こんにちは!
偏差値30台・E判定からの逆転合格が専門
大学受験予備校・個別指導塾
武田塾錦糸町校の今門です。
6月も終盤、本格的に暑くなってきました。
夏に向けて良いスタートが切れているでしょうか。
今回は武田塾の勉強法における口頭確認の重要性
についてお話しします。
>本番に強くなる口頭確認
そもそも参考書を完璧にすればいいなら、
わざわざ特訓で口頭確認までしなくてもよいのではないか?
と思う方もいるでしょう。
しかし、口頭確認で重視しているのは、
単純に問題を解けることだけではなく、考え方・解き方のプロセスを確認する点にあります。
参考書で訓練できるのは問題の解き方、答案の書き方です。
しかし、答案の根拠が毎回確認されるわけではありません。
参考書、問題文、解答の練習だけをなんとなく続けていると、
「この問題文ではこういう解き方をするんだ!」というパターンだけの練習になってしまい、応用問題では手も足も出なくなってしまいます。
それを誘導するのが口頭確認になります。
武田塾のテストに合格することも、もちろん大事ですが
入試本番において全く見たことのないような問題でも解けるようにするために
口頭確認は非常に重要な作業になってきます。
実際、近年の入試問題は、共通テスト、私立大学一般試験、国立大学個別試験のどれをとっても、
受験生の思考力を必要とする問題が非常に多くなってきています。
これを養うには、普段から問題を解く際の「なぜだろう?」という問題意識が非常に重要になります。
そのための口頭確認なのです。
・実際の口頭確認プロセス~講師視点~
数学の問題を例に、実際のプロセスについて話します。
数学では、たとえ選択式の問題であっても、
問題文からどの知識や公式、定理を使うべきか気づく必要があります。
答案の1行目は、設問を見て自ら思いつく必要があるのです。
それを口頭確認で質問していきます。
「どうしてここから接線の方程式がわかったのか?」
「なぜここでy=f(x)を微分するのか?」
など…
その上で、問題が何を問うているのかを考える。
→3次関数のテーマで解の個数のことを聞いている
→x軸との共有点の個数を見ればいい
というステップです。
・実際の口頭確認プロセス~生徒視点~
口頭確認される生徒側は
「この問題は何について聞いているのか」
「問題が分かっていても何を見極めるべきなのか」
「この問題を解くためにはどの知識が必要なのか」
の二点を聞かれなくても常に考える習慣を付けて欲しいのです。
たとえ解けなかったとしても、このプロセスを自分の言葉で考えることで、
参考書の解答例の知識だけではない、生きた自分の思考回路として身につけることができるのです。
>本番に弱い人のパターン
口頭確認は、テストの点が良かったとしても意外と出来ていない人が多く、そのパターンとして
まずは解説を見る
→その問題の知識を覚える
→その問題を見て覚えた知識で解く
という状態で勉強をしてしまっています
しかし参考書はそれで解けても
どうしてそれが気付けるのか、問題文のどこからわかるのか…?
ということがわからないため、初見問題では解けなくなってしまいます。
まとめ
今回は数学の例を紹介しましたが、他の教科でも口頭確認を行うと
「本当に理解できているか?」のが確認できます。
ぜひ友達や家族と実践してみて下さい。
他の教科についてなにか疑問がありましたら、ぜひ武田塾に相談してみてください。