こんにちは！武田塾北千住校です！
今回の内容は、「thatの用法」です！
みなさんはthatの用法を正しく理解できているでしょうか？
英語を勉強していてthatを見ないときはないというほど、とてもよく出てくるこの単語ですが、しっかり使い方はわかっていますか？
中学英語から出てくるとても基本的な単語ですが、基本的であるがゆえに用法をあまり意識せずに使っていたり、一度習っても忘れてしまう人がいるようです。
今回は、このthatの代表的な用法について簡単に見ていきたいと思います。
以下では例文を見ながら用法を考えてもらいますが、全て分かっていれば基本用法は定着していると言えるでしょう。
まずはすぐに分かるものから順に見ていきましょう。
・Can you see that building?
このthatはみなさん分かりますね。「指示形容詞」のthatで、「あの～、その～」と訳されるものです。この文では、名詞buildingを修飾しています。
・Do you remember that?
こちらのthatは「代名詞」で、すでに分かっていることを指すときに使われますね。
もちろん、中学校で習ったように、thisに対して少し離れたものを指すときにも使われますよ。この文では動詞rememberの目的語（O）になっています。
また、二つの選択肢があるときに、thatで「前者」、thisで「後者」を表現することもあります。
・This is the only company that produces these goods.
この文のthatは「関係代名詞」です。もちろん先行詞は直前の名詞companyで、that自体は関係代名詞節内の主語（S）として機能していますね。
この関係代名詞のthatはみなさん比較的気づき（見抜き）やすいようです。
関係代名詞に関する説明自体は、文法書や関係詞に関するブログを参照してください。
・I think that he can pass the exam.
さてこの文中のthatですが、品詞は答えられますか？
これもおそらく中学校の時から知っているthatの使い方の1つでしょう。また、英作文でもこのthatを使ったことが一度もないという人はいないのではないでしょうか？
しかし、「このthatの品詞は？」と聞くと、意外と答えられない方が多くいるのです。
このthatは「接続詞」です！
この接続詞のthatというのは節を導いて、様々な使われ方をするものなので、知らなかった人は良く勉強しておきましょう。
この文では、thatがexamまでの名詞節を導いて、動詞thinkの目的語（O）になっています。
それでは下の文中でのthatの働きを考えてみましょう。
①It is true that we have finished this project.
②We were so tired that we went home soon.
③Does he know the fact that the accident happened in this area?
①～③の文中のthatですが、全て「接続詞」のthatです。
まずは①ですが、接続詞のthatがprojectまでの節を導いています。また、その働きについてですが、itが形式（仮）主語と呼ばれるもので、その中身である真主語がthat節になります。ですから、このthat節は名詞節ということになります。
次に②です。これは「so～that．．．」構文として形を暗記している人がほとんどでしょう。
しかし、このthatにもしっかり役割があります。
まずthatは接続詞で文末のsoonまでの節を導いています。ではこのthat節の役割は何でしょうか？これは副詞soを修飾する副詞節です。ちなみにsoはtiredを修飾しています。
程度を表すsoが、「どの程度なのか」を詳しく説明しているのがこのthat節になります。
最後に③ですが、これはいわゆる「同格のthat」を呼ばれるものです。
基本的に「同格のthat」というくくりで説明されますが、文法上は接続詞という分類になります。
この文ではthe factの中身を説明しています。
いかがでしたか？
今回はthatの基本的な用法について見てきました。
特に接続詞のthatは色々な使い方がありますので、文法書でよく確認しておきましょう。
それでは次回もお楽しみに！
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