こんにちは！
JR京浜東北線「北浦和」駅東口徒歩1分、武田塾北浦和校です！
今回は、「将来の夢応援」シリーズと題して様々な職業について紹介していきます！
最初となる本記事では「管理栄養士・栄養士」をまとめていきます♪
管理栄養士・栄養士ってどんな職業？
管理栄養士・栄養士と聞いてみなさんはどんな人が思い浮かぶでしょうか。
一番身近なものとしては、学校給食の先生があげられると思います。
栄養教諭として学校で働くためには、管理栄養士・栄養士の他に栄養教諭の免許が必要ですが、
給食の献立やその調理は管理栄養士・栄養士の方も行っています。
栄養バランスやカロリーに気を付けて献立を立てたり、
給食の提供の時間までに料理が出来上がるよう工程をきちんと決めたり、
調理師の方と一緒に調理を行ったりと、
食や栄養に関すること全般を担っています。
学校給食の他にも、保育園や介護施設、病院で働いている方もいらっしゃいますし、
アスリートの食事管理・指導やエステサロンでの食事管理など、働き方は様々です。
一般企業に勤めて、食の関連する商品を作る商品開発に携わる人もいます。
食事や栄養のプロフェッショナル、それが管理栄養士・栄養士と言えるでしょう。
管理栄養士と栄養士の違いとなりかた
管理栄養士と栄養士は様々な点で異なります。
まず、資格の種類。
管理栄養士は国家資格です。
受験には栄養士育成施設として認められた4年制大学を卒業するか、
もしくは栄養士育成施設として認められた学校を卒業してから実務経験を積むことが必要です。
管理栄養士の資格試験の合格率は2018年度では60％ほどとなっています。
難しい試験ですが、大学によっては合格率100％を誇っているところもあります。
栄養士は都道府県知事から認められる免許で、国家資格ではありません。
大学の栄養学科など「栄養士育成施設」として認められた学校を卒業すれば得られる資格です。
そして、担当できるお仕事。
・病院での糖尿病など食事管理が必要な方への指導
・メタボリック検診後の特定保健指導
など、「栄養指導」と呼ばれる業務については管理栄養士のみできます。
それ以外の業務は栄養士の方でもできます。
例えば、学校・保育園・病院・介護施設などでの献立作成や調理はどちらも可能です。
ただし、職場によっては「献立は管理栄養士だけが作っている」といったところもあります。
管理栄養士・栄養士のやりがい
管理栄養士・栄養士のやりがいは様々ありますが、
やはり「食の楽しさ」を伝えられるということです。
例えば、保育園では献立作成・調理の他に「食育」を担当することもあります。
一緒にお料理を作ったり、野菜でスタンプを作ったりして、
自分が普段食べているものに意識を持ってもらう機会が楽しいとおっしゃる方もいます。
病院や介護施設では、病気の方でも食事を楽しめるように工夫したところ、
「おいしい」と言ってもらえたときにやりがいを感じるという方もいます。
また「食事で健康を保つ」サポートをすることにやりがいを感じる方もいらっしゃいます。
例えば、特定保健指導ではメタボリック症候群手前の方に指導することで発症を防いだり、
薬局等での健康相談など、食事から改善できる点を伝えたりすることができます。
食を通した喜びや健康を届けることを幸せと感じる方が多いようですね。
管理栄養士・栄養士を目指せる大学は？
「栄養士養成施設」として認められている学校を卒業すれば栄養士になることができます。
管理栄養士は必要ないということであれば、短大などで最短2年で栄養士資格を取得できます。
管理栄養士の資格もほしいという方は
「栄養士養成施設」に認められている4年制大学の卒業が必要です。
もちろん、卒業だけでなく試験に合格しなければ管理栄養士にはなれません。
そこで、旺文社教育情報センターのまとめている
大学ごとの新卒の管理栄養士試験の2019年度合格率を見ていくと
合格率100%の大学は全国に40あり、例えば関東地方では以下の大学になります。
神奈川県立保健福祉大学（神奈川）
女子栄養大学（埼玉）
高崎健康福祉大学（群馬）
和洋女子大学（千葉）
共立女子大学（東京）
帝京平成大学（東京）
東京農業大学（東京）
日本女子大学（東京）
また、合格者 150 人以上の大学は以下となっています。
女子栄養大学（232人、合格率 100.0％）
中村学園大学（217人、合格率 96.9％）、
武庫川女子大学（207人、合格率98.6％）
名古屋学芸大学（175人、合格率 99.4％）
東京家政大学（172人、合格率 98.9％）、
名古屋女子大学（150人、合格率 100.0％）
4年制大学を卒業してすぐ試験を受ける新卒の合格率は95.5％と高い数値です。
実務経験を積んでからの受験では合格率は18％となっており、
管理栄養士資格を確実に取得したいという方は、4年制大学を卒業することが近道のようですね。
（合格率などのデータは旺文社教育情報センターより引用させていただきました）
ちなみに、管理栄養士・栄養士の就職に携わっていた私の所感としては
管理栄養士・栄養士の就職に関して学歴を気にするのは一般企業が多く、
施設等の場合にはそこまで気にしない印象があります。
専門のお仕事になりますので、経験や実力などのほうが問われることが多いです。
まとめ
管理栄養士・栄養士は食に携わるプロフェッショナルで、
管理栄養士のほうが若干できるお仕事の幅が広がりますが、
どちらも食・栄養に関して専門性を持っていることに違いはありません。
管理栄養士・栄養士になりたい方は、
大学の栄養学部など「栄養士育成施設」として認められている学校をまずは卒業しましょう。
ちなみに栄養学部の内容には化学や生物の内容が入ってくることもあるので、
文系の方は注意してくださいね。受験科目についても確認するようにしましょう。
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