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1.5教科受験

 

 

『1.5教科受験』という言葉を聞いたことがあるだろうか?

大学受験の教科と言えば、私立文系なら英語・国語・社会(選択)、私立理系なら英語・数学・理科(選択)というのが一般的だろう。

 

しかし、大学受験には2教科で受験できる大学が多数存在しているのは意外に知られていない。

中には1教科だけで受験できる大学もある。

 

では『1.5教科受験』とはどういうことなのだろうか?

 

一言で『国語』と言っても『現代文・古文・漢文』の3つに分類される。

以前このブログでも触れたことがあるが、『配点ウェイト』の話を覚えているだろうか?

実は1つの教科内にも『配点ウェイト』は存在するのだ。

 

一般的な国語の配点ウェイトは、100点満点であれば、現代文が50点、古文・漢文がそれぞれ25点で合計100点となる。

 

この国語1教科の中で、50%(=0.5教科)を占める『古文・漢文を除く=現代文しか出題されない』大学が多数存在するのだ。

 

つまり『英語1教科と国語0.5教科の合計1.5教科で受験できる』ということになる。

 

※1.5教科受験が可能な大学は↓で検索してください。

http://search.keinet.ne.jp/search/option/

なお、上記サイト運営に当校は一切関与しておりません。

『Kei-net(ケイネット)』の運営は河合塾になり、システムに関する利用方法や質問などは当校ではお受けできませんので、予めご了承ください。

 

部活の引退が遅い高校生、始める前から浪人を覚悟してしまっていないだろうか?

もちろん浪人が悪いと言っているわけではない。

長い人生の中で『勉強だけ』に1年を費やせるなんてことは、この先そんなにはないだろうし、経験という意味では無駄ではないだろう。

部活を一生懸命頑張った高校生活も、嫌というほど勉強をした浪人生活も、いつかはどちらも素晴らしい思い出になることだろう。

 

「勉強が好きじゃない」「受験勉強をしたくない」という理由で大学ではなく専門学校や就職に“逃げている”高校生はいないだろうか?

専門学校や就職が悪いと言っているわけではない。

「幼いころから世界一の料理人になるのが夢」「実家の美容院を継ぐ」など理由は様々だろうが、専門学校でしか目指せない夢もあるのが現実だ。

「家計の事情で進学はできない」というのなら、就職して一生懸命仕事を頑張り、家計を助けてあげてほしい。

 

しかし、「勉強をしたくない」という理由で選んだ専門学校で勉強を頑張れるのだろうか?

 

「勉強が嫌い」という理由で始めた仕事が楽しいのだろうか?

その仕事は、本当に自分がやりたい仕事なのだろうか?

 

受験までの残された時間、英語と現代文を頑張るだけで、今よりも将来の選択肢は確実に増える。

なぜなら、「大卒しか働けない会社」や「大卒でしか取れない資格」は多数存在するが、「大卒はできない仕事」「大卒は取れない資格」というのは存在しないのが現実だからだ。

 

将来の夢がまだ見つかっていないのであれば、大学という『寄り道』をして、自分が本当にやりたい仕事やなりたい職業を探してみるのもいいのではないだろうか?

 

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