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武田塾吉祥寺校(0422-26-6451) です。
今回は、「『現代文ポラリス2』の使い方」について解説していきます!
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はじめに
こんにちは!武田塾吉祥寺校(0422-26-6451) です!
今回は「参考書の使い方シリーズ」、『現代文ポラリス2』です!
秋になり、そろそろ過去問演習に取り組む生徒が増えてきた頃ですね。
いざ過去問に取り組んでみると、「現代文で思ったより点数が取れない」しかし「なぜ点数が取れないのかがわからない」という生徒は多いのではないでしょうか?
そのようなとき、MARCHレベルの過去問が精選されている『現代文ポラリス2』は非常に使える参考書です。
今日はそんな『現代文ポラリス2』のどこがいいのか、そして、どうやって勉強していくのが最適なのかなどを解説していきます!
『現代文ポラリス2』の基本データ(構成・問題数など)
参考書の基本情報
使い方を解説する前に、参考書としての基本情報を紹介します。
・科目:現代文
・出版社:KADOKAWA
・著者:柳生好之
・価格:1400円+税
・ルート内の立ち位置:MARCHレベル・問題集
参考書の構成
続いては、参考書の構成を紹介します。
本書は問題編と解答・解説編に分かれています。
問題編は大学で実際に出題されたからテーマ別に12題載っています。
過去問の出典は、私立の明治、立命館や早稲田だけでなく、国立の北海道大学などです。
解答・解説編は①解答、②イントロダクション、③本文解説、④要約文、⑤設問解説からなっています。
⑤の設問解説には、各問ごとに求められる能力(思考力、判断力、語彙力など)が明記されているのに加えて、解答に至るまでのプロセスが詳しく述べられています。
『現代文ポラリス2』の使い方 ─躓きやすいポイントを軸にして
文章の抽象度・専門性が高い
最初に指摘できるのは、MARCHレベルの文章自体の抽象度・専門性が高いことです。
『現代文ポラリス2』でいえば、第5回「心という難問」や第9回「擬似科学入門」などが挙げられます。
ここで躓くときには「文単位で何を言っているのかわからない」ということが起こります。
そのようなときには『漢字マスター』や『現代文キーワード読解』を用いて、語彙力、背景知識を頭に入れるようにしましょう。
また自分が受ける学部の頻出分野(例えば文学部であれば哲学、経済学部であれば社会論、科学論など)は多くの問題に触れて慣れておくことが重要です。
本文が長くて、文章構造が複雑
MARCHレベルの問題に取り組む生徒は、基本的な読解のルールは守れていると思います。
そして多くの人が実践しているのは「二項対立」を意識することではないでしょうか。
それはもちろん重要なのですが、MARCHレベルの文章では
・意味段落1で「二項対立」が出てきて、
・意味段落2で意味段落1の「二項対立」の前提を問う
などのように一筋縄ではいかないことが多いです。
『現代文ポラリス2』でいえば、第3回「アート・ヒステリー」や第8回「反知性主義」が挙げられます。
ここで躓くときには、「解答を見た上で本文を読んでも、なぜ解答が正解になるのかがわからない」や「解答編の要約文を読んだら全然自分が思っていたのと違う」と言ったことが起こります。
そのようなときには「二項対立」だけでなく「意味のかたまり」ごとにしっかり区切って、「意味段落ごとの関係」まで考えることが重要です。
また『現代文読解力の開発講座』は上に挙げた「対比構造」と「意味のかたまり」に基づいた読解法を詳しく解説している参考書なので、取り組んでみるのがおすすめです!
解答の選び方が難しい
ここまで問題なく通過している人は、読解力はしっかり身についています。
しかしそれでもなかなか点数に結びつかない生徒はいるのではないでしょうか。
そのような人は「なんとなく本文に書いてあった選択肢を選ぶ」という人が多いです。
しかしMARCHレベルになると「本文に書いてあるけど、質問に答えていない」や「本文に書いてあることに加えて、書いていないことが述べられている」など選択肢の吟味が難しくなります。
そこで「選択肢の要素一つひとつが本文に書かれているか」の点検をするようにしましょう。
そして選択肢の「どこが間違っているか」までをしっかり記入しておき、解説を読むようにしてください。
これができるようになったら、あとは制限時間内にその力を出すためのトレーニングをするのみです!
1週間の進め方
現代文はとにかく復習が命です。
この時期になるとスピードを意識する生徒が多いですが、読解力・解答力があやふやなのにスピードを上げようとしてもうまくいきません。むしろ正確な読解・解答を何度も繰り返すことで、徐々にスピードも上がってきます。
そのため『現代文ポラリス2』は復習に時間をしっかりかけるようにしましょう。
復習までは時間を空けない方が良いので「4日進んで2日戻るペース」ではなく、「6日進むペース」がおすすめです。
現役生であれば「2日に1題」、浪人生であれば「1日1題」を目安にすると良いでしょう。
他教科とのバランスや自分の力量を見極めて、オーバーワークにならないようにしてください!
『現代文ポラリス2』が終わったら・・・
ここまで、『現代文ポラリス2』の使い方・進め方を解説してきましたが、ここからは、次にやった方がいい参考書を紹介します!
『早稲田の国語』
『現代文ポラリス2』を「要約が正確に書くことができて、解答の根拠も本文中から的確に抜き出すことができるようになったら」MARCH系列の過去問で合格点を取ることができるでしょう。
そんなあなたには『早稲田の国語』がおすすめです!
文章の難易度や解答の吟味はより微妙になってきますが、やるべきことは今までやってきたことと同じなので、こちらの参考書も復習を大事にして進めていってください!
まとめ
今回は、「『現代文ポラリス2』の使い方」について紹介していきました!
共通テストで8割取りたい!MARCH系列を受験する!生徒は『現代文ポラリス2』を徹底的にやりこんで、どんな問題にも対応できるような現代文の力を身につけてください!
ですが、「現代文って何を勉強すればいいの?・・・」「一人で現代文の勉強をするのは不安・・・」
というような方もおられるのではないでしょうか?
そんな時は是非!武田塾吉祥寺校(0422-26-6451) にご相談ください!
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