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共通テストとセンター試験の違い ~文系科目編~

こんにちは武田塾岸和田校です!

今回は、共通テストはセンター試験とどう変わるのかをお話したいと思います。

 

前々から、共通テストでは従来のセンター試験より思考力・判断力・表現力を問う問題が増えたり記述が出てくると言われているのですが…

具体的に、何がどう変わるのかってあんまり分からないですよね?

 

ということで、このブログではPart1として文系科目についてどう変わるのかをお話したいと思います。

理系科目編はこちら↓

共通テストとセンター試験の違い ~理系科目編~

 

わかっている事

科目別に進む前にもうすでにわかっていることをお話したいと思います。

・国語と数学の記述はなくなる
・4技能試験はなくなる(英検など)
・国語と英語の試験時間は変わらずそのまま
・数ⅠAのみ60分→70分に試験時間が増加。配点は同じ。

このあたりは2020年2月上旬に判明していることなので、ご存じの方も多いかと思います。

ではここからは、科目別に解説していきます。

 

英語編

 

《配点》

センター試験は筆記200,リスニング50を圧縮して200点、共通テストは筆記100,リスニング100の合計200点

従来よりリスニングの比重が増加

 

《筆記の概要》

大問数はいままでと同じの6問

ただ、発音アクセント、文法がなくなり全てが長文になった

内容はWebサイト、ブログ、雑誌、メモなど生活に密着したテーマが多くなる

大問が進むほど難しくなるが全体的には易化

設問形式が変わっているので共通テスト対策が必要

高得点を狙いに行く場合相当な速読力が必要

 

《リスニングの概要》

大問数は4問→6問に増加

大問が進むほど難化、読まれる回数も前半は2回、後半は1回

問題の傾向を知っていないと解けないものが多く、1問目の正答率が他より低く、2問目以降が他より正答率が高かった

問題に出てきていない情報を問われる(音のひっかけ、言い換え、推測など)

全体としては難易度は同じぐらいだが、形式を詳しく知っている方が有利になる

純粋にリスニング力だけでなく、傾向と対策をしっかりとる必要がある

 

国語編

 

《配点》

今までと変わらず現代文100、古文・漢文100の合計200点

 

《現代文の概要》

①「評論」②「小説」→①「論理的な文章」②「論理的な文章と実用的な文章」③「詩とエッセイ」と大問数が1つ増え、出題される文章もより幅広くなった。

図表やデータから読み取ったり、文学的な文を読ませる場合もある

施行調査では小説はなかったが出る可能性は十分にある

本文を読み取るよりも、表現の意図やあり方を説明する問題が増える

2020年のセンター試験は共通テストの方向性で出されていたのでしっかり研究しておく

問題の傾向が変わっているため慣れていないと時間が足りなくなる

どの選択肢が「正しいか」ではなく「ふさわしいか」を問うているので相当な対策が必要

 

《古文・漢文の概要》

問4はセンター試験と同じような傾向

設問数は減ったが設問が長くなっている(教師と生徒の会話など)

問5が大きく変わっており、施行調査では2つの文章を比較するようになっていた

今後は2つの本文を様々な問題にして扱うかもしれない

出題傾向は同じだが、故事成語や四字熟語の暗記だけでなく背景の知識、成り立ちなども覚える必要がある

知識問題が減る代わりに内容をしっかり把握しないと解けなくなってくる

大問5が大幅に変わったのでその新しい対策が必須!

 

時間的にも厳しく、共通テスト対策をかなりしないと点数を取りにくいものになっている。

 

日本史・世界史編

 

 

《配点》

日本史、世界史共に今までと変わらず共に100点満点

 

《日本史の概要》

出題傾向が大幅に変わるがベースは教科書

①教科書で勉強 → ②施行調査の問題を確認する → ③共通テスト模試等を活用し対策

出題される範囲は変更ない(大問ごとの年代は同じ)が形式が変わる

多面的な視野から回答することが求められる → つまり、従来より思考力が問われ、一問一答的な暗記では対応できない可能性がある

センター試験以上に深く考えさせる傾向にあり、推察や類推をさせる問題が増えた

教科書等に無いデータを提示しそこから考えさせる問題が多い

 

《共通テストの対策(日本史)》

基本は教科書をしっかり読み込む!

特に、地の文(意義、背景、経緯等)を重視しながら、文化史や外交史についても考え、読み込む

共通テストは、グラフや絵などを活用し問題で聞いてくるため、図表などを手元に置いて勉強するのがおすすめ

用語の数は同じぐらいだが、その用語の背景なども一緒に覚える必要がある

単純に単語を覚えるのでは、困難になってくる恐れがある

 

 

《世界史の概要》

必要とされる用語は減り形式が変わっている

共通テストでは、リード文を読み取りそこから回答する問題に

具体的には、会話形式やプレゼン形式、初見のグラフの読みとり等

日本史と同様に用語のみの対策では困難に、歴史のうねりを理解することが重要

出来事の背景、原因、結果、経過、影響等

用語集の使い方を変える必要がある

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

センター試験と違い、詰め込み型の勉強は通用せず、基礎固めの大切さがより一層際立っている気がします。

 

現段階で出来る対策としては、共通テスト対策をしつつも教科書の内容をしっかり読み込む(特に日本史、世界史)事が大切になると思います。

 

共通テストに対して不安な方、対策はどうすればいいのかなど勉強の悩みや相談がある人、それ以外にも疑問や質問のある方は是非、武田塾岸和田校にお越し下さい!

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