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大学入学共通テスト 数学ⅡB はセンター試験に比べて易しくなった?

こんにちは!

武田塾河内松原校です(^O^)/

 

今回は前回に引き続き、大学入学共通テスト 数学ⅡBの分析とこれからすべき対策について考えていこうと思います!

前回の記事をまだ読んでいない方はリンクを貼っておくので良ければご覧ください!

前回の記事はコチラ → 大学入学共通テスト 数学ⅠA は問題文がかなり長くなるかも・・・

まずはプレテストの内容から見ていきましょう。

 

大学入学共通テスト 数学ⅡB プレテストの特徴

 

まず出題分野ですが、センター試験と全く同じです。

ですが、常に平均点50点前後であったセンター数学ⅡBと比べると、かなり易しくなったように感じます。

問題の中から数問ピックアップしたので、実際に見ていきましょう。

 

まずはこちらの問題を見てください。

大学入学共通テスト 数学ⅡB

上の問題は三角関数の問題です。

センター試験では頻出であった加法定理・2倍角の公式・三角方程式・三角不等式等からは出題されておらず、三角関数のグラフの問題のみでした。

このような問題はグラフさえしっかり勉強していれば解ける問題なので、三角関数の問題としてはかなり難易度が下がったのではないでしょうか。

 

次にこちらの問題を見てください。

大学入学共通テスト 数学ⅡB

大学入学共通テスト 数学ⅡB

次はセンター試験ではお馴染みの、微積分の問題です。

センター試験の微積分といえば非常に多い計算量が印象的でしたが、今回の問題を見ると、明らかに計算量が減っています。

この分野も難易度はかなり下がったのではないでしょうか。

また、この問題でもグラフの読み取り問題が出題されていました。

データを読み取る能力を重要視しているのでしょうか。

 

最後にこちらの問題を見てください。

大学入学共通テスト 数学ⅡB 大学入学共通テスト 数学ⅡB

これは相加平均・相乗平均の問題です。

この分野は2次試験等では重要な分野でしたが、今までセンター試験では相加平均・相乗平均からの出題はほとんどありませんでした。

さらにこの問題では相加平均・相乗平均の等号成立条件について言及しており、この分野に関する深い理解が必要な問題でした。

これからは今まで出題されていなかった分野もしっかり勉強する必要がありそうです。

 

大学入学共通テスト 数学ⅡB の対策

 

大学入学共通テストに向けて行うべき対策は主に以下の3つでしょう。

・三角関数などのグラフの読み取りの練習をする
・元の関数と導関数の関係を理解する
・今まで出題されていなかった分野もしっかり学習する

ⅠAのように過度に長い文章問題もありませんし、ⅡBはⅠAに比べて解きやすい印象を受けました。

しかし、一つ引っかかるのはセンター試験では定番であった問題が出題されていなかったことです。

複雑な面積計算などの計算量が多い問題が無く、各分野の内容がしっかり理解できていれば問題なく解ける問題ばかりでした。

本当に計算がややこしい問題が出題されないのであれば、受験生の負担はかなり減ることになると思いますが、今後出題されないとは限らないので、対策しておくべきでしょう。

 

 

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