将来における分岐路である文理選択について
高校一年生の皆さん、そろそろ文理選択を迎える時期になってきました。
もう決まっている人もいれば、まだ悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
焦ってしまって、文系にしようなんて安易な考えは、はっきり言ってやめたほうがいいです。
学校の先生は、なりたい職業や向いている職業にあった文理選択を勧めてきますよね。
でも最終的に決めるのは自分です。
この記事はそんな文理選択に悩むあなたに必見です。
1、何も糸口が見つからない方へ
ようやく高校に慣れてきたところなのに文理選択をしなければならないの、と思っている方も多いでしょう。
なりたい職業について何もビジョンがなかったり、文理選択に関して何もヒントがない人は、自分の好きな科目や得意な科目、苦手な科目を考えてみましょう。
好きな科目と得意な科目が一致している人
好きな科目 :化学
得意な科目 :化学
不得意な科目:英語
このような場合は、好きな科目と得意な科目が一致しているので、好きなことで結果を出しているということになりますね。
この場合は、理系に進むほうが将来の職業にも繋がると思います。
しかし、英語は共通テストや二次試験に必要になってくる大学も多いので、ある程度までは英語のレベルを持っていかないといけません。
理系の学部は英語の論文がほとんどですしね。
好きな科目と得意な科目が一致していない人
好きな科目 数学
得意な科目 英語
不得意な科目 数学
このケースは、好きな科目と得意な科目が一致しておらず、逆に好きな科目と不得意な科目が一致していていますね。
なかなか稀なケースだと思いますが、高校一年生の段階で結果が出ていないとなると、将来その科目で躓いてしまう可能性も否定できません。
2、決め手がない方へ
「数学も理科も英語も人並みにできて、強いていうなら社会が得意だから文系に進んでみようかな」
など、まだあまり明確な理由がなく文理選択に困っている方いませんか?
この場合、得意な科目の延長線上に将来の職業を調べてみるといいと思います。
その職業になるために卒業しなければならない大学や学部をピックアップして、受験資格などを知ると、自分が文理選択どちらにするか、何か見えてくるはずです。
3、好きな教科となりたい職業が比例しない方へ
「英語が苦手だけど、文系の職業に就きたい」
「理系に進みたいのに、数学ができない」 など
文系の職業に就きたいけど、英語が苦手な場合
文系の職業に就きたいけど、英語が苦手な場合は、文系に進むことを強くお勧めします。
英語は基礎から地道に繰り返していくことが必要なので、結果が出るのに時間がかかります。
努力次第で、残された高校二年間で挽回ができるはずです。
理系に進みたいのに、数学が苦手な場合
理系に進みたいのに、数学が苦手な場合は、数学系の学科に進みたいということであれば要相談ですが、
二次試験に数学がなかったり、高いレベルを求められないことも多いので、数学を形式的に解いたり、対策はできますので、理系に進んでも十分頑張ることができると思います。
まとめ
このように、文理選択には色々な事象が重なり、判断が難しいです。
記事では読者の方々に読みやすいようにパターン分けしましたが、一人一人事情が全く違うので、自分一人で決めるのではなく相談することが必要になっていきます。
自己分析をしっかりして、先生や先輩、もし興味がありましたら、ぜひ武田塾の受験相談にいらして下さい。
文理選択だけでなく、勉強法など受験にかかわることは何でもご相談に乗ります!
お待ちしております。
著 武田塾講師 平井百香