南海高野線北野田駅から徒歩5分!自学自習でおなじみ、武田塾北野田校です。
今回は前回の続きです。
前回は「受験勉強」を始めるタイミング、大学受験が人生を決めてしまう大きな要因であることをお話ししました。
今回は「なぜ3年生になってからでは遅いのか」と「高校生活の中での勉強方法」、成績を上げるためのマインドセットについてツラツラと書いていきますね。
高校3年生は忙しい
序章でも話しましたが、3年になってからでは遅いのです。その理由の一つとして挙げられるのが「高校3年生は忙しい」ということです。
どのくらい忙しいのかを高校1年生~3年生までの一般的になスケジュールを一緒に見ていきましょう。それぞれの学年での注意点も一緒に書きますので是非見てください。
高校3年間のスケジュール
高校1年生
高校1年生は基本的には時間があります。定期テストでどのくらいの順位の生徒が大学に進学しているかを先生に聞き、それを目指すと良いでしょう。
勉強は定期テスト中心でOKです。
部活動を本気で取り組んでいる人は残った時間で本気で勉強に精を出してください。
部活動を通じて「目標に向かって全力で頑張る」習慣・訓練ができ、それを勉強に応用するとうまくいくことが多いです。
高校2年生
文理選択が始まり、本格的に受験を意識しだす頃。勉強の中心はもちろん定期テストで良いですが、そろそろ受験を見据えた先取学習が欲しくなってきます。
特に理科・社会では学習項目が多いこともあり、3年生のうちに終わらないなんてこともあります。時間がある2年生のうちから先取をしてドンドン終わらせていくことが肝要です。
高校3年生
3年生ではほぼ毎月模試を受ける状態になります。大学への出願もしなくてはならず、ものすごく忙しいです。10月~11月あたりから過去問演習に入らなければならない関係上、夏休み終わった段階でほとんど学習内容は頭に入っている状態にしなければならないので、さらに忙しくなります。
GWあたりに志望校の過去問に触れておきたいところ。まともに解けないでしょうけれど、そうすることで「やっべ」と危機感が芽生えるはずです。問題の構成や時間配分などもちょっとそこで考えられると良いでしょう。
出願については余裕を持ってかなり早めに済ませておくことをオススメします。「まだ大丈夫」なんて思っていたら出願期間が過ぎてしまって受けられなくなってしまったりもします。ここは要注意です。
高校1年生、2年生の時間がすごく大切
勉強の基本は「定期テスト」
何度も書いているように、勉強の基本は定期テストです。定期テストをベースに勉強を進めることで、中期的な目標ができ、継続がしやすくなります。
また、大学入試問題の試験範囲は学校の教科書範囲全体であることから、学校の内容をまずは出来なければならないことも自明でしょう。
「平均70点は取る」「150人中50番以内に入る」など、具体的な目標を設定して取り組むことも重要です。
まずは中期的計画から日割りの計画を作って実行
例えば次のテストまでの期間が22日だとします。その場合、まず以下のように中期目標を立てます。
1~14日目 学習内容の復習
15~20日目 ワークやプリントでの問題演習
21日目 暗記科目での抜け確認
この場合、概ね7日や6日のセットで考えます。この計画を立てるときにはもちろん科目ごとにいつやるのか、どの分野をどのくらいやるのか、なども一緒に計画に組み込みます。
計画通りにいかないことを恐れてはいけません。基本的に計画なんてものはその通りに行かないものです。うまくいかなかったときにどう対処するのか、こちらの方が大切ですし、失敗から学ぶことも多くあります。
次にもっと細かい計画についてです。
6日間ワンセットで計画して「復習を多くとる」
勉強の1サイクルは6日間です。
4日間内容を進めていって、2日間はその復習に充てます。なぜかというと、人間は一度身につけたことでもすぐに忘れてしまうから。
勉強内容を「忘れてしまうもの」と意識づけることで、「忘れてないかな、心配だな、復習しよう」と復習の習慣がつきます。
これを最初から意識に任せようとすると挫折しますので、まずはシステム化することでこれを習慣化していきます。
学校の勉強、受験勉強なんてものは「どんだけ復習して頭に詰め込んで忘れにくくしたか」がモノを言います。すべては努力で解決できるのです。ただ、努力の仕方を間違えるとうまくいかずに挫折してしまうというだけなのです。
成績がいいやつは授業時間を活かしきっている
「成績がいいやつは塾行ってる奴」みたいなレッテル貼ってません?それは半分あたりで半分はずれ。
「予習」と「復習」が何より大切
「本当に成績がいいやつ」は「予習・復習」を必ず行っています。
教科書での予習は難しいのでわかりやすくまとまった参考書を軽く読んでおき、何をするのか、どんなことに注意すべきか、覚えるべきことは何かを把握しておきます。
授業は「聞いて理解する」ターンと「それをノートに書き留める」ターンの2ターン制で進行します。
授業を聞き終えたら不明瞭な点などを質問したりして必ずわかっている状態に仕上げます。
これを実践している人はほぼ成績がいいです。
ノートが「丸写し」になるのは断固阻止
ノートが「板書の丸写し」になっているのは絶対にダメ。
先に書いたように、「目・耳・頭を使って理解する」そのあと「手を使って書き留める」の2ターンで進めなければ頭に残りません。
また、「教科書や資料集の〇〇を見てください。」や「ここ重要だからねー」など授業中板書に書き留めないところも書き留めておかないと、復習する時に忘れてしまったりわからなくなってしまいます。
あくまでノートは「授業の再現が出来るもの」であることを意識してください。
「キレイなノート」は特に必要ありません。色ペンを多用してカラフルでかわいくしたり、硬筆の習字教室バリのカチっとした文字を書く必要は全くないです。時間の無駄です。そんなことに時間を使うくらいなら赤ペンとシャーペン、せいぜい使ってももう一色くらいに絞り、書く時間を極力減らして理解と聞き漏らしや書き洩らしがないことを優先してください。「読める字」で書けば良いのです。
授業で理解したものを定着・練習するために問題集を使う
授業をしっかりと2ターン制で受けた後はその内容を頭に留めておくために「問題集を使って演習を行う」「忘れている内容を暗記しなおす」、要するに「復習する」ことが大切です。
これをしなければテスト前1週間になって見直してもほとんど覚えていませんからいわゆる「やりなおし」になり、時間がいくらあっても足りません。頭に残っていないので塾に行って同じ内容をまた聞き直すことになったりしてお金と時間が浪費されていきます。ものすごく無駄じゃないですか?今からでも遅くありません。復習を必ず行ってください。
「予習」にも「復習」にも参考書が相棒になってくれる
教科書では予習も復習もやりにくいです。「教科書」というものは「先生が補足説明する前提のもの」であることを予めわかっておく必要があります。
なんで世の中に「参考書」と呼ばれるものがたくさんあるのでしょうか。答えはこれです。「教科書では予習も復習も出来ないから」です。
極端な話「教科書なんていらない」んです。ただ、文部科学省で設定されている「大学入試試験範囲」が「教科書に書かれている内容」であることから、仕方なく教科書が存在します。(最近は教科書の質が上がってきましたが、それでも足りません)
わかりやすい参考書を使って予習を行い、解説が丁寧な参考書を使って問題演習を行う。学校のワークで追加問題演習を行えばほとんどわからない問題は出てきません。出題されうる問題パターンは問題集の中にすべて書いてあります。これをすべて「出来るようになる」ことで高得点が可能になるのです。
成績UPマインドセット
「塾に行けば成績上がるっしょ」は今すぐ捨てろ
「〇〇ちゃん塾に行って成績上がったって言ってるし、ウチも塾行ったら大丈夫」
という思考は今すぐ捨ててください。
成績が上がるのは「できる問題が増えるから」であって「わかりやすい授業を受けたから」ではない。
塾で行われる授業では「わかる」に特化していて「できる」までつながりません。
なぜなら、「できる」ためには問題演習が必要不可欠であり、授業時間外にやり直すことで初めて出来るようになるから。
分かりやすい授業を受けて「わかった気になる」ことが一番危険です。必ず問題演習を行い、暗記も同時に行ってください。そうしなければお金をドブに捨てているようなものです。
授業で出来ることは「わかる」まで。「できる」までもっていくのは自学自習時間
繰り返しますが、「できる」まで練習してください。暗記をしてください。
これは授業時間内には出来ません。やろうと思ったら毎日3時間~4時間塾の授業を取って、自分専用の先生を隣につけ、常に見てもらいながら行う必要があります。…これいくらかかりますか?
現実問題出来ないことをツラツラ言っても仕方がありません。成績が上がるのは授業時間中ではありません。自学自習時間中なのです。
くだらないプライドは今すぐ捨てろ
「何もしなければ高校入学時の偏差値ー10より下」が大学受験での偏差値だと思え
高校入試時の偏差値は「大学に行く予定のない子も含めた母集団」にいるときの数値。「大学に行く子たちの母集団」となれば成績下位層がゴッソリ消えて相対的に自分の立ち位置は低くなります。
一般的に学校で受けさせられる進研模試では高校入試時の偏差値-5、より実践的な河合模試の偏差値では-10以下になることもしばしばです。
つまり、偏差値64の高校に入学して勉強に特に力を入れずのほほんとしていると54以下、ヘタすると45以下になっていることも。
いわゆる「落ちこぼれ」になってしまいます。
自分が出来ないことを認めろ
「高偏差値高校にいるんだからこんな参考書やらねぇぞ」と自分の基礎がボロボロであることを認めず、頑なに拒否してしまう人が一定数います。これは非常にもったいない。
高偏差値高校に入学できているくらいの頭をもっていながら、それを活かすことが出来ないから。
くだらないプライドを持ち続けて、いきたい大学にも行けず、結果就職で苦労して、…なんてこともザラにあります。
そんなものは捨ててしまえ。持っているだけで損です。出来ないことを認めて素直にアドバイスに従って行動すること。社会人になっても非常に大切なことです。
中学校から出来ていないなら中学校から勉強しなおしなさい。小学校からなら小学校の内容から始めなさい。近道なんてものはないのだから。
「頭悪いから出来ない」はウソ
「私頭悪いから無理やわ」と耳にすることがしばしばあります。これは噓つきの言葉です。(ワ〇ミではありませんよ)
「勉強したくない」ことを正当化したいために吐く嘘です。
少なくとも大学受験までの勉強というものは誰がやっても身につけられるものです。学校での成績、大学入試での偏差値、このあたりは全て「努力をどれだけ積んだか」の結果に過ぎないのです。もちろん偏差値50に到達するためにしなければならない努力量は人によって違います。しかし、誰でも到達できるようにシステムが作られています。
脳に致命的な欠陥を持っている人に限ってはその限りではありませんが、その場合お医者様から告知されているはず。それがないあなたは絶対に出来るようになるんです。
そのためにはまず自分の脳をだます必要があります。
「やったら絶対出来る」と言い続けろ
ヒトの脳は非常に騙されやすく作られています。
女の子に毎日「かわいい」と言い続けてください。そのうち本当に「かわいく見えてきます」。
男の子に毎日「ステキ」と言い続けてください。そのうち本当に「ステキに見えてきます」。
副次的効果として言われた相手も、「かわいいと言われ続けてるからもっとかわいくなりたい」「ステキって言われちゃったらもっと頑張りたい」とそちらの方向に努力を始めます。そうすると本当にそうなる可能性も見えてくるわけです。(引き寄せの法則)
これは勉強についても同様。
そもそもとして「勉強はやったら必ずできるようになる」のですが、これを毎日自分で声に出して言い続け、出来れば周りとも言い合ってください。そうすると、脳が「あ、俺はやったらできるんだ」と判断してそちらの方に動き始めます。「〇〇大学(志望校)に受かる!」と言い続けても同様の効果があります。「その大学に合格するためには何をしたらいいか」という思考が働き始めます。
出来れば毎日同じタイミング同じシチュエーションで言うと効果が高いです。朝の歯磨きの間とか、自学自習を始める直前とか。日課にしてしまうわけです。
そうして結果が伴ってくると本格的に「やったらできる」とわかり、言葉が本当になり、言霊となるわけです。
まとめ
高3は忙しいから高1・高2の間に計画を立てて努力を積み重ねろ
勉強の肝は「復習」である
授業を活用できる奴のマネをしろ
勉強が出来るようになる=自分の努力
言い訳してないで正しい努力をしなさい
いかがでしょうか。今から出来ることがたくさんあったと思います。是非実践してください。
前回よりも少し具体的になりましたが、もっと細かく、科目ごとの推奨参考書や勉強の進め方、どんなことが出来るようになればよいかなどの部分を次回掘り下げてお話ししたいと思います。
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