こんにちは!
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武田塾錦糸町校の坂倉です。
今回は大きな変更が見込まれる来年度の入試に際して、「早稲田大学」での変更をまとめてみました!!
第2弾です!
第1弾はこちらをチェック→早稲田大学新入試制度について①
今の段階で「早稲田目指して頑張ろう!」と思っている方はぜひ一度ご覧いただきたいと思います。
早稲田大学の基本情報は→早稲田大学商学部に合格する為には
基本方針
早稲田大学では基本的な出題方針は学部ごとに大きく変わってきます。
全学部通して共通するのは
●共通テスト利用入試において、出願時に主体性/多様性/協働性に関する経験をなどをWEbで提出する
●共通テスト利用入試において、およそいずれの学部も英語の総得点中、リスニングの配点が50%程度採用される
点でしょうか。
いずれも従来のセンター利用と同様に9割〜の得点率が必要となる、非常に難易度の高い入試となることは間違い無いので、リスニングでの失点があると大きなマイナス要素となってしまいます。
こちらの対策も必須となっていくでしょう。
では各学部の変更点を少しづつみて行きたいと思います。
法学部
法学部については現時点では
一般入試+共通テスト(センター)利用入試について大きな変更点は無しとなっています。
共通テスト利用入試については従前どおり5教科6科目の総合得点での出願となるので、引き続き国公立上位校受験者向けの入試と言えるでしょう。
一般入試については英語60点/国語50点/選択科目(日本史世界史政治経済数学1科目)40点の合計150点から合否の判定となります。
特徴としては他学部に比べ今までの傾向が変わらない学部ですので、元々の難易度は高いものの、対策自体はしやすい学部と言えるでしょう。
https://www.waseda.jp/folaw/law/assets/uploads/2019/06/e14afeca8ab0d4224fd5c63c16dd113d.pdf
政治経済学部
政治経済学部の一般入試では
「共通テスト」の得点と「学部独自問題」をそれぞれ100点づつの配点の合計で合否が判定される形となります。
まず大きな点としては、共通テストの得点が必須となった点です。
これに伴い早稲田に特化した対策のみで乗り切ることは出来なくなってしまいました。
また「共通テスト」の100点の内訳ですが、英語+国語+数学(1A)+選択科目(地歴公民や理科数学等)で各25点となっています。
注目すべきは数学1Aが必須となっているため、従来は理系科目を全く勉強しなくてもチャレンジ可能だった政治経済学部ですが、21年度入試からは数学も学習してく必要が出てきました。
「学部独自問題」についても現状サンプルが掲出されているのですが、これがまた癖のある問題となる見込みです。
科目名としては”総合問題”を名乗っているだけあって、英語力国語力と数学力を混ぜ込んで試されるような問題となっています。
従前の過去問での対策が難しい+記述式での回答も想定しなければいけない、という点で、対策にはかなり時間を取っていく必要が出てきそうですので、政治経済学部志望の方は入念な準備をおススメします。
https://www.waseda.jp/fpse/pse/news/2019/11/15/11173/
商学部
商学部については大きな変更としては従来のセンター(共通テスト)利用入試がシンプルに廃止となっている点です。
その他一般入試については大きな変更点はないものの、外部試験利用入試が拡充する形となるので、英検準1級(又はTOEFL-iBT 72点以上)の英語に自信がある方は、特別な枠での受験も可能となっています。
但し国語社会(又は数学)については一般問題の対策が必要となりますので、油断は出来ないと考えた方が良いでしょう。
また一般入試においても社会とは全くの別枠で、数学選択者のみで合格者の枠を確保するようなので、(問題自体の難易度はかなりのものとなりますが、、、)文系で数学を選択している方にとってはやや追い風となりそうです。
https://www.waseda.jp/fcom/soc/assets/uploads/2019/03/cce0679157d72b1b5bba31491933afff-1.pdf
国際教養学部
国際教養学部はかなり複雑な変更がなされる形となっています。
まず従前のセンター利用入試については完全に廃止され、一般入試については以下の形で、大きく分けて3つの試験の合計で合否の判定がされる形となっていきます。
「⼤学⼊学共通テスト(国語+選択科目(地歴数学理科から1))」 100点(各50点)
「学部独自試験(科目:外国語(英語))」 80点
「英語外部検定試験(加点方式)」 最大20点加点 ※未提出でも受験自体は可
英語外部検定試験の詳細はこちらをご覧いただきたいと思いますが、英検で言えば2級から加点が入りますので、最低限2級、出来れば準1級(14点加点)や1級(20点加点)まで取っておくことが出来れば、かなるり優位に進めることが出来そうです。
但し学部独自試験の英語については引き続き非常に難易度が高く、筆記力も試される形式なので当然ですが、小手先の英語力では太刀打ちできない印象です。
意外と共通テストの国語と地歴系の配点が高く、ここでミスがあると中々独自試験での巻き返しは厳しいと思いますので、共通テスト対策も入念に(しかも英語以外)をしていきたいところです。
https://www.waseda.jp/fire/sils/assets/uploads/2019/05/2021ad_change_sils_2.pdf
先進理工学部/創造理工学部/基礎理工学部
理系学部については分かりやすく、変更点は無しとの事です。
センター(共通テスト)利用入試や、英語学部試験利用入試も引き続き実施はありません。
まとめ
今回は早稲田大学の入試制度の変更点に後編として残っていた学部をまとめてきました。
皆さんの希望の学部はありましたでしょうか??
変更点ありの学部と無しの学部でかなり方針としてもまちまちで、学部が固定で決まっている人は勿論「とにかく早稲田が良い!=学部にはこだわらない」という方も、そもそも自身の選択科目で受験が可能か?共通テストの受験が必須なのか?どの程度対策した方が良いのか?等、殊、今年の受験については、情報収集力でもかなり有利不利が変わって来そうに思います。
繰り返しになりますが、後半になればなるほど科目の内容の勉強で忙しくなりますので、今の段階で一度志望校について調べておくことをお勧めします。
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