こんにちは！
偏差値３０台・E判定からの逆転合格が専門
大学受験予備校・個別指導塾
武田塾錦糸町校の坂倉です。
さて今回は先日行われた面談でのエピソードをご紹介させていただきたいと思います。
模試での実績に課題あり、、、
墨田川高校既卒のＫ君は4月から武田塾で継続して勉強を頑張ってくれており、各参考書しっかり高い完成度で進めてくることができます。
しかしそんな彼でも一つ懸念事項が。。。
模試での成績って関係ありますか？？
相談などでもよく聞かれるこの質問。確かに皆さん受けた模試の結果は気になりますよね。
そんな質問に対してはおおよそ「関係ない」とお答えしているのですが、これには様々な意味があります。
①合格判定
受験生がよく気にしているのがこれですね。合格判定。
率直に言ってしまうと、これはほとんどあてになりません。さすがにＥ判定の人よりはＡ判定の人の方が受かりやすいと思いますが、ＢかＣかＤかなんて細かいことを気にしていても仕方ありません。
というのもこれからの受験の状況なんて誰にも分からないからです。ＷＥＢで検索すれば偏差値なるものが各社様々な基準で掲載されていると思いますが、これも変動するものですし、サイトによって高低の違いも様々です。
Ｅ判定で全くの圏外になってしまっている場合は出願を再考する必要があるかもしれませんが、判定に踊らされることなく自分の信じた勉強を貫く意思が必要だと思います。
・・・私も最後の模試まで合格した大学も含めほとんどＥ判定でした。
②得点状況
①で説明した通り大学の合格判定についてはあまり意識する必要ありませんが、自身の学習状況から見込める点数を取れていない！という方は注意が必要です。
簡単に言えば、自分で勉強した分野/レベルの得点が出来ていない、という状況です。
これはやった事が点数に結びついていないので、勉強方法や考え方、本番での解き方やメンタル的な試験への望み方に問題があると言えます。
この課題を放置することは本番でも得点できない状況を継続してしまうことなので、しっかり原因を探って何かしらの解決を図っていきましょう。
解答から見る、問題点
今回相談したＫ君の場合は数学のマーク形式の模試で得点が伸び悩んでいる状況が続いてしまっていました。参考書や普段の確認テストの状態から勘案すれば8割程度は取れる見込みが、実際は4割～5割程度になってしまっている状況でした。
そこで解答のプロセスを全部説明してもらいました。
その中で”理解度”と”ミス”の両面をフォローする意味で２つルールを決めました。
●(ある程度)キレイに書く
計算が右のページに移動するときに書き間違えていたり、計算ミスが発覚したときに自分で見ても計算の流れが追えない状態になっており、カバーできていなかったので
●冷静に回答を始める
まずは試験開始と同時に問題の全体像を把握して、取れる問題を取り切る算段を付ける。多少自信の無い範囲が出てきても、慌てずに最大限得点するために必要な情報を正確に素早く読み取る練習をする。
この2つのルールを徹底するため、試験開始時にルールを問題用紙に書きだすことを約束してもらいました。試験時間を割いてでも、「ルールを書く事」をルーチン化することで、落ち着いて問題にあたってもらうためです。
簡単な約束事を徹底する
実はこういった約束は他の生徒ともそれぞれ結んでいます。試験本番で力が発揮できない人は多くの場合試験会場の雰囲気に飲まれたり、試験問題に慌てていたり、何かしら”平常心”で試験に臨めていない恐れがあるからです。
こうして「いつもの行動」＝ルーチン化したアクションを挟むことで、一旦冷静になってもらいたいのです。
なのでこんな基本的なことでも実際にちゃんと書いているかどうかは気にしています。
こんな簡単な約束を守れないのに、数学の細かい約束事を守れるわけがないと思うのです。
皆さんは是非一度模試を振り返ってみて、
見込の点数が取れているか？
→取れていない場合の課題は何か？
→(ミスが無くならないなら)自分ルールを徹底する
という流れで着実に本番での目標得点に近づいて欲しいと思います。頑張ってください。
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