皆さん、こんにちは!
武田塾岸和田校です。
いつも冒頭で世間話のようなものをしているのですが、今回は小噺をさせていただきます。
よく学生の皆さんは「この勉強って意味あるん?」「将来、役に立つん?」という疑問を抱きます。
無論、私もその一人でした。しかし、ある経験をきっかけにその疑問に対する回答を見つけました。
それは、「結果論だよ。」という言葉です。
私は受験生の時、国際学部や外国語学部といった英語を主とする学部を志望していました。
そのため、英語に対するモチベーションが高く、早々に「システム英単語」を終了させました。
その後何をしたのかというと、「ターゲット」に手を出し、最終的に「英検準一級 パス単」にまで手を出しました。
もちろん、全てはどんな内容の英文が来ても対応できるようになるためです。
しかし、実際はそこまで覚える必要はありませんでした。結果的には無駄な時間を過ごしたという事です。
でも、おかげで英検準一級は難なく取得できました。
つまりは、どんな勉強でも自分次第で活かすことも無駄にすることも出来るという事です。
だから、冒頭の疑問に対する答えは「結果論だよ。」という事です。
しかし!10月の今、学校型推薦入試(旧名 公募制推薦入試)まで残された時間は少ないです!
出来る限り無駄なく、残りの時間を過ごしてほしいです。
ということで、今回は試験直前に行ってはいけない勉強3選を紹介します!
受験を控えている方は是非一度、目を通してください。
それでは、最後までお付き合いください!
①新しい参考書を始める
この時期に新しい知識や能力を身につけ、それを自分に定着されるにはあまりに時間がありません。
受験直前になると、精神的にかなり焦りが出てしまいます。
そのため、新しく講義系の参考書を購入し、問題に取り組むという方がいます。
しかし、今すべきことは出来ることを増やすという事ではなく
今出来ていることの練度や精度を上げていくという事です。
より具体的に言えば、文法事項の復習をしたり、数式の確認。
そして、それを正常に使えるかの確認。
最後は、ケアレスミスを減らすために見直しをする習慣をつけることです。
残り時間は少ないですが、時間がないわけではありません。
過ごし方次第です。
新たな知識や能力を身に着けるには少ないですが、復習の期間に充てるなら十分な時間です。
ケアレスミスで失う1点、2点は皆さんの想像以上に大きなものです。
その1点、2点で合否の決まるのが入試です。
1点で泣くのか笑うのかは見直しにかかっているといっても過言ではありません。
②同じ過去問を何度も解く
同じ過去問を何度も解くという人が少数ではありますが、いらっしゃいます。
「なぜ、何度も同じ過去問を何度も解くの?」という質問に対して、
「前回間違えたので、復習のつもりで解いています。」と答えます。
これはある意味では正解ですが、ある意味では間違いです。
間違えた問題のみ復習に取り組んでいるならば、正解です。
しかし、最初から最後まで全ての問題を解き直しているならば間違いです。
そもそも、過去問は問題傾向、問題との相性を把握し
苦手な分野と得意な分野を判断するための材料でしかないからです。
つまり、どのようにして試験本番を戦うのかを考えるためのツールに過ぎないという事です。
なので、試験本番に向けて、自分の弱点を理解し、解消するために過去問対策を行うのです。
1度解いた過去問の得点率をいくら上げたところで、あまり効果は見込まれません。
初見の過去問で点数率が高いの素晴らしい事ですが、1度解いた過去問という所が問題です。
ある程度の内容も答えも頭に入っているはずですので、そこで点数率が上がって一喜一憂するには違うと思います。
同じ過去問を何度も解くのではなく、同じ過去問の間違えた問題のみを復習するようにしましょう。
③入試直前に新しい過去問を解く
過去問は最低でも5日前までには解き切ってください。
よくあるのが、入試前日に最新の過去問を解こうとする受験生がいます。
最後の力試しや直前に試験慣れしたいという意図があるのかもしれませんが、
この過去問への向き合いかたは、全くお勧めできません。
なぜなら、その過去問の結果が良くても悪くてもマイナスな面しかないからです。
過去問の結果が良い場合
仮に過去問の結果が良いと、変に自信過剰になってしまう可能性があります。
過去問はあくまでも過去問です。
急に問題が難化する可能性も十分にあります。
②でも話しましたが、過去問は過去のデータに過ぎません。
過去問の出来に依存するのは良くないです。
過去問の結果が悪い場合
こうなってしまうと本当に最悪です。
入試が始まるよりも先に、試験問題に対してマイナスイメージから入ることになります。
それも、最後の力試しという意図で問題に取り組んで、結果が悪いともう最悪ですよね。
「やっぱり、実力が足りてないのか。」「全然実力ついてないやん。」
などマイナスな思考に陥ってしまいます。
これは仕方ありません。
だから、直前に解かないでください。
試験当日に最悪なモチベーションで試験に臨めば、実力は発揮できません。
それに、受かるはずだった大学にも受からないという事が起きてしまいます。
ですので、もう一度言いますが、試験直前に過去問荷は取り組まないでください。
それに、その過去問の見直しや復習に取り組む時間が少ないというのも問題です。
解いて終わるだけの過去問に意味はありません。
しっかりとした見直しと復習に取り組んでこそ、過去問対策は完成します。
最後に
いかがでしょうか。
学校型推薦入試(旧名 公募制推薦入試)まで一ヶ月を切っているので、何をすべきで
何をすべきでないのか気になり始める頃だと思います。
この感情を抱くのは至って正常な反応です。変に気負う必用はありません。
誰しもが、経験する感情です。
大事なのは、そこからどう行動するのかです。
今回紹介したNGな勉強は出来る限り参考にして、残りの期間を過ごしてほしいです。
最後まで、必死に頑張りましょう!
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