こんにちは!武田塾北千住校です!
共通テストの実施日も迫ってきているこの頃、皆さんの勉強は捗っていますでしょうか?
こちらでは世界史選択者のあなたへ向けた、共通テスト世界史対策についてお話していきたいと思います。
対策を始める時期
「暗記科目だから直前で平気?」
「覚える量が多いから早めに始めた方がいいかな?」
など、共通テストに向けて、世界史の対策をいつ頃から始めるといいのか悩んでいる人は多いかと思います。対策を始める目安としては、知識の補填が不十分だと感じる場合は最遅1か月前、知識の補填がある程度完了している場合は2週間前を目安に始めましょう。「暗記系科目だから直前まで大丈夫」という考え方は実は危険です。世界史は確かに暗記系科目ですが、他のどの科目と比べても知識量が膨大です。まだ年代、イベント、関連人物などの個々の知識がリンクしておらず、不十分と感じる場合は早めにその補填に努め、ある程度知識が固まっている場合は、その知識についていかなる問われ方をされても答えられるように対策をしていきましょう。
共通テストの特徴
世界史共通テストで特徴的なのは資料読解が必要なところです。歴史上の出来事に纏わる資料やグラフ、文書などの読解を前提にそれにまつわる知識を問う形式となっています。そのような問題では、単なる暗記のような点・としての知識ではなく「この出来事があったから、この出来事が起こった」というように因果を理解した線・としての知識が必要とされます。ただ歴史事項を暗記するだけでなく、それらの知識を運用することが求められるようになっている、ということを把握し歴史事項そのものにプラスしてその背景やそれによってその後の歴史にどう影響を与えたか、まで知識の肉付けを行う対策が必要です。
オススメの参考書
線としての知識を養うならば、世界史の大枠を固めることが最重要です。共通テストであれば、求められる知識は教科書レベルで問題ないので、できる人は教科書を何度も読み込んで大枠を理解できればOK。しかし、教科書では文体などに読みづらさを感じる方が多いのではないでしょうか。そこでお勧めするのが以下の3つの参考書です。
これならわかる!ナビゲーター世界史B1~4(鈴木敏彦/山川出版)
講義系の参考書は多くありますが、読みやすさと内容の充実度に関してナビゲーターは群を抜いています。分冊になっていると少し多いな、と感じる方もいるかもしれませんが一冊ごとの情報量の配分が適切なので、一冊に情報が凝縮されすぎているようなこともなく、かなり易しく読めるはずです。
角川まんが学習シリーズ『世界の歴史』1~20巻
世界史の大枠を掴む方法として、教科書や講義系の参考書が肌に合う人であれば問題ありませんが、どうしても本を読むのが苦手で時間がかかってしまうという方には、漫画で世界史をざっくり理解することを推奨します。漫画であれば、視覚イメージも湧きやすく、読み進めやすいため大枠を固めるには有効な方法です。しかし、盛り込める情報が参考書よりも限られてしまうため資料集などと併用して活用すると良いでしょう。
演習教材はコレ!
大学入学共通テスト世界史トレーニング問題集(山川出版)等各出版社の共通テスト対策問題集、あるいは昨年度の過去問の利用がおススメです。共通テストでは資料読解が必要とされる問題形式になっているため一問一答などで補える単発知識では不十分なところがあると考えられます。より実践に近い問題集で演習を行い、インプットした知識を適切にアウトプットし、本番に備えましょう。
勉強の進め方
人によって勉強方法の向き不向きがハッキリ分かれるのが世界史の恐ろしい所です。
世界史を物語の様に流れで学習できている、という人はあとはここから演習を通して細かい知識の補強や因果関係の把握に努めれば本番までにより点数を伸ばすことが可能でしょう。
一方、ここにきて単発の知識は頭にあるが流れとして歴史が繋がらない、という人も多いのではないでしょうか?このタイプの人たちは焦って演習を始める前にまずは何らかの方法で点の知識を線でつなげましょう。この何らかの方法というのも人それぞれ合う合わないがありますので「これが絶対におススメ!」と言いきるのは難しいですが、例としては漫画を利用して流れを掴んだり、一連の世界史のイベントを自分なりに文章化してまとめたり、年号で歴史の前後を把握し因果の理解につなげたり等…これは各々自分のやりやすい方法を探すのが一番いいと思いますが、この時期でそこまで時間を掛けられない、という人には前述の参考書や漫画を利用することをお勧めします。
直前にすべきこと
共通テスト直前にすべきことは質の良いアウトプットです。
暗記系科目である世界史に於いて、覚えたことのアウトプットが重要なのは皆様もよくわかっているかと思います。資料読解などの必要性から単発の知識だけでは不十分であることが共通テストの特徴ですので、一問一答系の問題集だけでなく、共通テスト用の対策問題集や過去問を解き、知識を活用したアウトプットを心がけ、本番でいかなる問われ方をされても対応できるようにしておきましょう。
まとめ
教科としては楽しい、しかし試験が手強いのが世界史。
とはいえこの時期に心を折るにはまだ早いです。自分に合った勉強法さえ見つかれば直前期からでも点数を上げられるのが受験世界史の魅力でもあります。
世界史は、知識量に恐れず、知識を覚え使うことを楽しんで、本番当日まであきらめずに学習し続けられれば必ず伸びます。
皆様の健闘を祈っています!!
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