こんにちは!武田塾北千住校です!
今回は「前置詞」について見ていきたいと思います!
前置詞は文内容を充実させるうえで、とても大事なものです。
前置詞を理解することで英文をより正しく読めるようになりますし、また上手く使うことで良い英作文を書くことも出来るようになります!
それでは前置詞の基本をおさらいしていきたいと思います!
今回は問題を見る前に、前置詞の大原則を強調しておきたいと思います!
『前置詞は必ず名詞をセットで機能する』です!
これは絶対に忘れないようにしましょう!
英文を正しく読む練習をする際に、生徒にはよく文の構造を考えてもらうのですが、ここで意外と多い間違いが、前置詞とその後ろの名詞を切り離してしまうというものです。
そうすると前置詞の性質上、前置詞そのものと後続の名詞の機能を正しく捉えることが出来なくなってしまい、その英文の解釈も間違えてしまいます。
逆に言えば、この大原則が分かっていれば品詞の判断がある程度正確に出来ますので、英文もより正確に読めるようになります。
例えばasという単語がありますが、後ろが名詞(の固まり)であれば前置詞ですし、SV…と文構造が続けば接続詞ということになります。
またonも、後ろが名詞なら前置詞ですし、後ろに何もなければ副詞ということになります。
このようにこの原則1つで文全体を正しく把握できるというわけではありませんが、ある程度のまとまりごとに把握できるようになれば、それだけ正確な解釈に近づいていきます。
それでは問題を見ていきたいと思います。
各文中の下線部の品詞を答えなさい。
1.He has changed completely since that accident.
2.We have known her since she was a child.
3.We watched the movie before dinner we had at that French restaurant.
4.He has been sleeping on for ten hours.
5.You should turn down his offer.
正しく見分けられたでしょうか?
それでは正解を見ていきましょう!
1.前置詞
sinceの直後にはthat accidentという名詞しかありませんから、このsinceはもちろん前置詞になります。この文では、since that accidentという前置詞句がVであるhas changedを修飾する副詞句として機能しています。前置詞句は他の要素を修飾するものですから、この固まりがどこを修飾しているのかを正確に判断することも重要ですよ。
2.接続詞
この文のsinceは後ろにSVCと文が続いているので、接続詞だと判断できます。もちろん接続詞sinceからchildは主節を修飾する副詞節です。
3.前置詞
この文のbeforeは前置詞です。一見長い固まりが続くので、接続詞と間違えないようにしてくださいね。beforeの後ろには名詞dinnerがあり、その後ろのweからrestaurantはdinnerを修飾する関係詞節です。つまりdinnerからrestaurantまでが1つの名詞の固まりになっています。よって、このbeforeは前置詞と判断できます。
4.副詞
このonは副詞です。仮に前置詞であれば後ろに名詞が必要ですが、この文ではfor ten hoursと前置詞句が来ています。もちろん前置詞句は名詞にはなりませんから、このonは前置詞でないことが分かります。副詞のonは「V + on」と使うことで「Vし続ける」という意味を表すことが出来ます。このonの使い方は覚えておきましょう。
5.副詞
この文中のdownは副詞です。直後にhis offerという名詞があるので前置詞だと思ってしまった方もいるかもしれませんね。まずturn downで「~を却下する」という他動詞になります。このように動詞+副詞=他動詞となるものに気をつけましょう。また、目的語が代名詞の時はturn it downのように挟まなければならないということにも気をつけましょう。
いかがでしたか?
今回は前置詞の大原則と、品詞の判別方法(前置詞かどうか)を確認しました。
前置詞句の範囲と機能の判断を正確に出来るようにしていきましょう!
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