こんにちは、武田塾北千住校です。
長い間コツコツと準備してきた受験期間も大詰めを迎えました。受験生の皆さん、コロナや刻々と移り変わる世界情勢の中、本当にお疲れ様でした。勉強の成果が発揮できた人や残念ながら一歩足りず、悔しい思いをした人など様々な受験生がいると思います。結果はどうであれ、ある目標のために計画を立て、それに向けて具体的な作戦を練るといった経験は絶対に無駄になることはありません。
今回は、その中でも受験のために努力したが結果につながらず、浪人をするという決断をした受験生に向けて、「浪人する際に何をすべきか」をメインテーマに話していこうと思います。
浪人するって何?
現役の受験生や現在も受験に向けて勉強している学生にとって、「浪人したくない」、「目指せ現役合格」などいう言葉は耳にするが、具体的に浪人するとはどういうことなのか、また、浪人は絶対に避けるべきものなの?など様々な疑問があると思います。そのため、まずは「浪人(学生浪人)」について解説していこうと思います。
「浪人」という言葉自体は、昔の日本で仕事を失ってしまった武士などを指すこともありますが、受験勉強でいう浪人とは、主に学生浪人のことを指し、現役で自分が満足のいく学校に合格できなかった場合などに、さらに勉強を続け、次回の受験を受ける人のことを表します。つまり、浪人をするというのは、1つも大学に受からなかったら自動的になるというわけではなく、主に自分の意志でさらに勉強をすると決める、ということです。(大学や専門学校進学率の高い学校に通っている学生には想像しづらいと思いますが、高校を卒業後、就職をするという学生も一般的な割合で存在します。)
次に、浪人するということがなぜマイナスなことであると思われがちなのかを、浪人のリスクを踏まえて解説していきます。(そもそも、「浪人」という単語自体がマイナスイメージを持ったものとして、社会で認知されていることが大きいので、もう少しマイルドな言葉がないものかと思っています。)
浪人への不安要素
浪人への不安要素として、みなさんが抱くことは、「浪人して大学に入ると、それ以降の人生に悪影響を及ぼすのではないか」ということです。
これに関しては、実際のところ、
1、2年浪人したところで大学生活や就職にはあまり影響はありません。
大学に入って友人ができ始めると感じると思うのですが、自分が思っているよりも浪人して入学してきた学生は存在します。そのため、浪人したからといって大学生活に大きな不利益はありません。
また、その後の就職についてですが、基本的に面接の際に話題となるのは、大学に入ってからの内容が多く、大学にいる間に何を経験し、そこからどういったことを学んだのか、などがメインとなってきます。(面接の質問への返答として、浪人を経験しているということを話しても、それによって成長できたことや得られたことをポジティブに伝えられれば、むしろ武器にすることも可能です。)実際のところ、浪人して本当に志望する大学に入った方が、書類選考などで有利になる場面があります。面接と言っても、企業の一個人が大学生を並べて評価するわけですから、出身大学が1つの尺度となってしまうことは、あまり考えたくはないですが、避けられないことなのではないかと思います。
浪人のリスク
一つのリスクとして、浪人が必ず成功するとは限らないということです。
これに関しては、意思決定には必ず利益と危険が伴うもので、モチベーションの維持や受ける大学の選択によってはあり得る話になってくるのですが、しっかりと後述する浪人生がすべきことをこなしていれば、そのリスクは最小限に抑えられると思います。
仮面浪人って?
最後に、大学に通いつつ受験勉強をする方法について紹介します。
それは、仮面浪人と呼ばれており、大学に通いながら志望する大学ために受験勉強をすることを指します。メリットとしては、次の試験で不合格となってしまっても、今通っている大学に通い続けることが出来ることです。しかし、大学に通いながら勉強をすることは、時間的にも精神的にも非常に困難なので、仮面浪人を成功させるには相当の努力が必要です。
浪人を決めたらやるべきこと
執筆者である自分も浪人をしていたので気持ちは分かります。まず皆さんに言いたいことはこの時の気持ちを絶対に忘れてはいけないということです。人間という生き物は、どんなに苦しい思いをしても、いずれは忘れてしまいます。しかしこればかりは忘れてはいけません。この気持ちを忘れて怠けてしまうと来年のこの時期にまた泣くことになります。
さてここからは自分が浪人生の時に感じた新年度が始まる前にやっておいて良かったと感じたこと、やっておけば良かったと感じたことを記していきます。最後まで読んでいただけるとありがたいです。
今年度の入試の反省
まずは、なぜ浪人するに至ったのかを冷静かつ詳細に分析する必要があります。浪人を決めた序盤は、なかなか浪人をしているという事実と向き合うことは難しく、がむしゃらに勉強してしまいがちですが、早めにスタートダッシュを決めて、計画的に勉強することの大切さを現役受験の段階で身に染みて感じているのなら、最初にやるべきは落ち着いて現状を把握することであることは明確です。
具体的には、教科ごとの習熟度を把握することが手っ取り早いです。
自分が志望校合格に向けてどの点で及ばなかったのか全科目で確認してください。
例えば英語で考えると慶應義塾大学法学部の問題では長文の問題が多数出題されますが、もうそもそも文が読めない→圧倒的単語力不足、文は理解できているが問題の正解に辿り着けない→選択肢を上手く削れていないor肝心なところを読み飛ばしている、時間が足りない→速読に慣れていないor文構造をとるのに時間がかかっている、といった人それぞれの課題が十人十色で出てくると思われます。そういった課題点が新年度に分かっているのか分かっていないのかで、スタートダッシュに差が出てしまうためこの時期にやっておくことをお勧めします。
目標設定・スケジュール管理
次にやるべきは、目標設定です。
目標設定とスケジュール管理は、見据える期間が違うだけで本質的にあまり変わりません。まずは、志望大学や大まかな年間予定などの目標を決め、それに合わせて、模試の日程や1週間1日単位の勉強時間などのスケジュール管理を行いましょう。酷ではありますが、自分で決めるスケジュールは緩みやすくなってしまうので、体調を壊さない範囲で少しきつい程度に組んでおくと、後々調整しやすいです。
各教科の基礎を学び直す
学習環境の確保
私が浪人で一番大切だと思うのは、この学習環境です。
浪人をするというのは、一年間、周りの友人が楽しそうに大学生活を謳歌しているのを横目に勉強を続けるということです。そのため、勉強をするための環境を整える必要があります。
コストを考慮して自宅で勉強するも、モチベーション維持のためにカフェで勉強するも、計画的に予備校で勉強するも、それで自分が一年後に後悔しないように勉強できるならば、自由に選択するのが良いと思います。
浪人をしてでも、後悔のない大学受験を!
いかがでしたでしょうか?この記事を読むことで、悪く思われがちな浪人についてのイメージが少しでも変わり、新たな選択肢として解釈していただけたら幸いです。武田塾では、充実した自習室や定期的な特訓によって、この記事に記載の浪人生がすべきことである現状把握から学習環境の確保までを自分一人でやるよりも効率的に達成できるため、興味を持った際は気軽にお問い合わせください。
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