入試改革始まります!
みなさんこんにちは!
逆転合格の武田塾北浦和校です!
今回は受験生も保護者の皆様も気になっているであろう、「新入試」のお話をしていきます!
是非最後までしっかりと読んで、「新入試」への理解を深めていって下さい!!
ではいきましょう!!
さよならセンター試験。。。
今から数年前、平成2年1月に第1回センター試験が始まりました。
それから約30年近くの長い間、時に優しく時に厳しく、
受験生の乗り越えるべき壁として在り続けたセンター試験ですが、
いよいよ2021年度入試(2020年実施)から
「大学入学共通テスト」として生まれ変わります!
名前が変わるだけではありませんよ?
試験内容や難易度もガラッと変わります!
そこで、今回は「大学入学共通テスト」における
「英語」に注目していきたいと思います!
で、難しくなるの?簡単になるの?
これに関しては、人それぞれ意見や感じ方があるとは思うのですが、
個人的には難しくなるのではないかと思っています。
皆さんは「大学入学共通テスト」の英語の最も大きな変更点を知っていますか?
従来のセンター試験は「読む(Reading)」「聞く(Listening)」の2つを重視してきました。
ですが、新入試の英語には「話す(Speaking)」「書く(Writing)」が新たに追加されるのです。
この「読む」「書く」「話す」「聞く」を合わせて英語4技能と呼びます。
「大学入学共通テスト」を受ける受験生はこの4技能を評価されるというわけですね。
これが「大学入学共通テスト」における最も大きな変更点と言えるでしょう。
"CEFR"登場!!読み方は「セファー」
「じゃあ、その英語4技能を評価するものって何?」
「試験場でスピーチでもするの?」
そんな疑問は当然ありますよね。
答えをズバリと言うと、英語4技能を評価する明確な基準はあります。
その名も"CEFR"!!読み方は「セファー」です。
これからの入試においては常識になる言葉ですのでよく覚えておいてくださいね。
CEFRとは、「外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ共通参照枠」のことで、
正式名称は(Common European Framework of Reference for Languages:
Learning, teaching, assessment)です。
あまりに長すぎるので頭文字を取って"CEFR"というわけですね。
まあ簡単に言うと、「自分の英語力を測るものさし」みたいなものです。
英検やGTEC、TEAPなどがこのCEFRで測定できる検定として認められており、
入試に活用できることになっています。
ちなみに大学生にお馴染みの
TOEICはCEFRの測定対象から外されています!意外ですよね。
あと、CEFRで測定出来る検定にはレベルがあり、A1,A2,B1,B2,C1,C2と段階分けされています。
A1が英検で言うと3級程度で、一番上のC2が1級を軽く超えるレベルなんです。
"CEFR"の活用方法は?いつ受験するの?
「じゃあ、CEFRで測れる検定を活用すれば大学受験で有利になりますか?」
当然、みなさんはこう思いますよね?
実は、CEFRで測れる検定は全国すべての大学で活用出来るというわけではないのです。
基本的に新入試の英語は
「大学入学共通テスト」+「CEFR(英検,GTEC,TEAP等)」+「各大学の個別試験」で構成されており、
この3つをどのような比率で利用するかは各大学に任されています。
ですので、CEFR基準の検定を全く活用しない大学があってもおかしくないんです。
事実、「東京大学」「京都大学」「名古屋大学」「大阪大学」「九州大学」の
旧帝大と呼ばれる大学群は、CEFR A2レベル(英検準2級)を単なる「出願資格」として使うと発表しています。
つまり、合否に関わる入試結果には活用しないというスタンスを取っているわけです。
この話はまた別の記事で詳しく取り扱っていく予定です!
さて、CEFRで測れる検定の活用法ですが、
実はいつ受けても本番の入試に使えるというわけではありません。
基本的に、受験年度の4月~12月に実施される試験2回分を本番の入試で活用する。
といった流れになっているんです。
例えば、2021年1月実施の共通テストでCEFR対応の検定を活用したければ、
2020年4月~12月までの間で2回、試験を受けなければならないというわけです。
流れとしては
1、高2の11月に共通IDと呼ばれるCEFR対応試験の為のIDを発行する。
2、高3の4月~12月の間にCEFR対応試験を2回受ける。
3、入試本番でCEFR対応試験の結果を利用する。
こういったスケジュールになります。
なんとなくイメージ出来ましたでしょうか?
ただし、上記は国公立大学で活用する場合で、
大学にもよりますが、私立大学では早稲田大学など、出願時から遡って2年以内なら使用可能な大学もあります。
結局、センター試験と共通テストの違いは?
新試験である「大学共通テスト」は今まで2回、試行調査を行っています。
結果をまとめておきますね。
・語数
⇒ 5,100語程度に増加(センター試験は4000語程度)
・リスニング
⇒ CEFR A1~A2レベルは2回発音。B1レベルは1回発音。
内容は実際の講義をまとめたものや、記事を読む問題で、様々な難易度が出題。
・筆記
⇒ 従来の文法問題が大幅に減少。日常的なシーンや料理のレシピを読み取って4択で答える問題が大半。
難易度はCEFR A1,A2,B1レベル。
これが2回の試行調査の分析です。
今までのセンター試験の定番であった文法のみを問うような問題は減り、
より日常的な、実用性のあるシチュエーションからの出題が大半を占めるようになったことが分かりますね。
共通テストの対策はどうすればいい?
英検などは対策本も沢山出ていますし、比較的勉強しやすいと思います。
じゃあ今回の「大学共通テスト」の対策はどうすればいいの?
と不安に思うのは当然です。
確かに、試験内容と難易度は今までとは大きく変わるでしょう。
過去問もありませんし、周りに受けた先輩もいない。。。
しかし
「正しく英文を読み取って、正しい表現で答える」
という、従来の英語学習の本質が壊れるというわけではないんです。
皆さんが今やっている文法や単語の勉強はそのまま大学共通テストでも活きますし、
そのような基礎知識無しで解けるような問題ではないのはセンター試験も大学共通テストも同じですよ。
焦らず今まで通りしっかりと勉強してくださいね。
武田塾が制作に携わった
「大学共通テスト5年分予想問題集」も近々発売予定です!!
基礎をしっかり積み上げて、
予想問題を完璧にすれば怖いもの無しですね!!
今日のまとめ
・2021年度入試(2020年度実施)から「大学入学共通テスト」開始!!
・「話す」「書く」を含めた4技能を評価するためにCEFRが導入される!!
・CEFRで測定出来る検定を使うなら高3の4月~12月で2回、受験するべし!!
・「大学入学共通テスト」はセンター試験よりも日常的なシーンでの出題が増えるが、結局今やっている勉強が核になるので焦ることなかれ!!
今日はここまで!
ではまた次回の記事でお会いしましょう!!
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