慶應第一志望だった北浦和校スタッフの誰かが綴る受験期回顧録
みなさん、こんにちは。
武田塾北浦和校です。
今回は、上智大学合格体験記に対抗します!!
(関連記事参照)
写真の通り、経済学部B方式(日本史選択)でした。
高校の偏差値は当時で61くらいだったと思います。
したがって、なかなか早慶は難しいとされていたので
今思えば現役時代に逆転合格してました!!
いま、慶應を推す理由
大学入試改革による直接の影響がない
センター試験のかわりの試験。
令和元年12月末時点でとっても迷走しています。
そもそも慶應はセンター利用入試がありませんでした。
さらに引き続き、大学入試共通テストの導入もないとの
発表もありました。
よって、慶應を受験するのに改革うんぬんを
気にかける必要はないのです。
英語外部試験を取り入れることもしばらくない
持っていない人にとっては朗報。
英語外部試験併用入試などという募集枠がないため、
一般入試の問題の出来で受かるかそうでないかが決まる
たいへんシンプルなレース構造です。
社会科目受験の「楽」さ
日本史は江戸時代以降、世界史も1500年以降というように
出題範囲が決まっているので、対策がしやすいです。
配点
慶應の文系学部入試といえば小論文ですが、経済学部は
英語200、日本史150、小論文70なので
小論文対策に時間をとられすぎないのもいいところ。
結局小論文なんて他の私大じゃまず使わないので、
併願のことも考えたらそこまで時間を使いたくないですから……。
逆に、大変なこと
自由英作文対策が必要
日本語で書かれていても普通に難しい英文を2~3題ほど
読まされた挙句、それについての意見を英語で書かなければなりません。
おまけに、「自分の意見とは反対の意見についても触れながら」など
条件もしっかりあるので、この対策はきっちりしなくてはいけません。
社会科目も記述対策が必要
出来事の経緯、展開を説明する問題が
複数出題されます。
覚えていればできるものではありません!
まあ、勉強法は後ほど……。
B方式はA方式(数学利用)に比べて……
募集定員が200人ほど少ないです。
よってA方式の倍率が4倍前後に対し、
B方式は5倍以上といったところです。
受験者層の幅が広い
ここが一番過酷。
入試というのは
「他人を蹴落として自分が受かる」ものです。
その「他人」なのですが
まず、浪人生は2人に1人くらいだと思ってもらっていいです。
さらに、東大京大一橋志望者も50%弱いると思ってもらっていいです。
そういう人たちとの戦いです。
でも、目指すにはいいところ!!
やらなければいけないことがあるのは
どこ目指しても同じ。
そういう意味では、やはり入試システムが
シンプルなので、対策としてやらなければいけないことは
はっきりしている大学・学部ではないでしょうか。
では本題!合格までにやっていたこと
英語編
①単語・熟語
「システム英単語」のように
レベルが分かれているものを順番に完璧にしていきました。
具体的にやっていたことをお伝えします。
「今日は50個覚える」といったように数を決めます。
そして、朝昼晩と3回見る!と決めます
(学校がある日は朝夕夜)。
赤シートで日本語の部分を隠し、訳が言えなかったら
鉛筆で印。言えたら消せる。というルールでやっていました。
まあ、当然一度消せたものも次の週にはまた印がついたり……。
暗記なので、続けるのみ。数か月でできるものではありません。
思い立ったらすぐ行動してみよう。
②文法
単語の勉強と同じように、印をつけては消し、またつけて……
の繰り返し。
ただ、単語とは印のつけ方が違います。
「解説通りに正解出来たら」OKで、
それ以外は印を全てつけていました。
たとえ合っていても、理由が説明できなかったら×。
これも完璧にするのに半年はかかります。
でも、完璧になったあとの文法問題に対する自信は
「やった!文法だ!点数稼げる!!」くらいになります。
慶應経済の英語で文法の独立問題はありませんが、
文法を問う問題はあります。
さらに、英作文もありますので、文法力は必要です。
③長文
初見で解く問題と今までやった英文の復習(読むだけ)の
二種類の英文をやっていました。
当然、徐々にテキストのレベルは上げていきます。
これをやり続けたら、テキストのレベルとともに自分の
レベルも上がっていきます!
わからなかった単語、訳せなかった文を
ほったらかしにしないこと!!
長文の復習、軽視されがちですが
意外と忘れているで取り組んでみよう!!
④過去問演習
11月あたりからはやっていました。
ただ、慶應経済は長文パートで一定の点数に満たないと
そもそも英作文は見てももらえないです。
だから、まずは英長文対策として
慶應の環境情報学部と総合政策学部を5年分ずつ解きました。
長文の形式が似ていたので。
そして、経済学部の過去問を解くのですが
英作文は必ず添削してもらいました。
これで自分の弱点がはっきりわかります。
迎えた入試本番では個人的にですが
「あまりにも英文簡単すぎない……?」と思いながら解きました。
日本史
一問一答を2冊持っていました。
①量は少なくても、基礎が固められるものと
②ほぼすべてを網羅しているものです。
①を夏までに完璧にして、②は秋からやりました。
というのも、①だけで日本史は解ける!と思っていたのですが
私大の過去問を解いていて、知らないものもあったので……。
でも①を仕上げていたので、②はけっこうすらすら解けました。
慶應対策は過去問はもちろん、
日本史の記述問題がのったテキスト
(難関国立二次試験対策の色が強いものでした)
の江戸時代以降をやりました。
これの模範解答を理解しようと思うと
結局その周辺の出来事の整理をすることになったので
対策できました。
結局出来事には流れがありますからね。
小論文
これは過去問で時間内に解く練習をしました。
あとはとにかく添削してもらうことが大切。
特別テキストは買いませんでした。
10月以降に月2回ペースで書いていたと思います。
英語と日本史にかかっていると思ってましたから。
伝えたいこと
と、特別なことは何もやっていません。
ただ、例えば夏休みは1日12時間勉強をして、
量は確保していました。
そうでもしないと、一冊を難関レベルまで完璧にするのなんて
到底無理です。
勉強時間を確保するのって天才にしかできませんか??
つまり、慶應経済は「天才のみが受かる」のではなく、
「正しい努力をふさわしい量積んできた人間ならば等しくチャンスがある」
入試なのです。
実際、私が天才でない証拠になると思うので
受験結果をすべてお伝えします。
・明治大学政治経済学部(センター利用)不合格
・立教大学経済学部(センター利用)合格
・立教大学経済学部(全学部入試)合格
・明治大学商学部(全学部入試)合格
・明治大学商学部(個別入試)合格
・明治大学政治経済学部(個別入試)合格
・慶應義塾大学経済学部(一般入試)合格
・青山学院大学経済学部(個別入試)合格
・早稲田大学商学部(個別入試)不合格
まずMARCH系で特待を1個しかとれてないですし、
センター利用では不合格すらあります。
さらに早稲田は不合格。
もし天才だったら全部受かっているはずなんですよね。
それにMARCHは特待で通るはず。
センター対策と早稲田対策をおろそかにした自覚はあります。
逆に言うと努力した学校はちゃんと結果がついてきました。
受かるのに必要なのは努力なんていう生易しいものではありません。
「しかるべき勉強量を確保し、弱点から目をそらさず、対策をやりきる」努力が
必要なのです。
さいごに
結局、努力の仕方には
「模範解答」があると考えています。
どう努力すべきかということにおいて。
慶應志望でないから関係ない、はないです。
土台作りは一緒で、
やるテキストのレベルが変わってくるだけ。
成績のあげ方自体はどこを目指すにも応用できると
考え、このブログを書いています。
ただ、私自身も受験生のころは当然
いろんな大人から勉強法を教えてもらっていました。
受験生が勝手に「模範解答」にたどり着けるのなら
塾なんていりません。
今受験を迎えるなるべく多くの皆さんに
「模範解答」をお伝えしたい、そう思って
武田塾北浦和校にいます。
勉強のこと、武田塾のことなどお伝えする機会がありますので
ぜひお問合せください。
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