こんにちは!
武田塾河内松原校です(^O^)/
さて、いきなりですが皆さんは「 参考書を終えるタイミング」についてどうお考えですか?
参考書は一周で十分だという人もいれば、一方で、一冊の参考書を何周も繰り返している人もいると思います。もしかしたら、一周もしないうちに、あるいは手を付けずに、その参考書を本棚の奥の方にしまっている人も多いかもしれませんね(笑)
そこで今回は、参考書を何周すれば、次の参考書に移っても良いのかについて話していこうと思います。
参考書は2つのパターンに分類される?!
ひとえに参考書といっても、実は大きく分けて2種類に分かれます。それは、インプット教材とアウトプット教材です。
インプット教材とは、自分が暗記するために使い、新しい知識を吸収していくことを目的とする教材のことです。例えば、英語の文法書『NEXT STAGE』や、世界史の『ナビゲーター世界史』等がそれに当てはまります。
一方で、アウトプット教材とは、自分が暗記した内容を本当に理解できているのかどうか確かめるために使い、既に得た知識をしっかりと理解し、適切な言葉で表現できているのか確かめることを目的とする教材のことです。例えば、数学の『理系の数学 入試の核心 標準編』や、各大学の過去問がそれに当てはまります。
もっとかみ砕いて分かりやすく言えば、それぞれの科目の性質上、文系科目に関する教材の多くはインプット教材で、理系科目に関する教材の多くはアウトプット教材であるといっても差し支えないと思います。
受験生の皆さんが参考書で勉強する際には、これらの各参考書の性質を理解したうえで勉強することが必須となります。逆に言えば、これらの各参考書の性質を理解したうえで勉強することは、各々の勉強効率を何倍にも引き上げるのです。
参考書は何周するべき??
では、本題に移りたいと思います。参考書は何周するべきなのでしょうか?
これに対する答えとしては、「本人が納得するまで」です。
…なんだそれは??
全然答えになっていないじゃないか!!
そうですね(笑)、確かにこのままでは全然答えになっていません。
なので、ここからは、自分が納得するということに対しての基準の設け方について話していこうと思います。
先ほど、参考書には大きく分けて2種類あると言いましたね。
インプット教材とアウトプット教材です。
まず、インプット教材から話していきましょう。
インプット教材は自分が暗記するために使い、新しい知識を吸収していくことを目的とする教材でしたね。そうです。「自分が暗記するために使い、新しい知識を吸収していくこと」を目的としているのです。
このことに着目していくと、インプット教材では、具体的に何周すればよいのかで考えるのではなく、自分が暗記し終えるまで、新しい知識を完全に吸収できるまで、繰り返し復習することが重要になります。数ではなく、あくまで質の問題だと考えてください。
ここで、一つ問題が出てきました。それは、自分がいつまで勉強すれば、暗記できたのか、新しい知識を吸収していくことができたのか分からないということです。
そこで出てくるのが、アウトプット教材です。
アウトプット教材の本質でもあり、その存在意義でもある、「自分が暗記した内容を本当に理解できているのかどうか確かめるために使い、既に得た知識をしっかりと理解し、適切な言葉で表現できているのか確かめる」という性質を利用してあげればいいのです。
インプット教材で吸収した内容にかかわる問題が、アウトプット教材には必ず掲載されています。その問題を活用して、自分の理解度や定着度をはかればよいのです。
このように、インプット教材とアウトプット教材を交互に活用しながら、自分が納得するまで勉強することが、成績UPのコツになるのです。
皆さんもこれからは、「参考書OO周したら終わり!」と設定するのではなく、自分が納得するまで、自分がその内容をしっかり理解できたと胸を張って言えるようになるまで、復習することを心がけていきましょうね!!
最後に
いろいろ話しましたが、参考書はあくまで皆さんの勉強を手助けするための道具であって、それをどのようにして使いこなすのかは皆さんの判断にゆだねられます。
今回の記事が皆さんの勉強にとって、少しでも助けになれば幸いです(^O^)/