013年に、lim(x→0)sinx/x=1を示すことでsinxの導関数がcosxであることを証明せよという問題が出題されています。)

 

このように、東大をはじめとする難関国立大学では、普段受験生が「道具」として何気なく使っている公式や定理そのものへの理解を問うような問題をしばしば出題します。

こういった問題は、典型問題を反復練習で解けるようにするだけではなかなかできるようになりません。普段から、教科書や参考書に書かれている定義や定理に関する記述を、ひとつひとつ自分の頭で考え、理解することが必要になってきます。

英語についても同様で、東大英語は一見すると語彙のレベルは決して高くないのですが(早慶の方が圧倒的に難しいです)、基本的な単語に対する本質的な理解が問われるため、「知っている単語しかないはずなのに読めない」という状態に陥りがちです。

have、get、take、makeなどの基本動詞を辞書で引いて、用法について幅広く理解するというような作業は高1高2のうちにやっておきましょう。

こういった作業は、いざ受験学年になってあれもこれもやらないといけないという状況になると、なかなか手がつけられないものです。

 

他の科目について

英語と数学以外で言えば、古典文法は非受験学年のうちに完璧にしておくと良いでしょう。理科や社会については、高2までは学校のペースに合わせてその都度ちゃんと勉強しておけば、基本的には大丈夫です。

物理や化学は基礎が曖昧なままだとだんだん授業も理解できなくなってくるので、そうならないように、「一度やったことは完璧に」というのを意識しましょう。

特に物理は、力学の理解が曖昧なままだと、電磁気の分野に進んだときに、何を言っているのかさっぱりわからなくなります。

 

文系の数学選択は実はお得

ここまで、数学の重要性についてお話してきましたが、将来的に文系に進もうと思っている人からすると、「もし途中で私大に切り替える場合、日本史(世界史)で受験するから、数学をやったことが無駄になるんじゃないか」と思う人もいるかもしれません。

しかし、高1高2で数学を真面目にやってきたのであれば、MARCHや早慶の文系も数学受験の方が良いと思います。

もちろん人によって得意不得意があるので、実際には日本史や世界史を選択した方がいい場合もありますが、たとえば、(ちょっと変な思考実験になりますが、)5教科の能力のステータスが全て同じで、きれいな五角形になる人がいたとしたら、MARCHの日本史・世界史と数学の難易度を比べたら、絶対に「数学の方が簡単」と言うと思います。

 

私大文系の日本史・世界史は、ちゃんと点数がとれるようになるためには膨大な勉強量が必要です。しかも、英国社の三科目で勝負しようと思っている人たちは、暗記科目である社会に関してはかなりのレベルに仕上げてくるので、本番では、みんなができるところをできるのは当たり前、みんなができない問題で、いかに自分だけができるかという勝負になってきます。

そこで初めて日本史・世界史で戦うつらさを知るのです。

一方で数学はというと、もちろん前提として高校数学そのものの難しさはありますが(中学の数学とは比べ物になりません)、しっかり学校の定期試験レベルのことが習得できれば、そこから入試問題へのギャップはそこまで大きくありません。

典型問題ができるようになれば、私大文系の数学は十分合格点をとれます。そういう意味でも、「文系だから数学はやらない」と決めてしまう前に、一旦真剣に取り組んでみてほしいと思うわけです。

 

根気強く続けることが大事

「みんながやらないことをやる」のが受験で勝つポイントですが、「みんながやらないこと」とは決して特別で画期的なことではなく、「必要性はわかっているのにやらない」「やれと言われているのにやらない」、そういった類のものです(たとえば、単語帳はみんな持っているはずなのに、ちゃんと全部覚えようとしている人は驚くほど少ないです)。

小手先のやり方に飛びつかず、当たり前のことを真面目にやり続けることが合格の秘訣です。

結果が出ることを信じて頑張っていきましょう!

 

もし聞きたいことがあれば是非武田塾駒込校にお問い合わせください!

 

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